言論に変化の兆し~人は変われることの証左か?~

 




著名な研究者や財界人が続々と、「財政破綻論の否定」や「反・緊縮財政」に舵を切り始めています。



「白髪になったオオカミ少年」経済政策の大胆な修正を
経営者ブログ 宮内義彦 オリックスシニア・チェアマン
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC251U30V21C21A0000000/?unlock=1

積極的な財政出動を

次に政府は十分な需要を生むだけの積極的な財政出動をすべきです。新型コロナウイルスの影響で経済停滞が長引くなか、少なくとも打撃を受けた分と同額の財政出動はすべきだと考えます。財務省や官庁エコノミストは長年にわたり財政健全化を主張し、政府の借金が増えれば国債価格が急落して財政が破綻し、日本経済が大混乱するとの見方を示しています。

しかし20年余りこうしたことが起きる兆候は全くなく、国債の信用力は維持されています。しかもどのようなメカニズムでこうなるのか、しっかり説明された記憶もありません。イソップ物語の「オオカミ少年」のように、「今に国債価格が暴落するぞ」と脅し続け、もう何十年もたってしまいました。そんな「少年」ももはや白髪です。


「日本は『世界最悪の財政赤字国』ではない」アベノミクスの提唱者・浜田宏一が“矢野論文”に反論
https://bunshun.jp/articles/-/49806


「『日本は瀕死の借金国』という宣伝には熱心な財務省ですが、主張と矛盾する分析には冷淡で、翻訳すらしない。IMFには、財務省の出向者もいるはずなのに、不都合な真実については目立たせない工夫をしているのでは、と勘ぐってしまいます



いやはや、驚きますね。


自分の考えを変えることは、難しい部分があると思います。やはり、人は自分を信じていたいですから。


特に、影響力のある立場の人であれば、なおさらです。


「お前、あの時は○○と言っていただろうが!!!」


なんて、言われかねませんからね💦


そう考えると、上の2人はとても立派だと思います。


「人は変われるんだ!」ということを示してくれていますね。



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