こんにちは、kammyです!
中国・中国人の面白いところを紹介するブログです。
先日、ネットで注文した商品が届かなかったことがありました。
スマホ画面上では「受取完了」になったのですが、いっこうに届かない。
ネットで買うと荷物の追跡番号とともに、配送員の携帯番号が共有されているので、それに電話して確認するようお願いをしました。
届け間違いはよくあります。
というのも、ひとつには私が住んでいるのがマンションで、住所が間違われやすいこと。
「○号棟+○単元+階数+部屋番号」と数字がいくつも並んでいます。
だから、隣の建物の同じ階とかによく届けられたりします。
(ちなみに○単元というのは、階段やエレベーターを共有するひとまとまりで、日本語には存在しない?!)
もうひとつ根本的なところは、中国には表札がないことも原因です。
そのドアの向こう側に誰が住んでいるのか、名前は表示されていないのです。
さらに、受取人の名前は、ニックネームや愛称を使うことが多く、本名を使う人はほとんどいません。安全性の観点からなのでしょう。
そのため、配送先が合っているのかは、名前で確認できず、純粋に住所のみの確認になります。
だから私のような最後が数字ばかりの宛先は、よく間違われてしまうわけです。
荷物が届いていないことを連絡すると、届け間違えしたと思われるところを確認して、荷物を届け直してくれるのが一般的です。
荷物がきちんと届いていないことがバレると、配送員は賠償させられることになるので、割ときちんと探して届けてくれるのです(当たり前か?)
これで通常は解決するのですが、今回は、3日たっても荷物が見つかりませんでした。
それで3度目の電話をすると、「WeChatでつながろう」と言われました。
その配送員の電話番号は分かっているので、それとリンクしたWeChatとつながることができます。
そこにどんな荷物だったのかをスクショで送れというので、注文情報のスクショを送るとその分の金額が、すぐに転送されてきました。
(WeChatはお金のやりとりも簡単にできます)
私は金額を受け取り、再注文をして、翌々日には荷物が届きました。
届けてきたのは、同じ配送会社の同じ配送員からでした。
日本人から見れば、違和感ばかりの対応でしょう(笑)
・失った荷物の商品金額だけで解決したことにする。
・配送員が個人的にWeChat上で金額を転送してきた。
・謝罪の言葉は一言もない。
商品情報のスクショを求めてきたのは、失った荷物の金額を確認するためだったかと思われます。
もし金額が大きければ、その場で解決をせずに、配送会社が補償したかもしれません。
ただ、日本円でいえば1,000円ほどの少額だったので、個人的な精算で済ませてきました。
もし未配送を理由に、その配送員が配送会社から罰則を課された場合には、この金額よりも大きな金額を給与から引かれただろう、だから個人間での精算という解決方法を選んだ、というのが中国人の妻の読みです。
この配送員の行為は、ふつうの日本人にはあまり理解できないと思いますし、多くの日本人は不快にさえ感じるかもしれません。
私はこういう体験を面白いなぁと感じてしまうタチなので、だからこそ中国生活を楽しめているわけですが、日中の違いってほんと面白いなと思います
今回の記事、どうでしたでしょうか?
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