
サニー・メドーには五月になると毎年カリフォルニアポピーが一面に咲きます。オレンジとパステルイエローの二色がメインですがところどころにピンク系統のものも散見されます。日当たりの多いところであればよく育ち一年草で毎年こぼれ種から発芽が見込めます。
ところどころに濃いブルーのヤグルマギクも見られます。こうした一年草はこぼれ種で増えて毎年花を咲かせるのでコストと管理面での利点が大きいです。大きなスペースがある場合こうした野草的なエリアを作っておくことをお勧めします。
手前の薄紫の花はノウティア・アルベンシス(クノウティアとの表記も見られます。)で水はけのよい日当たりの良い場所でよく育っています。
このエリアの一年草は年々他のエリアにに広がりつつありますが、ある意味自然のままにして経年変化を観察しているところです。

今年はデスチャンプシア・セスピトーサが穂をつけてきています。野草的な風景からボーダー・ガーデンまで幅広く使える種類で、ローズ・ガーデンとサニー・メドーの間に大きくブロックで植える計画で、毎年株分けをしながら面積を増やしているところです。デスチャンプシアの穂は集合すると黄金のスモークのような見た目になるので、もし庭のどこかで使ってみようと考えているのであれば最低でも5から10株程度の集合で植え付けることをお勧めします。白色や黄色系統の花とよく合い、へレニウムやエキナセアと組み合わせるとシックな仕上がりになります。
奥に咲いている濃い紫のサルビア・ネモロサ・カラドンナは当ガーデンでは鉄板の品種ですが、手前に咲いているブルーのネペタ・ウォーカーズロウもパステルカラーの品種とよく合います。去年初めて植え付けたアリウム・モンブランも背景に大輪の花を咲かせています。
今回の植物

ブルーキャットミント ‘ウォーカーズロウ’

グラス ディスチャンプシア ‘ゴールドタウ’

カリフォルニアポピー

コバルトセージ

サルビア ネモローサ ‘カラドンナ’
EXPERIMENTAL GARDEN