綾瀬文蔵は主に深夜に生きてゐる。

綾瀬文蔵氏ノ生活ト意見ト告白ト嘘ト哲学ト料理ト欲望ト逸脱ト正統ト異端ト推量ト経験ト感傷ト鑑賞ト干渉ト癇性ノ発露ナリ。

昭和は遠くなりにけり

2018-12-07 02:01:41 | 駄文

同僚がソフトバンクが不具合で全然仕事にならないと怒っているのかと思ったら、喜んでいた。

仕事をサボれる理由ができて嬉しかったようだ。

僕はAUなので何の関係もなかったのだが、世間は通信障害で大騒ぎだったらしい。

先日ポケベルのサービスが停止されると報道があったが、スマホや携帯電話はおろかポケベルにしたって、

こちらにしてみりゃ人生の後半に登場した最新機器だ。

通信できないぐらいのことが何の問題なのか、という気がしないでもない。

(と、ブログに書き込むこと自体、かなりふざけた話なのだが、そのあたりの自覚は薄い)

学生だった頃には電話というのは動かない物だったし、女の子の家にかければ出るのは必ず親父と相場が決まっていた。

待ち合わせにしてもさ、遅刻すればその日は会えないのだし、場合によっちゃ一生会えないかもしれないという悲壮感というか緊張感があった。

そういう面倒くさいのは「平成」が全部どこかへ押し流して行ってしまったのに、その「平成」も終わってしまう。

結局、ジジイになった自分が取り残されて愚痴っているだけってことになる。

そういえば、ダイナマイト・キッドが亡くなった。大学生のころにテレビで見た記憶しかない。小さなレスラーだな、と思った。

「昭和」はどんどん遠くなっていく。べつにさびしいわけじゃない。


天皇杯

2018-12-06 00:59:11 | 自作紹介

サッカーの天皇杯と競馬の天皇賞をいまだに言い間違えるのだけれど、

最近はサッカーも競馬も疎くなって、さすがに今年はW杯イヤーだったから日本代表戦くらいは見ていたのだが、

競馬の方は春も秋もどの馬が勝ったのか知らないし、

Jリーグの方はとうとうまともに見た試合が1試合もなかった。

ニュースで順位を確かめるなら、totoも買えばいいじゃん、と思うのだが、結局BIGすら買わずじまい。

そんなこんなで天皇杯の決勝カードが決まったという報せである。

早いなあ、と思ったら、今大会はアジア杯の影響で決勝は元旦ではなく、9日に前倒しだそうな。

えー! である。

もう十年以上、元旦は実家で天皇杯を見る、というのが恒例になっていた。

僕は元旦、実家で何をすればいいのだろう。八十過ぎの両親と話すことなんてもう、そうそうないのだよ。

2014年大会も年内決勝だったということだが、あれ、4年前ってそうだっけ? とまるで記憶にない。

参ったなあ。

アジア杯が1月にあるから代表チームの休養期間を確保するためらしい。

つまり、レッズの槙野と、ベガルタのシュミット・ダニエルのせいということである。

責任取れよな、おまえら――である。


作品紹介

2018-12-05 01:10:16 | 自作紹介

小説書いています。
というわけで、作品の紹介です。
「小説家になろう」でお読みいただけます。ぜひご一読ください。

ファンタジー

異世界最強職「管理人」の旅 ~〈生ける調味料〉娘を弟子にしました~』(連載中)
異世界の「管理人」をしている主人公は、そばにいるだけで食べ物を美味しくするという特殊能力をもったハーフエルフの美少女と旅に出た。なぜかドタバタの。第一部は完結。
 
怪人 此の夜の主』(連載中)
昭和初期の日本にパルプ雑誌があったら書かれたかもしれない小説。ザ・シャドウ+乱歩通俗長編。第一話「怪奇! 蜘蛛男」は完結。
 
ミステリ

TOSAGAI 僕が知らない時間、聞いていない事柄
貧乏な大学生の僕が、サークル室で切断された耳を見つけたところから始まる事件。誰もが何かを隠している……。
 
ネジウリ 帝国鋲螺商会と裏庭の死体
江戸時代から続く秘密結社で働く主人公の、表の顔であるネジ屋のバックヤードにある朝、知らない男の死体が転がっていた。
以下のパートだけ〈R18〉になります。
PART8 「ペントハウスの女

頭のなかの宮殿』(短編)
1934年の降誕祭前、帝都のホテルで一人の記憶術師が殺された。瀕死の被害者はなぜその部屋を訪ねたのか。


普通小説

誰も見ていない悪夢
九鬼は義理の妹に呼ばれて、彼女のいる「施設」を訪ねる。80年代少女的な空間に暮らす中年肥満女は、黒板を意味不明な数式で埋め尽くし、九鬼のことを「しんでいる」と宣告する。


ゲートウェイねえ……

2018-12-05 00:31:41 | 駄文

田町と品川の間に高輪ゲートウェイって駅ができるそうで……。

山手線では71年以来の新駅ということだけれども、皆んな「高輪ゲートウェイ」なんて呼ばないのは間違いのないところだ。

きっと「ゲートウェイ」とか「高ゲー」とか呼ぶんだよ。

僕は「ゲイトウェイ」っていうと、古いんだけど、フレデリック・ポールのこれ。

どこか知らない場所に繋がっているイメージがあって、そんな駅で降りたら今世紀中には帰ってこられないような気がする。


『生者と死者と我らと』リリースしました!

2018-12-04 23:43:37 | 自作紹介

謎の日本兵捕虜収容所を舞台にした本格ミステリ。

https://www.amazon.co.jp/dp/B07KSCHWLV

太平洋戦争末期、アメリカ本土のどこかにある極秘の日本兵捕虜収容所――

正規の名を持たないその施設は〈ヤマトホテル〉と呼ばれ、日本語に堪能な将校と、日本語を解さない日系の兵隊たちで運営されていた。

〈招待客〉と呼ばれる「私」たち捕虜は、軍隊での階級を剥奪され、また、故国にいたときのことを話すことも禁止されて、互いを収容所に与えられた名前――ムサシ、ホクサイ、ロッパなど――で呼び合うことを強制された。

「生キテ虜囚ノ辱メヲ受ケズ」という「戦陣訓」に背く「私」たちが戦争の現実から隔絶されて生きる〈ヤマトホテル〉には秘密があった。軍人には見えない将校たち。誰も会ったことがない捕虜将軍。捕虜のなかに潜むスパイ。階上の部屋に隠されている不思議な機械。

「私」と同房のナンボクは、看守と捕虜の親善野球大会の日、収容所の秘密の一端にたどり着くが、一方では恐ろしい殺人事件が発生していた。
MPによる捜査は混迷をきわめ、収容所内に緊張が高まる。そして、第二、第三の殺人。
捕虜たちは反乱を起こし、収容所を武装占拠するのだった――

Amazonよりkindle版で販売中。Kindle Unlimited でも購読できます。

https://www.amazon.co.jp/dp/B07KSCHWLV