いい日旅人

いい日、旅日和、きれいな夕日を追いかけて日本をめぐります。
備忘録としての股旅紀行。時には異国を歩くかも。体力次第。

宴も終わりなごり桜(22日目)

2022年05月11日 | 股旅

五月雨の 沙耶ぐ木葉に なごり桜(ばな)



朝の五稜郭公園を歩く、
17日前函館に上陸、
満開春爛漫の五稜郭公園、
通行規制大渋滞の公園周り、
あの時の喧騒が嘘のように静まっている、
季節は初夏、
少し歩けば汗ばむほどの陽気、
爛漫の宴はもう終わり、
このたびのなごり桜を追いかける股旅、
ここらで潮時のようだ、
もう一度函館山に登ってみる、









いまから222年も前の寛政14年、
1800年5月29日、
伊能忠敬測量隊の一行は函館山を起点に東進、
釧路の先の別海町までの歩測による測量を終え、
9月17日に函館から津軽半島の三厩へ渡船、
蝦夷地を離れた、







なごり桜を追いかけて来た旅人、
わずか18日間の蝦夷地での滞在、
これから青森へのフェリーで渡船する、







4月5日に熊本城で拝んだなごり桜、
九州から北進、
四国讃岐の金毘羅さんを含め、
本州を桜前線のあとを追いかけ、
津軽海峡で追いついた、
下北半島の大間から函館に上陸、
蝦夷地を時計回りに海岸線、
増毛町で桜前線を追い越し、
宗谷岬を回り込み、
オホーツクの雄武でふたたび鉢合わせ、
その後知床根室を回り、
札幌から函館まで一回りしてきた、
いつの間にかなごり桜、
すっかり宴も終わっている、







いままでさほどの関心もなかった桜、
毎年繰り返される桜前線の旅に、
旅人の股旅を便乗、
ひと月以上の長い時間桜を愛でることができた、
いつの間にか季節は巡りもう初夏、
次は夏を先取り、
南を目指してみるか、

















函館での街歩きでこの旅を閉める、
夕方の津軽海峡フェリーで青森へ、
そのまま東北道、
途中サービスエリアで宿営、
翌日5月12日、
夕刻には湘南ベースに帰着、
なごり桜を追いかけて、
これにて、













このたびの総走行距離 6023.0km


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