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・・・今回はまず、この「悲報」から、である。

 

次回作にも暗雲が…長引く大河の撮影中断が及ぼす深刻な影響
https://jisin.jp/entertainment/entertainment-news/1856737/
(2020/05/02 19:08)

 最早5月中の撮影再開は絶望視されており、6月7日放送予定の第21話より、ストックされた映像は完全に枯渇した上で…放送は一時中断となる。

 



 何という不運…きょうの第16話においては第一回以来初めてと言って良い程に、長谷川博己の明智十兵衛が主人公らしい顔を見せ始めてきたというのに。
帰蝶の川口春奈、心なしか顔立ちがシャープになりつつあった織田信長の染谷将太、退場近づく明智光安の西村まさ彦斎藤道三の本木雅弘も…とても高いテンションでドラマを形作っていたというのに。

 一部ではあまり評価されていない駒役の
門脇麦だって、若き日の藤吉郎(佐々木蔵之介)松平元信(池田優斗)との接点を持つことで、光秀との間接的な関わりを伺わせる一種のハブの様な役割が見えてきたところだ。今回の登場がチョイ顔見せ程度の伊呂波大夫(尾野真千子)にしても…まさにこれからが、どうなっていくのかの見どころだったではないか。

 私としては別に、年内放送終了にこだわる必要は全然なく、寧ろ中途半端な形で作品が失速することなく、最後まで手抜かりなく物語を描き切って貰いたいので、放送期間が延びることにより、制作者や出演者が益々やりにくい方向に引き摺られる事態を招き寄せることを…ただそれだけを、私はひたすらに杞憂しているのだ。



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 美濃北側にある大桑城に籠った斎藤道三(本木雅弘)。孫四郎と喜平次を高政(伊藤英明)の手で殺された道三は、いつ高政と事を構えても不思議ではない状況。そんな中で十兵衛(長谷川博己)光安(西村まさ彦)は、どちらに味方するかを選ばねばならぬ立場に立たされた。

 十兵衛は美濃を二分する事態だけは断じて避けるべく、光安に尾張の
帰蝶(川口春奈)の許を訪れることを断り出る。面会した帰蝶は、孫四郎らを殺した高政を最早兄とは思わぬと言う。十兵衛はこれを諫める様に、波風を立てる様なことをした帰蝶にも非はある、美濃のことに手出ししないよう、と諫言する。

 




 駿河。今川方の要というべき重臣の太原雪斎(伊吹吾郎)が病死した。東庵(堺正章)
駒(門脇麦)は隣国の大名にこの事実が漏れることを今川より恐れられ、何日も寺に閉じ込められていた。

 ふたりで豆と昆布の煮物を作っていると、この匂いに釣られてひとりの若者が話しかけてくる。今川の人質で雪斎より学問を施されていた松平竹千代…いまは改め元信(池田優斗)である。

 



 そこに見張りの武士に伴われ現れた春次こと菊丸(岡村隆史)。実は元信を守る忍びである菊丸は、元信に深々と挨拶する。

 東庵と駒は、美濃がふたつに割れいつ戦が始まるやも知れぬ状況を菊丸から聞き知る。

 駒は十兵衛ら明智家の人間のことが心配になり、密かに菊丸に、ここから連れ出して欲しいと嘆願するのだった。

 

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 十兵衛は、稲葉山城の高政に会う。高政も戦はしたくないとは言うものの、内心は真の父親が誰であろうと土岐源氏の血筋を名乗ることで美濃国衆を従えられること、そしていずれ将軍家に守護代の地位を願い出るにも、土岐源氏を名乗れば都合が良いと思っていることを十兵衛に露わにしてみせる。

 さらには…明智家を現在の明智荘から領地替えし、叔父の光安が隠居した上で十兵衛が跡を継げ、とまで言う。

 領地を新たにすることに異存はない十兵衛だが…先祖代々の明智荘を手放すことを母・
牧(石川さゆり)がどう思うか、十兵衛は憂うのだった…。

 



 館に戻ると、左馬助(間宮祥太朗)が火急の用だという。遂に道三が高政と一戦交える決心をし、大桑城に参集せよとの命が下ったのだ。十兵衛が光安のもとを訪れてみると…光安は飼っていた鳥を空に放ち、全てを覚悟したかの如く大桑城の道三の許に馳せ参じると十兵衛に打ち明ける。

 だが…既に高政は大半の国衆を味方につけている。道三の許には、集まる兵がせいぜい二千か三千か…勝敗は見えているのだ。十兵衛はあと二日待ってくれと光安を引き留める。


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 十兵衛は道三を説得すべく、大桑城を訪れる。十兵衛はここで、並々ならぬ道三の決心と、これまでの己が人生の総括とも言うべき、国の主としての心構えを十兵衛に説いてみせる。そして…遂に高政と決戦すべく、十兵衛に別れを告げて大桑城より南の鶴山に向かった。

 



 
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 決断を迫られる十兵衛…既に叔父・光安は左馬助と道三の許に馳せ参じた。

 そして…十兵衛は決断する。藤田伝吾(徳重聡)らに戦支度を命じた十兵衛の行く先は…
鶴山だ。敵は高政である。