タミヤ F-14Dトムキャット #05 機体塗装 | kingmanの模型製作記Ⓐ

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タミヤ 1/48 グラマン F-14D トムキャット(Item No:61118)の製作記5回目です。
今回は機体本体の下地塗装、基本塗装、迷彩塗装の製作日記。

 


・下地塗装


機体本体の塗装をしていきます。
まずは下地としてパネルラインに沿ってシャドー吹きをします。
このキットはかなり細かくモールドが入っているので、0.2mmのエアブラシで細吹きしました。
まずは手慣らしに目立たない裏側から。
塗料は他社のラッカー塗料より薄くて目詰まりしにくい気がするタミヤラッカーのセミグロスブラックを使いました。


機体がデカいし薄めの塗料をエア圧を落として吹いているので、なかなか時間がかかります。手が疲れました。


表面にも塗装。


そして一通りパネルラインに沿って吹いたあと、雨だれ後を表現する為にコクピット周りに上から下に吹いたり、空気の流れによる退色や排気汚れを表現する為に前から後ろに吹いたり、再塗装跡や汚れを表現する為にランダムにシャドー吹きをしました。

裏側の方を気持ち強め&多めに吹いてます。


続いて光が当たる部分にハイライトとして薄めたホワイト(ガイアカラーのEx-ホワイトを使用)を吹きました。
簡易的なブラック&ホワイト塗装的な感じで。



最後にMr.カラーのサンディブラウン(C19)をオイル汚れが付きそうな箇所に吹きました。
裏側のエンジン周辺は汚れやすそうなので多めに吹いてます。

 


・基本塗装



そして今回機体の塗装に使う塗料はコレ。
クレオスのMr.カラー特色セット 航空自衛隊機洋上迷彩色。
そうです、このF-14は自衛隊仕様だったんです。F-14DではなくF-14Jです。
F-2の洋上迷彩ってカッコイイですよね。だから一度塗ってみたかったんです。
ちょうどF-14が積んであったので、洋上迷彩で塗って自衛隊仕様にしてみようと思った次第です。
F-14はF-15に負けて自衛隊には採用されませんでしたが、採用された世界線の仕様です。
ウクライナで戦争が続いている昨今、他国を攻撃する目的のアメリカ軍仕様より専守防衛の自衛隊仕様の方が平和的でいいかなって思った事も理由だったような気もします。

ちなみにこの塗料、以前はセット売りしかしていなかったんですが、現在はバラ売りしています。
基本色になるシャロウオーシャンブルーの消費が圧倒的に多いし、レドームグレーなんて機首にしか使わないのでバラ売りはありがたい。
こういうニッチな色は買っとかないと絶版になると思って2箱買っちゃってましたけどね。
F-2の実機写真を色々眺めてみると機体や写真、天候等によって色味が全然違うので塗料選びが難しいです。
なので専用色を使っちゃうのが手っ取り早いですね。


まずは機首にレドームグレー(C376)を塗りました。
明るめのグレーです。


レドームグレーを塗った箇所をマスキングし、ベース色のシャロウオーシャンブルー(C374)を全体に塗装します。
下地を作ってあるので塗りつぶさないように薄めに吹いていきます。
ムラがある方が本物っぽいので意図的に濃淡をつけてます。
下地に吹いたサンディブラウンもうっすら透けて良い感じです。



全体に吹き終わりました。瓶2本ぐらい使いました。



ちょっと下地が透けすぎな気もしますが、このあとまた上に塗料を重ねたりウェザリングしたりもするので、この時点ではこれで良しとします。


乾燥機に入るギリギリのサイズです。


パイロンやドロップタンクもシャロウオーシャンブルーで塗装しておきます。
この辺のパーツは機体と違って長く使わないと思われるので、塗装があまり退色してない雰囲気で機体より濃い目に塗ってあります。


迷彩塗装をする前に水平尾翼の末端をMr.カラー グレーFS36118(C305)で塗装しておきます。
一緒に写っているエアバッグはMr.カラー ダークシーグレー(C25)を使いました。

 


・迷彩塗装


洋上迷彩の濃い方のブルーの塗装は、最初は1/48で大きいから0.2mmのエアブラシでフリーハンドの細吹きで行けるかなと思っていたんですけど、プラ板に試し吹きしたらボケ足が大きすぎてイマイチだったのでブルタック(練り消しみたいな粘着ゴム)を使うことにしました。

フリーハンドで塗った場合、最終的に全面濃い青で塗りつぶされたF-14が出来上がる未来が見えたんですよ。
ブルタックでのマスキングなら境界線の吹き方でボケ足を調整できるのでピッタリ。

若干マスキングに時間はかかるものの、マスキングテープ貼るより楽だし何より神経使わなくて良いのが最高。



実機写真(イカロス出版の世界の名機シリーズ F-2を参考資料にしました)やF-2用デカールのインストを参考に、バランスを考えながら棒状にしたブルタックを乗せていきます。
あまり細くするとボケ足が出来なくなるので注意。
またあまり強く貼り付けると剥がすときに塗装を持っていかれるので、これも注意。


こんな感じにしました。
結構迷いましたけど、F-2も迷彩パターンは機体によって結構バラバラだし、架空の仕様なのでそれっぽく見えれば良いかなって感じです。



念のためシャロウオーシャンブルーのままにする部分をマスキングテープで覆い隠しました。地味に面倒。



ディープオーシャンブルー(C375)で塗装。
これもシャロウオーシャンブルーと同様、下地を塗りつぶさないように薄めに慎重に吹きました。



ブルタックを剥がすときに結構へばりつくので面倒ですが、丸めたブルタックで優しく叩いて回収します。




ムラ感や下地の残りっぷり、ボケ足の感じは割と良い具合に出来た気がします。
ただ、2枚の垂直尾翼の間に濃い青が入っていた方がバランスが良い気がしたので、この辺にも濃い青を追加します。



可変翼を広げたときに見える主翼の付け根部分も塗装しておかないと、翼を広げたときに気持ち悪いので機体後方と一緒に追加塗装します。
翼を広げた状態でまたブルタックでマスキング。
閉じた状態でも広げた状態でも模様が繋がるように注意します。




ちょうど良い具合に塗れました。
これにて迷彩塗装は完了!
やっぱ自衛隊の洋上迷彩はカッコイイ!トムキャットにも合う!

ではまた!