術後4年半の経過観察の検査を受けてきました。

 
受付した時に、血液検査がなかったので、?と思い先生に聞いてもらったところ、今回は単純CTだけで良いとのことでした。
 
その単純CTは今の病院では初めてかも。あっという間に終わって、中待合に。いつものことながら、呼ばれるまでは緊張します(^^;)。
 
先生に呼ばれて、早速「調子はいかがですか?」との質問に、コロナワクチンの副反応で発熱したことなど話すと、「変化なしですね、まあ、強いて言えば」から、あとはCTの画像見ながらの説明。すりガラス陰影は、実は2017年くらいからあるものらしく、変化がないので、おそらく瘢痕、ないしは異形腺腫様過形成(AAH)ではないかと。とても小さく、ここ4年で変化してないので、がんではなさそう、でもこのために手術というのもね、と。放射線は?との質問に、むしろそちらの方が毒でしょう、と。
 
で、今後どうしましょう?と聞くと、意外な答え。「もう(経過観察)終わりでもいいくらいです。このためだけに毎年CT撮り続けるのもね」。とはいえ、念のため、1年後にもう一度単純CT(と血液検査)で見てもらうことにしましたが、本日をもって、経過観察は終わり、寛解ということになりました。前回からすりガラス陰影を気にしていましたが、こちらも、結果は拍子抜けするくらい、あっさりと終わりました。
 
いまさらながらですが、病理検査の結果も細かく聞くことができました。病理検査結果を聞かされた当時、あまり詳しい情報をもらってネットで調べても、余計不安になるだけだし、ネットで調べまくるのも、なんだか時間がもったいないと思って、あえてコピーはもらいませんでした。自分の体だから、きちんと知ることは大切で、聞いても聞かなくても、そこは全て自己責任の世界だけど、まあ、なるようにしかならないので、だいたいのところを聞いて、治療法については、いくつか選択肢をだされたら、それぞれのいいとこわるいとこと、自分のQOLとの兼ね合いで決める、程度に考えていました。先生は、勧めなかったけど、UFTは服用しました。当時は1BでのUFT服用は、標準治療ではなく、その年のガイドラインからは確か標準治療になったと思います。安心のためと予防として飲みました。飲まないで、何かあるよりはよいという、ここは自己決定でした。
 
自分の癌細胞は、肺腺癌で、非小細胞癌。扁平上皮癌も入っていて、胸膜(蔵膜側)に近かったので、1Bとなったそうですが、大きさが小さかったことと、悪性度がそれほど高くなかったことも再確認しました。リンパ節に転移もなし。あとは遺伝子変異は、何かが陽性という字が見えたけど、結局コピーもらうことはやめました。今となっては、知っても自分のメンタルにあまりプラスには働かないかなと思ったから。
 
これで経過観察は終わりです。
自分の記録が何かの参考になればと思い始めましたが、自分がこの4年半過ごして、感じたこと、心がけたことはだいたい以下のとおり。
  • なるようにしかならないので、あまり先のことを悩まない。
  • 過去は変えられないので、過去の生活習慣も悔やまない。
  • 治療は、専門家(主治医)の意見を聞きながら、自分で決めること。
  • どんな医師も、患者を治したいと思って取り組んでいるので、よく話を聞いて、わからないことは質問して、何か気になることがあったら、遠慮せず話してみましょう。痛い、つらい、苦しいを我慢したり、言いたいことを言わないのは治療にはプラスには働かない。
  • 人生の優先順位をきちんと決める。好きなことだけやる。
  • 早期発見すれば、癌は怖いものではないので、肺ならレントゲンよりCT、脳ならMRI、消化器系ならカメラかエコー、もう一段階、精度の高い検査を、過剰にならず、予算の許す範囲で受けてみる。
  • 禁煙はもとより、過度の飲酒、糖分摂取はしないで、野菜多め、腹8分目。睡眠をたっぷりとる。精神的なストレスをためない。軽めの運動(散歩程度)を心がける。
とりあえず、自分はここまで来れました。今後また癌にならないともかぎりませんが、そのときはまたそのときに考えます。
 
とにかく、一番大切なこと
 
せっかくの人生、楽しく過ごしましょう!