はい、どーも!井上です!

 

 

関西を中心に精神医かつ産業医しています!

 

 

ラフな人生をめざしていきましょう(^^)

 

 

 

最近は新型コロナの

 

PCR陽性者数は減ってきて

 

私が活動する大阪では

 

街に活気が戻ってきましたね。

 

 

 

 

あなたのお住まいの地域では

 

どのような感じでしょうか。

 

 

 

 

このように感染状況が

 

落ち着いてくると

 

今まで導入していた在宅勤務

 

解除になる会社もありますね。

 

 

 

 

私も産業医として

 

色々な会社を訪問しますが

 

今後の在宅勤務に対する考えは

 

会社ごとによって異なることを


体感しております。

 

 

 

 

とくに

 

自分に合った働き方は

 

個人によって異なるので

 

『在宅がいい』や『出社がいい』

 

というのは簡単に答えはでないでしょう。

 

 

 

 

ただ


このような機会でもあるし

 

再び感染拡大の可能性もあるので

 

『100%出社に戻します!!』

 

という会社はそこまで多くないですね。

 

 

 


しかし、その一方で

 

緊急事態宣言が明けてからも

 

どんどん在宅勤務を推奨している会社もあり

 

これを機に、原則として


『100%完全在宅勤務』という会社も


ちょこちょこ見るようになってきました。

 

 

 

 

もちろん

 

在宅勤務をすることで

 

『通勤がないので、体への負担は少ない』

 

『苦手な人と距離がとれて、精神的に楽』

 

などのメリットはあるかと思います。

 

 

 

 

しかし、やはり

 

そこにはデメリットもあります。

 

 

 

 

そこで今回は

 

100%完全在宅勤務での心の弊害について

 

お話したいと思います。

 

 

 

 

 

 

とくに、1人暮らしの人が

 

『100%完全在宅勤務』を行うと

 

かなり精神的な負担になります。

 

 

 

 

たしかに

 

『私は1人の時間が好きだから大丈夫!』

 

という人も多いと思います。

 

 

 

 

しかし

 

強制力が働いて

 

職場に来てはいけないとなると

 

少し話が変わってきます。

 

 

 

 

自分から選んで

 

在宅勤務をしているのではなく

 

1人暮らしで常に在宅勤務を強いられると

 

精神的な孤立を実感する人も多いです。

 

 

 

 

それでは

 

精神的な孤立を感じたら

 

どのような悪さがあるのでしょうか。

 

 

 

 

実は

 

どんどんネガティブ思考

 

陥ってしまいやすくなります。

 

 

 

 

そして、最終的には

 

自分の存在や能力にまで

 

ネガティブなイメージしか

 

持つことが出来なくなります。

 

 

 

 

それは、一体なぜなのかを

 

ラフに説明していきますね。

 

 



まず

 

1人きりで過ごす時間が長いと

 

他人からのフィードバック(評価)を

 

してもらう機会がかなり減ってしまいます。

 

 

 

 

会社だけでなく


誰かと会った時には

 

私たちは1つのテーマについて

 

あーでもない、こーでもないと


誰かとお話をしますよね。





そこで

 

『あぁ、自分の考えはマイナーな方なんだ』

 

『あぁ、やっぱりみんな同じように感じるだ』

 

のように

 

自分の立ち位置やキャラクターなど把握し

 

自分がどのような人間なのかを掴むのです。

 

 

 

 

しかし

 

精神的に孤立している状態であれば

 

自分にフィードバックが出来るのは

 

自分自身しかおりません。

 

 

 

 

そして、厄介なことに

 

人間は、自分で自分を評価する時には

 

ややネガティブにつける習性があります。

 

 

 

 

つまり、自分1人だけでは

 

『俺はイケてる!』・『私は、大丈夫!』

 

と、心の底からポジティブに感じることは

 

かなり困難なことなのです。

 

 

 

 

どちらかというと

 

たった1人だけで自分を評価する時は

 

『頑張ってはいるけど…まだまだかなぁ。』

 

のように、一歩引きながら

 

ちょっとネガティブ寄りに考えてしまうのです。

 

 

 

 

これは

 

次に何か大きな失敗などをした時に

 

深く傷つかないようにする

 

一種の防衛本能でもあるのです。

 

 

 

 

ただ


精神的に孤立したなかで

 

潜在的にネガティブな評価を持ちつつ

 

上手くいかないことが続いてしまうと

 

『私なんて、全然ダメな人間なんだ…。』

 

と、どんどん悪い方に考えてしまいます。

 

 

 

 

しかし


このような時に

 

誰かと接するような機会があれば

 

『周りの人も同じところで


躓いているんだ』

 

 

『結果はダメだったけど


トライはしてよかったんだ』

 

のようなフィードバックを感じることもできます。

 

 

 

 

すると

 

『ちょっと悪い方に考えすぎていたか』

 

と、無意識に自分の立ち位置を修正して

 

負のループを断ち切ることができるのです。

 

 

 

 

 

 

では、今日のおさらいです。

 

 


今回は

 

『100%完全在宅勤務』という

 

まるで理想的な働き方に隠れる


こころの弊害について

 

お話をさせていただきました。

 

 

 

 

人間は、防衛本能として

 

自分という人間への評価は

 

少しネガティブに寄せて考えています。

 

 

 

 

ただ

 

そのような状態の時に

 

ミスを続けるなどを行ってしまうと

 

ネガティブ思考はどんどん深くなります。

 

 

 

 

もしも

 

その時1人しかいなかったら…

 

その負のループを

 

誰にも止めることが出来ません。

 

 

 

 

しかし

 

他人と一緒に過ごす時間があれば

 

その負のループを止められる可能性も

 

十分にありえるのです。

 

 

 

 

なので

 

すでに100%完全在宅勤務を

 

導入しているのであれば

 

そのデメリットを知ったうえで

 

いかに、そこをカバーするかは大切です。

 

 

 

 

もちろん

 

自分だけの話ではありません。

 

 

 

 

100%完全在宅勤務をしていると

 

部下が、このネガティブ思考の

 

深みにハマるリスクがあることも意識して

 

適切なケアも大切にしてください。

 

 

 

 

そのような意味でも

 

100%完全在宅勤務にこだわるのではなく

 

ハイブリット型のように

 

在宅勤務も出社勤務も

 

自分でコントロールできる働き方が

 

ベストになっていくのではないでしょうか ^^

 

 

 

では、今日はこのへんで!

 

 

See You Next Time Bye-Bye!!

 

 

【今日の参考記事】

 

 

 

 

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