【日常生活】もっと笑うようになった | エーデンが男から女になる過程

エーデンが男から女になる過程

エーデンがMtFだと気づいた時からSRSを受けるまでの感情と行動の変化の記録
生活、思考、態度、言語、その他諸々の事について語っていこうと思います。

 またまたやってきました、女性になり隊予備軍のエーデンでございます。


 毎度ながらタイトル見ると内容は大抵理解できるのですが、また説明します(笑)

 今回は私がMtFだと気づいてから私の日常生活がどう変わったのかについて話していきます。

 

 

 

 まず、正直のところ、あまり変わってません! 


 
 そんな一つ気づいたからってこの18年間続けてきた生活態度が変わるかっての……

 相変わらずアニメみて、相変わらずマンガ読んで笑って


 変わったところは多くないです。



 ですが、変わった部分も当然あります。



 私が、もうタイトルで分かるとは思いますが、もっと笑うようになりました。



 私は昔から周囲からの影響を受けやすい人なんですよ。誰かが「こうだ」と言ったらそれが真実だと思ってしまうタイプのダメ人間です。

 昔から女の子が好きだった私はそのせいで自分が男だとずっと思ってました。


 だから私は「男ならこうあるべき」や、「こうしなくてはいけない」などの社会制度に自らを縛り付けて生きてきたわけですよ。


 がさつにならなければならない
 おままごとより外で遊ぶ方が好きでなければならない

 髪の毛が短くてはならない。


 こういった縛りが私の気づかぬ間に築かれていて、それが私は今まで「普通」だと思っていたんです。

 なんせ比較対象が自分と他の「男の子」だったのですから。自分を男だと思わせていたから、周りから変な視線を向けられないために彼等と同じように溶け込もうとしたんです。



 まぁ、今でもプリキュアよりは仮面ライダーの方がかっこいいと思いますよ。 あ、でも、平成ライダーの前半だけで後半はちょっと……

 恋愛系よりもアクション系が好きだったり(でも美少女ゲームは大好きです)、女性よりがさつだったり、落ち着きがなかったりと……ダメなところばかりです。


 でも、一つだけ私が昔から男っぽくないものが欲しい思った物があります。


 髪の毛です。


 「男の子は短い髪の方が似合うよ」という声に私は、真ん中指を突き立てて
 

 「FUCK THAT NONSENSE !」 (そんな屁理屈はクソくらえ!)
 と言い放った事があります。


 昔から長い髪が欲しくて、女の子みたいなさらさらとした髪の毛が欲しくて長くしては親に切られ、また伸ばしては親に切られを繰り返しています。



 いいことに、もう親も私と戦うのが面倒なのか、「髪の毛切れや」なんて言いません。
 今は女性でいうところのショートカットくらいまで伸びました。


 目標はロング! アニメに出てくるような長い髪! ってのは冗談ですけどね……でもロングは欲しい





 ちょっと論点がずれましたね(笑)



 
 私がもっと笑うようになった理由、それは私が子供のころに学んだ「男性の個性」の一つの所為なんです。


 よく言われるのが「男なら泣いてはダメだ」ですね。
 もしくは「男ならクールに、感情を表に出すな」みたいな。



 それに縛られた私は、(クラナドやエンジェルビーツや泣けるアニメや漫画以外では)泣かないようになりました。

 多分あの花見てからしょっちゅう泣くようになりましたけど、基本的には殴られても、こっぴどく怒られても、誰かに振られても、喧嘩をしても、泣かないようになりました。


 それだけではなく、嬉しさも表に出さないようになり、怒りや嫉妬も表に出さなくなり、次第には感情が徐々に消えていきました。


 当時、私はそれが辛いとは思いませんでした。

 これが普通なんだと、これが自分なんだから、別に問題はないのだと、知らぬ間に自分に言い聞かせては自分を騙していたんです。



 社会が自分を騙していた、なんて言ったら少し大雑把ですけど、実際私は社会が、人々が生んだ屁理屈に惑わされ、自分が女だと気付くこともできずに居ました。男だと思い込み、その概念に自らを無理矢理はめ込もうとして、知らぬ間に辛い思いをしていました。

 その所為で私は無意識的にストレスを溜めては、本当に毎日頭痛に苦しまれる日々を過ごしていました。


 感情を防がれ、自由を邪魔され、個性を拒絶され


 自分という物を、普通という物を隠されました。




 だけど、もうそれもお終いだ。




 私は気づいたんだ。私はもう社会が決めた屁理屈に躍らせる必要はないのだと

 私には自由意思があり、それを基に私は未来を歩いていくんだと。



 誰かが標した道ではなく、自らが燈火で照らす、自らが決めた道標を進んでいくことが出来るんだと。



 ならばもっと笑おうではないか。
 ならばもっと喜ぼうではないか。
 ならばもっと悲しもうではないか。
 ならばもっと泣こうではないか。


 ならばもっと、人生を楽しもうではないか。




 ネガティブにだった、私が少しポジティブに――




 だから、自分がMtFだと気づいたことに私は、後悔はしていません。

 この先にどんなに辛い事が待ち受けていようとも、どの道気づいていなくても社会に押しつぶされる私にとっては、どちらも茨の道です。


 残された選択肢は一つ


 女性になる。


 男という性別から、男という概念から抜け出して、逃げ出して、女性という性別に収まろう。


 そちらも、結局は男と同じで辛い事だらけだろう。


 でも、もし私が少しでも笑う事が出来るのであれば
 もし私がもう少しでも自分の人生が楽しくて、価値あるものだと思えるのであれば


 私はその選択肢を選ばざるを得ない。



 もしかしたら、この笑顔が誰かを笑顔にするかもしれない。

 だから私は、今まで笑ってこなかった分までも笑って生きようと思う。


 それが自分の苦しみを誤魔化そうとする防衛本能だとしても、それで私が幸せならば、それで誰かが幸せになれるのであれば



 笑って、過ごそう。










ちょっとクサい文章と内容になってしまいましたが、許してくださいな。



それでは、じゃの(*´з`)

 

 

 


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