Il Volo Infinito

映画ブログ『黄金色の日々』別館 イタリアのテノールトリオ IL VOLOの部屋 他にミュージカル部多少

立ち止まって、進め

2022年08月16日 | IL VOLO、他

ライブの余韻に浸る暇もなく、しわ寄せであたふたでした。
なんとかこなして、本屋に立ち寄ったところ。「INROCK」誌が目に留まった。
毎度イルボロのインタビューを載せてくれる、他にはまったく用がない雑誌ですよ!w

この数年、彼らもパンデミックの影響を多々受けたわけですが。
昨年11月から5カ月間、結成以来の長いオフを過ごしていたそう。
13年間、少年時代からノンストップで世界中を駆け回ってた三人。
大事な家族と過ごせる時間を持てて、さらには自分自身に向き合う時間をようやく取れたと。

初めは時間があることに戸惑うこともあったようですが、それぞれのやりたかったことに取り組めたと話してる。

ピエロは言うまでもなく、オペラの勉強に邁進。
ジャンは興味があった演技の勉強!
イニャは映画音楽の作曲をオンラインクラスで受けたそう。おお!

基本真面目ですよね、彼ら。三人一ぺんに話しだすと賑やかすぎるイタリアン男子だけど(笑)、向上心の塊。
しっかし、らしいなあ。大先生は当然のオペラ。ジャンはこれ以上、皆の衆をとろかすしぐさとか覚える必要ないだろ! 
違うて😆 曲の解釈にも役立ったと言ってるけど、もし何かの映画にでも出てごらんよ。歌わなくても、知らない人にも、「あの超美形だれ!?」になることは必至。
イニャも彼らしいですね。楽器をいくつも操るマルチマン。モリコーネ・トリビュートアルバムをやって、そっちに行きたくなったのかな。いずれ彼の書いた曲も歌ってほしいですね。

歌手になるのが夢だっただろうから、13年の超過密な時間も喜んで乗り切ってきたんだろうが。
ローティーンから20代後半まで(ピエロが来年30歳とは!)、夏のヴァカンツェ以外の初めての長期休みも無駄にしない。ま、彼女には会ってただろうが(笑) 先生、ステディできたかね!?(親戚おば目線)

そして今回はジャンまでもが言うてました…。
「このグループには3人のリーダーがいて、まるで結婚してるような感じなんだよ。結婚生活が上手くいくように、沢山の情熱と時間を捧げないといけないわけで、僕らもずっとこのグループに自分たちの全てを捧げてきたんだ。(略)
ようやく自分たち自身に時間を捧げることができた」

前にピエロも言ってたね…。未婚の君らの結婚観はそういうものなのか。イニャにも聞きたい(笑)
結婚もパッションなんだねさすがイタリア男。

パフォーマンスに関しても、常にアドバイスし合ってるという。これってどのグループもやっているか、出来ているかと言えば、意外にそうでもないと思う。長い付き合いになると、言われたくない、言うのめんどくさいになりがち。それぞれプライドが出てくるしね。
まだまだ若いとはいえ、13年一緒にやっててそれができるのは素晴らしい。確かに結婚生活を長続きさせる努力に似たものがあるかも(笑)

イニャ曰く、ピエロは全ての音が完璧じゃないとパニック発作を起こし、ステージもカオスになると。
むろん大げさに笑わせてるだろうが、音に完璧主義者の先生が気持ちよく歌ってくれてたということで、パシフィックフィルハーモニア日本、大阪と名古屋のオケの皆さん、良いお仕事ありがとうございました!
マスクをつけての演奏は、想像以上に疲れるものではないか…。それでも演奏する喜び、パワフルなイタリアン男子の声に合わせる喜びも味わえていたら、ファンのはしくれも嬉しいです。

 

甚平記念w

 

 


コメントを投稿