はい、どーも!井上です!

 

 

関西を中心に精神医かつ産業医しています!

 

 

ラフな人生をめざしていきましょう(^^)

 

 

 

世間的には

 

定年退職になる年齢が

 

だんだん遅くなっていますね。

 

 

 

 

「ご隠居」なんて言葉は

 

なかなか聞かなくなりました。

 

 

 

 

雇用延長の制度で

 

定年を迎えたあとも

 

70歳くらいまで働いている人も

 

割と見るようになりました。

 

 

 

 

その一方で

 

何かしらの疾患を治療しながら

 

就労を続けるという人の割合も

 

そのぶん増えていきます。




たとえば

 

その疾患が”がん”ととなれば

 

すこし色々と考えることも

 

多くなるかと思います。

 




実際に

 

すでに産業医としても

 

がんと就労の両立についての

 

相談を聞くこともあります。

 

 

 

 

 

 

相談を聞いてて感じるのは

 

当然なのですが

 

身体的な負荷だけではなく

 

精神的な負荷

 

かなりあるということです。





たとえば

 

もしあなたが

 

がんと診断されたら

 

どのような心境になるでしょう。

 

 

 

 

やはり不安だと思います。

 

 

 

 

いくら小さいがんでも

 

リアルに「命」のことが

 

頭によぎりますよね。




そして

 

がんの進行具合によっては

 

このまま仕事を続けることが

 

正解なのかすらもわからずに

 

不安ばかり大きくなります。





ほかにも

 

主治医からがんの治療法

 

色々提示されているケースもあり

 

結局どれがいいか分からないため

 

ずっとモヤモヤしている人もいます。

 

 

 

 

さらには

 

業務と直結する話では

 

通院のための有給休暇は間に合うかとか…

 


もうすぐ抗がん剤が始まるけど

 

副作用があっても

 

仕事ができるかのか…

 

のような心配になる人もいます。

 

 

 

 

では

 

このような多種多様な

 

不安を抱えた中で

 

仕事において

 

今まで通りのパフォーマンスで

 

バリバリと仕事はできるでしょうか。

 

 

 

 

実際は

 

スパっと切り替えれて

 

今まで通りできる人も

 

かなり少ないでしょう。





しかし

 

このような苦しみは

 

本人だけではなくて

 

親などの家族が

 

がん宣告された時も

 

非常に動揺してしまいます。

 

 

 

 

このケースは

 

年齢的には自分よりも

 

十分にありえる話だ

 

という人もいるでしょう。

 

 

 

 

近くに住んでいないからこそ

 

がんになった

 

親の体調や治療状況などが

 

心配にもなりますよね。
 

 

 

 

とはいえ

 

毎日のように

 

連絡するわけにも

 

いかなかったりします。

 

 

 

 

ほかにも

 

どんな副作用が出そうなのか…


今後どんな経過になるのか…

 

など様々な不安を抱えます。

 

 

 

さらに

 

問題になってくるのは

 

この先どうなっていくか

 

見通しのつかない苦しさや

 

自分には

 

何もできないと感じる喪失感で…

 

 

これらの気持ちを

 

どこに吐き出せばいいか分からず

 

ずっと1人で

 

抱え込んでしまうことです。

 




 

 

 

そんななかで

 

いったい産業医は

 

何ができるのでしょうか。

 

 

 


たしかに

 

産業医というのは

 

主治医ではないので

 

がんの治療方針などを

 

決めることはできません。

 

 

 

 

できることといえば

 

身体的な配慮やサポートなど

 

会社への具体的な提言の

 

イメージがあるかもしれません。

 

 

 


たとえば

 

胃がんで胃を切除した後に

 

出勤してくる従業員の場合

 

 

手術からまだ間もないと

 

分割食を続けていることもあります。

 

 

 

 

分割食というのは

 

手術で小さくなった胃に

 

できるだけ負担をかけないように

 

1日の食事を4回以上に

 

小分けにして食べる手法です。
 

 

 

 

なので

 

昼休み以外は

 

絶対に飲食ができないような

 

職場や現場であれば

 

避けたほうが無難ですよなどの

 

アドバイスも1つですね。

 

 

 

 

ほかにも

 

大腸がんの手術で

 

人工肛門を造設しているなら

 

制服などに着替えるときに

 

配慮があってもいいですよ

 

という助言も1つですね。





ただ

 

実際にはそれだけではなく

 

さきほど述べてきた

 

様々な不安がいっぱいの中で

 

がん治療を行いながら働く従業員の心に

 

十分と寄り添うことも

 

できるのではないでしょうか。




それで何かが物理的に

 

解決までしなくても

すこしでも働くことに

 

安心感をもってもらえたら

 

産業医としても+αな役割を

 

果たせているのかなと

 

思ったりもしています。


 

 

 

では、今日はこのへんで!

 

See You Next Time Bye-Bye!!

 

 

=(大切なお知らせ )=

 ⇓ ⇓ ⇓ ⇓

 2022年11月25日 新刊を出版

 

『どうする? 家族のメンタル不調』

 

 

現在、下記で発売中!

 

①Amazon  ②楽天