金沢城の訪問レポート その4です。
石川門(いしかわもん)
ようやく石川門までたどり着きました。
兼六園側から金沢城に入ると最初にあるのがこの門になります。正門のように思っている人が多いですが、実際は搦手門(裏門)にあたります。現在のものは天明8年(1788年)年に建造されたもので、重要文化財に指定されています。枡形を構成する櫓・長屋・櫓門・高麗門すべてを合わせて「石川門」と称します。
石川門の枡形内部の石垣
右と左で石の積み方が異なっているのがわかる貴重な場所です。左側が「打込み接ぎ」、右側が「切込み接ぎ」修築された時代が異なっているとみられます。
今回は時間の関係で兼六園はパスしました。
石川門を出て南へ
本丸南面の高石垣
さきほど上から眺めた本丸を今度は下から見上げます。ちょうどこの上に本丸辰巳櫓が建っていました。
元々この石垣は上3段分が繋がった高さ22m以上の高石垣でしたが、明治になって、削り取り、今みるように4段構成に改変してしまったとのこと。もともとはもっと高かったということです。
いもり堀
本丸南面の石垣の前には鯉喉櫓(りこうやぐら)という櫓台が復元されています。これはその櫓台の上から撮ったもの。
いもり堀は明治末に埋め立てられテニスコートにされていました。そのコートも平成になって移転し、発掘調査の上、平成22年(2010年)になって堀の一部と櫓台が復元されました。いもり堀は往時は幅40m、深さ10mもあったそうですが、復元されたのはその一部のみです。
城の南側、外周沿いを順に見ていくと、
石垣ができるまでの工程、切り出し→加工→積み上げなどの順で野外展示がされています。まさに石垣の博物館です。
金沢城訪問レポート
もう少しだけ続きます。
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