はい、どーも!井上です!

 

 

関西を中心に精神医かつ産業医しています!

 

 

ラフな人生をめざしていきましょう(^^)

 

 

 

世の中では

 

悲惨な車の事故

 

たくさん起こっています。

 

 

 

 

令和3年のデータでは

 

1年間では

 

305,425件の車の事故があり

 

2,636人の死者数がおられました。

 

 

 

 

たしかに

 

事故件数や死者数は

 

年々、減少傾向です。

 

 

 

 

しかし

 

連日ニュースでは

 

耳をふさぎたくなるような大事故が

 

いくつも報道されています。

 

 

 

 

さらに

 

その事故のドライバーが

 

高齢者であればあるほど

 

世間的な注目を浴びます。

 

 

 

 

自動運転が

 

開発されつつありますが

 

これからの高齢化社会では

 

生活のため、仕事のために

 

まだまだ自分で車を運転をする

 

高齢者がいることでしょう。

 

 

 

 

では今回は

 

なぜ高齢ドライバーが

 

事故を起こしやすいのかを

 

心理的な側面からお話ししたいと思います。

 

 

 

 

 

 

年をとるということは

 

魅力的な側面もあるのですが

 

嫌がる人もたくさんいますね。

 

 

 

 

やはり

 

若い時には出来ていたことが

 

出来なくなってくるのは

 

なかなか受け入れがたいのです。

 

 

 

 

現実的に

 

自分の都合が悪いような

 

年齢によって能力が落ちていることは

 

なかなか認められないものです。

 

 

 

 

ただ、それでも

 

『可能であるならば

 

若いままの能力を

 

ずっと保持していたい』

 

と願っている人も多いでしょう。

 

 

 

 

なので、つい

 

『自分は大丈夫だ』

 

と信じたくなってしまうのです。

 

 

 

 

自分と同じような年齢や立場の

 

高齢ドライバーが

 

大きな事故を起こしたとしても

 

まったくの他人事のお話しであり

 

自分に置き換えることができないのです。

 

 

 

 

こうなってくると、現実的に

 

自分が出来ると考えている行動

 

自分が実際にできる行動とが

 

運転中に露呈してくるのです。

 

 

 

 

たとえば

 

頭のなかでは若い時のように

 

”自分はスピーディーに右折できる”

 

と思っていても

 

実際には

 

対向車との距離感やスピードを間違い

 

危うく大事故になりかねないのです。

 

 

 

 

アクセルやブレーキの

 

踏み心地や力の入れ具合なども

 

今まで通りにやっているつもりでも…

 

急発進や急停止が

 

起こりやすくなってしまうのです。

 

 

 

 

さらに

 

今までの出来ていた経験は

 

慣れという”油断”

 

生み出してしまいます。

 

 

 

 

たしかに

 

人間が楽に生きていくために

 

慣れていくのは

 

とても大切な要素の1つです。

 

 

 

 

ただ

 

車の運転に関しては

 

慣れにはかなり大きなリスクを

 

持っていることを忘れはいけません。

 

 

 

 

運転免許の教習所では

 

『○○かもしれない運転を心がけてましょう』

 

と教わりますよね。

 

 

 

 

これによって

 

『そこの十字路からは

 

子供が飛び出すかもしれない』

 

と注意深く運転するものです。

 

 

 

 

しかし

 

経験が積みあがると

 

人間の思考というのは

 

どうなってしまうでしょうか。

 

 

 

 

『〇〇だろう運転』

 

とも言われるような

 

今までの経験上からの判断で

 

『そこの十字路からは

 

子供は飛び出さないだろう』

 

と考えるようになってしまうのです。

 

 

 

 

高齢ドライバーになればなるほど

 

経験が積み重なっていくので

 

自分の見込み違いによる事故

 

高確率で起こってしまうのです。

 

 

 

 

 

 

では、今日のおさらいです。

 

 

 

今回は

 

なぜ高齢ドライバーが

 

事故を起こしやすいのかを

 

心理的な側面からお話ししました。

 

 

 

 

その原因として

 

自分の考えている能力と

 

自分の実際にできる能力が

 

釣りあっていないことを

 

認められないからなのです。

 

 

 

それに加えて 

 

過去の運転の成功経験からくる

 

運転の慣れという油断から

 

『○○だろう運転』

 

になってしまっているのです。

 

 

 

 

人間はだれしも

 

体力をはじめとして

 

”老い”からくる能力の低下は

 

必ず起こりえます。

 

 

 

 

しかし

 

今までのうまく行っていた経験を

 

ガラッと覆すような

 

自分の能力の低下を

 

認めたくないものです。

 

 

 

 

だからこそ

 

その昔からの経験に捉われて

 

スピードや距離感、反応速度などの

 

見込み違いによる事故

 

起こってしまうのです。

 

 

 

 

このような

 

高齢ドライバーの事故を

 

減らすためには

 

自分の弱さや衰えを自覚し認めて

 

受け入れていくことが必要なのです。

 

 

 

 

しかし

 

自分ではそれが出来ないどころか

 

能力が落ちていることにすら

 

なかなか気が付けないこともあるので

 

ぜひとも助手席に

 

家族や友人などをたくさん乗せましょう。

 

 

 

 

そして

 

そのような人達から出る

 

『さっき危なったよ』

 

『ブレーキ遅かったよ』

 

『もう疲れているように見えるよ』

 

のような言葉をよく聞いてください。

 

 

 

 

車という

 

”人の命を左右する鉄の塊”

 

を移動させることは

 

他者の言葉に真摯に耳を傾けて

 

自分の運転能力の低下を

 

素直に受け入れることができる能力をもって

 

はじめて許可されるのではないでしょうか。

 

 

 

では、今日はこのへんで!

 

 

See You Next Time Bye-Bye!!

 

 

【今日の参考記事】

 

 

 

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