【ルピシア 秋限定】紅葉狩りの感想(フレーバードティー)

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こんにちは、銀猫です!

今日は、ルピシアの秋限定フレーバードティー紅葉狩りを飲んでみた感想をお届けします!
9~11月限定の紅茶で、秋の実りを連想するフルーティーな香りが特徴です。

今回淹れてみて「味わいに『んん?』と思った方にぜひ試してみてほしい!」と感じたコツもありました。
紅茶をよく飲む人のほうが盲点になりやすいポイントかもしれません。
この秋、プレゼントなどで貰った方もぜひ参考にしてみてくださいね。

それでは、茶葉の紹介から見ていきましょう!

紅葉狩りってこんな感じ

ルピシアの公式サイトでは、

本物の紅葉(もみじ)をブレンド フルーティーな紅茶
林檎や杏の香りの紅茶を、鮮やかな紅葉で彩りました。甘酸っぱさと爽やかさが織りなす、しなやかで洗練された秋限定の味わいです。

と紹介されています。

このフレーバード紅茶「紅葉狩り」は季節限定のフレーバードティーで、例年9月から11月ごろまで販売されています。
ただし、限定デザインのものは、通販だと9月中に完売してしまうことが多いです。

お値段は50g 袋入 で税込み720円でした。(限定デザイン缶入りは1,050円)

紅葉狩りを実際に飲んでみた様子

それでは、実際に淹れてみましょう!
まずは紅茶の標準的な淹れ方で6g300ml3分、沸かしたての熱湯を使用しました。
(この淹れ方だと味わいが…?と感じたので、後ほど説明する条件の方がオススメです)

まず、茶葉の様子はこんな感じ。
公式サイトで「本物のもみじをブレンド」と書かれていますが、こちらの画像でいうと鮮やかな赤色のものはサフラワーです。
サフラワーはベニバナとも呼ばれ、コーンフラワーと同じくらい茶葉の彩りに使われやすい花びらですね。(味に影響しにくいからかな)
もみじは、画像上部と右側に見えています。サフラワーよりもくすみ感のある色合いです。

茶葉は、黒々としていて硬めの質感です。しっかり乾燥していて少し開き気味に見えます。
食べてみると、やや薄く硬い食感で苦渋は感じません。ただ、噛んでいると甘みが出てくる感覚も少ないです。
ちなみに、茶葉の産地はヴェトナムとインド。
フレーバーを損なわないように、味や香りにクセのないものが選ばれていると感じました。

香りは、香料入りのフレーバードティーなので乾いた茶葉の段階からしっかり感じられます。
開けた直後はりんごの爽やかな香り、お皿に出してからはアプリコットのとろみを帯びた甘い香りがふわっと漂っていました。

3分蒸らしてカップに注ぐとこんな感じです。

カップでは穏やかにりんごとアプリコットの香りが感じられます。どちらかというとアプリコットの方が主張しているようです。
いずれもフレーバードティーのなかでは自然な強さで、甘すぎたり香りすぎたりする感じがなく、飲みやすい印象です。

また、この条件でいれると、全体に茶葉由来の香ばしい木のような香りを感じました。

(6g300ml3分の条件で)
濃さは水色から想像するほどではなく、軽~中程度の飲みごたえです。
味わいは、りんごのような酸味が口に含んですぐに感じられます。後口にじんわりと甘みがあり、飲みごたえをつくっています。
最初は酸味の影響で軽く感じやすく、飲み始めと飲み終わりの印象に差があるように感じました。
口の中では、かすかにウッディ(木のような)・スモーキーなほろ苦さがありました。
冷めると酸味の印象が強まる傾向があります。

おすすめの淹れ方

先ほどの淹れ方は、袋に記載されている抽出条件の範囲で濃いめの条件を採用したものです。
普段、私は濃いめでちょうどいいのですが、今回は「少し味わいにクセや尖りが出てしまっているな」と感じました。
渋みがないぶん、酸味や苦みなどちょっとしたクセが強調されてしまっているような…?

同じように感じた方にオススメな淹れ方
思い切ってかなり薄めにすること
です!

具体的にいうと、私は茶葉6gあたり湯量450mlくらいまで増やすと気にならなくなりました。
とくに口に含んですぐの酸味が緩和され、最初から最後までフラットな印象に変わります。
ウッディな香りも目立たなくなり、全体的に飲みやすい紅茶になります。

飲みごたえの面で「薄くて物足りない」と感じたら、魔改造になりますが、手持ちのミドルボディの紅茶を混ぜるのが一番手っ取り早いです。
日東紅茶のティーバッグなど身近なものが合います。

私と同じように、酸味が気になりやすいお茶好きさんは自分のベストな濃さを模索してみる価値がありますよ…!

茶殻

茶殻を嗅いでみると、フレーバードーのなかでは比較的香り残りが少ないです。
食べると硬めの食感で繊維質だと感じます。苦渋や甘みは残っていませんでした。

紅葉狩りの味わいの感想

淹れ方で味の印象が変わるので、今回は2つのやり方の中間をとって評価しました。
香りはブレがなく、冷めてからもフルーティーさが楽しめます。

苦み ☆☆☆☆
香り ★★★★
重厚感★★☆☆☆
甘み ★★☆☆☆

紅茶のもったりとした甘さはなく、(薄めでも濃いめでも)すっきりとした味わいのフレーバードティーです。
苦渋がないので、急冷アイスティーにして飲んでも濁りが出ず、おいしくいただけました。

フレーバードティーのなかでは香りが強すぎないタイプで、果物のジューシーな甘さがほどよく感じられました。
普段フレーバードティーを飲まない方でも飲みやすそうですね。

濃くいれるとクセが目立ちやすいので、袋の条件に忠実に淹れるよりも自分のベスト条件をみつけてほしい紅茶かな、と思います。

紅葉狩りのおすすめの楽しみ方

ニルギリ系のフレーバードティーよりもボディがあるので、淹れ方次第で食べ合わせの幅が広がりそうです。

濃く淹れる場合、フレッシュなフルーツやチョコレートとの組みあわせは慎重にしたほうがよさそうですね。
最初の酸味がさらに強調される恐れがあります。

試してみて相性が良かったのは、ナッツをたっぷり使った焼き菓子です。
画像はコーヒーと合わせることが多いビスコッティというお菓子なのですが、紅茶に甘み・コクを足してくれます。
フィナンシェやバタークッキーなどバターの風味が強いものだと、お菓子に紅茶が負けてしまうかもしれません。

香りとリンクさせられるドライアプリコットも好相性。
その際は、酸味が少ないトルコ産がオススメです。

終わりに

このフレーバードティーは5年ほど前の秋に一度購入した覚えがあります。
当時は今と比べて紅茶の知識が少なく、今よりフレーバードティーをよく飲んでいました。

今回また飲んでみて「同じお茶でも、自分の経験次第で感じとれる風味が変わるんだなぁ」という事がよくわかりました。
ただ、結局自分の好みを突き詰めていくと、当時と同じように「このお茶は少し薄めに淹れるのがちょうどいい」という結論になるんですね。面白いです。

この紅茶は冷めても優しい香りが楽しめるので秋に水筒に入れて持ち歩くのもおすすめです。
なかなか季節の香りを楽しみにくい時期ですが、ぜひお出かけ先でリフレッシュしてみてくださいね。

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