僕の詩集

「人間・人生・生きる」をテーマに、色々な角度から人間を描写し、格言詩を目指しております。
読みやすく解りやすい詩です。

僕の詩集No.682【 孤 立 】改訂版

2024-05-14 05:30:05 | 
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   孤 立

       にのみや あきら

淋しいだろうが
もう誰にも会わない方がいい
新しい出会いを作って
何をしようと言うのだ
これ以上 何を望むのだ
君には能力の限界だ
これ以上 出会いを作っても
何も生まれない
ただ思い出だけにしかならない
それで良いと言うのなら別だが
それにしても
遅すぎるのではないか

淋しいだろうが
もう誰とも会わない方がいい
新しい出会いを作っても
何の役にも立たない

2000.11.25.作
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僕の詩集No.675【 かなえられぬ愛 】改訂版

2024-05-13 05:30:05 | 
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   かなえられぬ愛

         にのみや あきら

たとえ悲運な愛であっても
かなえられない愛であっても
離れて生きていたとしても
おなじ地球上で生き
おなじ国で生活をし
おなじ時代に生き
おなじ時間に呼吸をしているだけで
たとえ
かなえられぬ愛であっても
片思いであってのも
愛する人がいるだけで
私は幸せ

1999.1.17.作
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僕の詩集No.673【 人 間 ( 19 ) 】改訂版

2024-05-12 05:30:00 | 
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   人 間 ( 19 )

         にのみや あきら

人間は
なぜ
己の醜悪を穿り出して
面白可笑しくでっちあげ
ドラマにしたがる
そしてそれを
商売にまでして
自己満足に耽っている

人間って
なんて滑稽で
愚かで浅はかで
節操のない生き物だろう

1995.1.28.作
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僕の詩集No.3257【 臨 終 】

2024-05-11 05:24:45 | 
   臨 終

       にのみや あきら

人間の臨終は
二通り考えられる
肉体の臨終と
心・魂の臨終

肉体の臨終は
火葬場で消滅して終わりになる
心・魂の方はどうなるのだろう
その人の生き方によって
永遠に残る場合と
肉体のように消滅してしまう
場合とがあるだろう

消滅させたくなければ
元気な時期にそれなりの
努力が必要
心・魂を残す作業は
並み大抵ではない
著名人や芸術家でなければ
人生に未練がましくしないで
諦めるのも利口な生き方だ
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僕の詩集No.672【 釘 】改訂版

2024-05-10 05:29:46 | 
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   釘

     にのみや あきら

頭を打たれても打たれても
痛いのは瞬く間だからと
辛抱強く我慢している
あっちでも
こっちでも
兄弟や仲間が無数に打たれ
材木の中に潜って行く
大きくて長い長男
小さくて短い次男
細くて短い三男
太くて短い友達
打たれて
みんな離れ離れになる
柱を支え
板を支え
横になったり
逆さまになったり
一軒の家を支えるため頑張っている
重くて窮屈だけど
これが僕たちの日常生活

1995.1.10.作
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