40代底辺女の貧困生活

月給15万で・・・貯金ナシ、年金ほぼナシ、資産ナシの母親を養っています。ボロ賃貸暮らし。2019年給料が上がり月給18~20万前後になりました。

間借りしているオッサンのブログ 前に進めないオッサンの グダグダ放浪記

内田百閒「餓鬼道肴蔬目録」と岡山銘菓「大手饅頭」

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内田百閒、澁澤龍彦、武田泰淳、色川武大、岡本かの子、森茉莉・・・などなど、豪華作家陣30人以上による食にまつわるアンソロジー、「もの食う話」を読みました。

 

収録の内田百閒「餓鬼道肴蔬目録(がきどうこうそうもくろく)」は、戦時中の内田百閒が食べたい物をひたすらに箇条書きにした小品なのですが、これが不思議と面白かったです。

 

551の豚まん

スシロー

マロンパイ

モンブラン

 

・・・ってな感じでひたすらに食べたい物を書き連ねてあります。これは私が食べたい物で内田百閒が食べたい物ではありません(;・∀・)

 

自分が食べたいモンを書いて読者の興味をひく作家って、この人ぐらいじゃないか・・・なんてことを思いながら見ていると、百閒先生の食べたい物の一つに大手饅頭とありました。

 

大手饅頭って何だっけ?とググってみたところ、岡山の銘菓なのね。岡山出身なのでお好きなのね。あらあらこれは、介護している婆さんが好きな饅頭じゃない・・・ってなわけで、大阪の取り扱い百貨店にて購入して来ました。

 

 

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10個入り864円。

 

私は和菓子をあまり食べないので美味しいのかどうなのかよく分かりませんが、この手の薄皮饅頭が好きな人が他にもいるので、あちこちの和菓子屋で売っていないか見るものの、案外売っていないんですね。

 

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この形状の饅頭、いざ誰か(たいがい80代)に買って行ってやろう・・・と思うと、どこに売っているのか分からないので、酒饅頭や塩味饅頭などでお茶を濁してしまいます。

 

80代のヨボヨボした人に餅はヤバめなので、大福系は持って行きにくいじゃない?

 

本当なら出町ふたばの豆大福を持って行ってやりたくて、先日から大阪の催事情報を見たりしていたんだけど、介護している婆さんはもう豆大福は食べられないのよね。喉つまりそうだし、永遠に口の中でくちゃくちゃさせていたりするので、断念。

 

こういう大手饅頭のような薄皮饅頭(ほぼ餡子)は与えやすくて良いですね。阿闍梨餅も駄目だし、たねやの秋に出る栗の大福ももう食べられそうにもありません。

 

美味しく食べられる時にもっと美味しい物を与えていれば良かったな。でもこれからは大手饅頭を買おうと思いましたよ。

 

 

(´-`).。oO(大福とかおはぎとか最中はよく見かけるのですが、栗饅頭や酒饅頭やかりんとう饅頭以外の饅頭を和菓子屋でなかなか見かけません)