新興国株ETF「SPEM」を購入しました

2023年11月15日

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お疲れ様です、ローンウルフです。

私はこれまで3か月おきに新興国株ETFのSPEMを定期購入していましたが、今年の2月よりイギリス株のETFを定期購入するようになってからは定期購入を中止しています。

しかしSPEMについてはあくまで定期購入を中止しているだけで保有は続けており、またSPEMから年2回(6月、12月)支払われる配当金で再投資をすることとしています。

 

そして昨日、予定通り配当再投資によってSPEMを購入しました。

 

今回の記事では購入のご報告と同時に、これまでと同様SPEMの保有状況及び他国と比べたリターンやCAPEレシオ等について記事にしたいと思います。

新興国株ETF「SPEM」の保有状況やリターン比較

まずはこれまで通りCAPEレシオから確認したいと思います。CAPEレシオとは株価をインフレ調整後の1株当たり利益の10年間の平均で割って算出する指数のことです。

アメリカのCAPEレシオについては「multpl.com」を、新興国と日本のCAPEレシオについては「Research Affiliates」を利用して調べています。

数値は新興国株と日本は8月末時点の、アメリカについては9月18日時点のものです。それではご覧ください!

・新興国株 14.3倍

・アメリカ 28.99倍

・日本 20.0倍

3か月前と比べて新興国株のCAPEレシオは15.3倍から14.3倍へと減少、アメリカのCAPEレシオは28.39倍から28.99倍へと増加、日本のCAPEレシオは20.3倍から20.0倍へと減少しました。

続いてSPEMと他の新興国株ETF、およびS&P500との価格推移の比較です。比較対象は以下の3つです。

・DEM(ウィズダムツリー エマージング・マーケッツ・エクイティ・インカム・ファンド)

DGS(ウィズダムツリー 新興国小型株配当ファンド)

・S&P500

上2つはスマートベータ型のETFでDEMは高配当株、DGSは小型株の高配当株に投資している新興国株のETFです。

リターンの比較は配当再投資を含めた形で比較できるPortfolio Visualizerを利用しています。比較期間は私がSPEMの購入を開始した2020年3月から2022年8月までです。それではご覧ください!

緑がS&P500、オレンジがDEM、青がSPEM、赤がDGSです。S&P500が引き続き新興国株ETFのリターンを上回っています。なお私が保有しているSPEMのリターンは3番目のリターンです。

続いてこれらの具体的な年率リターンやシャープレシオ等が載った一覧を掲載します。

引き続き私が保有しているSPEMとS&P500のリターン差は年率にして10%以上あるものの、前回5月末時よりは縮まりました。

なお9月20日時点のSPEMの保有状況はこのようになっています。

 

続いてSPEMの構成銘柄のうちの上位5社と構成比率は以下の通りです。

順位に変動はありませんが、株価の下落を反映してリライアンス・インダストリーズ以外の比率が下がっています。

また今回よりSPEMの投資先の国別組入比率のトップ10について載せていきますのでご覧ください!(情報元はステートストリートのHPより)

株価が下がったとはいえ、中国が未だ3割近くを占めています。それでも2020年10月10日時点では中国の比率は35.58%もあったわけですから、ここ1、2年の株価下落の影響が見て取れると思います。

代わりに存在感を増しているのがインドで、インドの構成比率は2020年10月10日時点の12.86%から19.78%へと大きくウェイトを上げています。

新興国株ETFとなると中国株の影響の大きさが気になる人も多いと思いますが、かつてほど気にはしなくてもいい状況になっていると思います。

話題にすら上がらなくなった新興国株投資

アリババやテンセントの株価が好調だった時は新興国株投資も度々話題に上がっていましたが、それらの株価が大きく下がってからはすっかり話題を目にすることはなくなりました。

しかし買い時という意味では、リスクの高い新興国株を皆が喜んで買うようなタイミングよりも、ボコボコに売り込まれて悪材料まみれの時の方がいいタイミングなのかなと思っています。

私自身は特定口座での新興国株ETFの定期購入を止めたものの、iDeCo経由で新興国株の購入を続けています。

市場からの期待値が低いほどその後復活した時のリターンは大きいので、新興国株についてはこれからも引き続き一定のウェイトを置こうと私ローンウルフは考えています。

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