見出し画像

【現代思想とジャーナリスト精神】

【TBS報道特集2023.2.4】~戦争は始めるは容易だが終えることは困難~

【TBS報道特集2023.2.4】
~戦争は始めるは容易だが終えることは困難~



❶ 「差別と軍拡は世相を歪める」


 LGBT差別発言を総理秘書官が厳しく問われ辞任。内閣から庶民まで日本は国家として「平和国家」でなく「差別と軍拡国家」の度合いが深まっている。「平和国家路線」と「軍拡国家路線」の混乱が社会のあちこちで噴出している。政府だけを責めているよりもっと深刻な国家崩壊の兆しが見えてきつつある。
 たとえば、宮台教授襲撃事件は不可解な事件である。表面的な警察発表だけでは、疑問が解決されない。あれだけの大怪我を負わせた容疑者が、すぐに自殺するものだろうか。事実というよりもいくつかの解せない矛盾があるからだ。軽々に思いつきは言わないが、宮台教授もすっきりと原因が解明し解決したとは言えないと報道インタビューに応じて発言している。


❷ 「加速する日米軍事一体化とは」


この問題は日本国民の今後を考えるうえで重要な課題だ。

 NHKEテレは思想家ジーン・シャープの「独裁体制から民主主義」を「100分de名著」で取り上げていた。マハトマ・ガンディー研究から戦略的非暴力闘争を展開。アラブの春やミャンマーに影響を与えた。非暴力とは深い意味があり、決して無抵抗を意味してはいない。色平哲郎氏が評論でご紹介された。ちょうどテレビで第1回を見ていたので、色平氏のご示唆の内容がすぐつかめた。NHKEテレでは、中見真理・清泉女子大名誉教授が平易で明快な解説をなさっている。

 元自衛隊司令官の香田洋二氏は冷静で合理的な思考を持つ。
最近外国の紛争があるたびにいろいろな軍事研究家たちがテレビに頻繁な登場し、共通することは、「外交交渉」を欠いた「軍事力」論に立脚していることだ。「外交なき軍拡」は、人心を不安にし、社会の雰囲気も異常になってきていると感じてきた。

お名前を忘れ恥ずかしい限りだが、琉球大学の教授の発言は実にいまの国際社会の中で日本が沖縄とともに考える視点を与えてくれた。TBSの報道部でよく見かけた男性キャスターの言葉が非常に参考になった。「戦争は自然災害でない」「とめることはできるが、始めるよりずっと難しい」。同感です。

ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「政治・文化・社会評論」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事