タミヤ フェラーリ SF70H #07 デカール貼り | kingmanの模型製作記Ⓐ

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カーモデル・戦車模型を中心にバイク、艦船、飛行機、ガンプラ等々いろんなプラモデルの製作日記をゆっくり書いてます。


タミヤ 1/20 フェラーリ SF70H(Item No:20068)の製作記7回目です。
今回はデカール貼りの製作日記。
レーシングカー、特にF1マシンはスポンサーロゴが入ると一気に格好よくなります。
なので結構好きな作業ですね。
F1キットのデカールは位置決めに結構神経使うんですが、細かいデカールが一体化されていたり、複雑な形状や細かいモールドのお陰で目安が付けやすいので楽でした。
デカール自体も若干厚めなのでしっかりしていて貼りやすかったです。
逆にその厚さによってクリアコートでなかなか段差が消せなくて苦労しましたけど。


キットのデカールはこんな感じ。
昔のフェラーリF1に比べると多いですが、枚数的には多からず少なからず。
スペインのサンタンデール銀行やスイスの時計メーカー「ウブロ」、ドイツの自動車部品メーカー「マーレ」等、やはりヨーロッパの企業が多いですね。
日本のメーカーはスパークプラグでお馴染みのNGK(日本特殊陶業)だけ。アジアでもタイのシンハービールや中国の自動車関連メーカー「ウェイチャイパワー」ぐらいですね。アジアは相変わらずモータースポーツの人気が無いからでしょうか。
ちなみに、フェラーリの広告スペースはマルボロでお馴染みのフィリップモリスが全て買い取り、それを各スポンサーに卸すという広告代理店のような契約をしています。


まずはデカールの感じをつかむ為、貼りやすい箇所から貼っていきます。
クリアコートを吹いたときに気泡が出来たりしないよう、丁寧に密着させます。
貼り付け面にタミヤの「デカールのり(軟化剤入り)」を塗り、その上にデカール貼り付け。
綿棒等で位置決め&軽く密着させた後、上から同じくタミヤの「マークフィット(スーパーハード)」を塗って柔らかくし暫く待ってからさらに密着させてます。
このキットのデカールは軟化剤にも強かったです。


リアウィング翼端板のデカールは1枚に一体化されているので貼りやすい。
スリット部分にデカールが被るので、位置決めしてある程度乾いた後に良く切れるデザインナイフで切込みを入れて密着させます。

裏側のサンタンデール銀行のマークも忘れずに。


リアウィングのフラップのデカールは、真ん中にDRS用の段差があるので左右分割した方が貼りやすいかもしれません。
自分はそのまま貼りました。


フロントウィングのフラップのデカールはサイズがピッタリなので意外と簡単に綺麗に貼れます。
下地が黒でもデカールが厚いからか透けずにちゃんと発色してます。



ここからはエンジンカバーのデカール貼り。
エンジンカバーだけは貼るのが難しい箇所があります。
まずはシャークフィン。ピッタリサイズで貼り付け位置も平面なので簡単です。
下地のホワイト塗装を完全に覆い隠します(わざわざ塗り分けなくても良かったんじゃないかという気もする)。


昔はマルボロのロゴが貼ってあったインダクションポッドのデカールは、上の方にシワができやすくて苦労しました。
軟化剤を使って極力馴染ませましたが、若干シワが残りました。
クリアコートで目立たなくなるレベルだったので良かったですが。
このロゴもなんとかマルボロを連想させる形にしてるんでしょうね。
たばこ広告が禁止されてからフィリップモリスもあの手この手で頑張ってます。
サブリミナル効果を使ってうっすらマルボロのロゴに見えるようなものもありました。
個人的には、たばこ会社からの資金がモータースポーツを発展させたという側面もあると思うので、画像を加工して昔のマシンの写真からもたばこのロゴを消してしまうような昨今の風潮はどうかと思いますけど。



サイドポンツーンのレイバンのロゴは曲面なので難しいかと思いきや、意外に綺麗に貼れます。
実機を見ても左右の角度が結構違うように見えるので、貼り付け位置は注意が必要。
適当に貼ってもそれっぽく見えますけど。
透明の余白がデカいので切り取るか迷いましたが、切り取らない方がよれたりせず綺麗に貼れるし、どのみち段差は消すのでそのまま貼りました。



一番厄介だったのがこのシェルのロゴ。
柔らかくしたり伸ばし方を変えたりしてもどうやってもシワが出来てしまい、目立たなくするので精一杯でした。
一部に切込みを入れて重ねればシワが出なくなったかもしれません。
でも、軟化剤である程度シワを減らし、クリアコートの厚吹き&研ぎ出しで最終的には目立たなくなりました。



エンジンカバーのデカール貼り完了。
(シェルのロゴ以外は)綺麗に貼れました。カッコイイ!
UPSのロゴはモールドと被ってるので切込みを入れて密着させてます(そうしないとクリアコート時にデカールが浮き上がる)。



モノコックのデカール貼り。
真ん中に貼る為の位置決めに神経を使うノーズのデカールも、一体になっているので貼りやすいです。


カーナンバーを貼るときはマスキングテープをガイドにして位置決めしました。


ノーズ側面のカスペルスキーのロゴは、エアインテークのスリットと被るので切込みを入れながら慎重に貼り付けます。


フェラーリのロゴとラインのデカールは細長くて若干貼り付けにくいのですが、丁寧にやれば大丈夫。


コックピット周りに細かいデカールを貼り付けて



一通りの外装パーツのデカール貼り完了!
うーん満足!
やっぱスポンサーロゴが付くとさらにカッコイイ!




最後にホイールやブレーキ等の小物に小さいデカール貼り。


ステアリング用のデカールはインストには「自由にお使いください」との投げやりな指示が。
スイッチ類の細かい凹凸があるのでそのままでは貼れません。
なのでデカールのスイッチ部分をデザインナイフでチマチマ切り抜いてから貼りました。

かなり面倒臭かったけどそれっぽく出来て満足です。

ということでデカール貼り終了。
ではまた!