安易な法人設立のワナ | 【ゆめたか大家】ゆめたか大家の本文ブログ

【ゆめたか大家】ゆめたか大家の本文ブログ

住宅ローンで10連敗した我が家ですが、融資を受けて築古木造物件買い進めて、10年で富裕層と呼ばれるまでになりました。私の「今までの道のり」と「10周年記念出版」は以下です。(訪問者プレゼントもあります)http://bit.ly/yumetaka-history

―――――――――――――――――――――――
■安易な法人設立のワナ

☆2022年6月30日発行
―――――――――――――――――――――――

こんにちは!「ゆめたか大家」と申します。


「金持ち父さん 貧乏父さん」

の本の教えを整理し

また日本とアメリカの違いを踏まえて

日本で応用する際の注意点をまとめました。

法人化についての注意点も載せてあります。


「金持ち父さん 貧乏父さん」

「ロバート・キヨサキさんに学ぶ

 ロバート・キヨサキさんの弊害」

https://scene-ex.jp/L2485/b0/2t4181


ゆめたか大家の今までの道のりはこちらです。

https://scene-ex.jp/L2485/b0/3t4181


過去の記事はこちらよりご覧いただけます。

https://scene-ex.jp/L2485/b0/4t4181


バックナンバー集はこちらです。

https://scene-ex.jp/L2485/b0/5t4181

―――――――――――――――――――――――
■本文
―――――――――――――――――――――――

前回

「法人を設立するタイミング」

https://scene-ex.jp/L2485/b0/6t4181

を書いた所

ツイッターやフェイスブックで

コメントをいただきました。


「すごく分かりやすい!

 我が家は悩んだ末に個人でスタートして

 未だに悩み続けていますが

 一つの指針になるなと思います」

https://scene-ex.jp/L2485/b0/7t4181


「コンパクトなまとめで、大変勉強になりました

 …自分はどうしよぉかなぁ」

https://scene-ex.jp/L2485/b0/8t4181


「税金は奥深いですね。

 なので、法人化も適正なポイントは

 個人個人違ってきますね。」

https://scene-ex.jp/L2485/b0/9t4181


前回も書いた通り

法人に利点があるのは間違いないのですが

今回は

「安易な法人設立のワナ」

と題して

安易な法人設立を戒める内容を

書いてみたいと思います。


法人の利点として

利益が800万円以下の場合は

特に税率が低い事が挙げられます。


しかしこれを逆手に取って

三為業者(悪質不動産転売業者)が

不動産を高値で売りつけるのです。


法人は税率が低いので

三為業者が物件を高く売りつけて

物件を買った人は返済割合が高くなっても大丈夫

という皮算用です。


このため三為業者は

「物件情報」「法人設立」「融資申込」の

「三点セット」を揃えて

物件購入が「手段」ではなく「目的」になっている

「規模自慢投資家」の元へ向かうのです。


そして法人を作る「規模自慢投資家」は

会社にバレないようにするために

法人からの社長の報酬はゼロに設定します。


すると法人は

社長にお金を払う必要がなく

税率も低いのですが

それでも経営が成り立ちません。

三為業者が物件を高く売りつけたからです。


しかし三為業者は

「法人は赤字の繰り越しが10年できます。」

などと訳のわからない説明をし

法人を次々と作らせては物件を高値で売りつけ

「一物件一法人スキーム」が生まれました。


この行く果てはどうなるのでしょうか。


三為業者が揃えた

「物件情報」「法人設立」「融資申込」の

「三点セット」に従って物件を買った人は

最悪の場合

「BIT(不動産競売情報物件サイト)」

https://scene-ex.jp/L2485/b0/10t4182

「981(競売不動産検索サイト)」

https://scene-ex.jp/L2485/b0/11t4182

において

自分の物件の「三点セット」が

ダウンロードされる破目になるのです。


これが

「安易な法人設立のワナ」

です。


法人を作る事は

投資家がお金を得るための

「手段」だったはずなのに

お金を得るという「目的」を達成したのは

物件を高値で売った三為業者だったのです。


また三為業者が売りつけた物件には

いわゆる「出口物件」が多数、含まれています。


「高嶺の花」だと思っていた物件が

「高値のババ」である事が判明し

投資家がそれに気が付いた時には

「融資期間の30年縛り」に人生を縛られて

抜け出せず、出口がないのです。


不動産の世界には

「融資が通れば道理が引っ込む。」

という側面があるのは否めません。


しかしこれによって

自分が「道理」すなわち「正義」であると思い込み

物件を買う事自体が目的になり

三為業者に蹂躙(じゅうりん)されてしまうのが

今回の題名である

「安易な法人設立のワナ」

だと思います。


大きな目標を立ててそれに向かうのも良いのですが

「小欲にして足るを知る(小欲知足)」というのも

また大切な心構えだと思います。


今回の内容が参考になりましたら

以下を応援いただければ幸いです。

https://scene-ex.jp/L2485/b0/12t4182