沖縄でコツコツ投資

30代兼業投資家です。iDeCoやNISAを利用してコツコツ投資をしています。最近米国株(ETF中心)に移行開始しました。

投資方針

今後の投資方針について書いてみます

●まずは月30万ずつが目標

内訳は

●米国ETF 7万円/月
・ NISA枠内で行う(SBI証券だとNISA枠内の海外ETFが買付手数料無料)→当面は現行NISA続行
・QQQ(第1、3金曜日)、VHT(第2、4金曜日)を1口ずつ買い付ける
・売却はしない

投資信託 10万円/月
ジュニアNISA2人分
 岡三スモールモンスター 50000(毎週5000円分×2)
 楽天VTI 50000(毎週5000円分×2)

●国内個別株 10−15万円/月
・業績改善企業、決算良好企業
・ヘルスケア、バイオに注目

まだ日本株の投資方針ははっきりしていないです。
もっと明確にしていきたいけど・・・


2018年2月時点ではこんな感じの投資方針になります。

つみたてNISA Meetup in 那覇(つみップ那覇)に参加しました。

こんばんは
つみたてNISA Meetup in 那覇 に参加したのでご報告です。

https://www.fsa.go.jp/policy/nisa/20170614-2/naha.png

はじめに

2018年6月14日に金融庁主催のつみたてNISA Meetup in 那覇那覇第2地方合同庁舎で行われました。
2017年の4月に第1回のつみップが開催されて以降全国で開催されており、今回やっと沖縄で開催されたので参加してきました。

金融庁の今井さん、イボットソン・アソシエイツ・ジャパン株式会社というところの島田さんのお話を聞く機会があったのでご報告です。

参加人数は25名程度とのことでした。
年齢は20代から50代くらいまで、女性が多く6−7割だったと思います。

金融庁の説明

金融庁 総務企画局 政策課 今井さんから説明していただいました。

家計金融資産の日本と米国・英国との比較

①日本の金融資産は1880兆円、そのうち現預金は961兆円
株式・投信の割合は米国50%、英国42%、日本21%
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②金融資産の増加推移は97年と比較して米国2.9倍、英国2.6倍、日本は1.5倍(株式・投信の割合が少ないため)
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③家計所得の日米比較
米国の家計において、投資による所得が3割に登る
米国では401K(日本の個人型確定拠出年金iDeCoのもと)の制度の導入により87年以降、家計における株式・投信の割合が20%から50%近くまで増加している
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ここまでの日米英の比較で
日本にまだある「働くことはいいことだ」的な根性論を思い浮かべました。(日本の有給消費率の低さ)
そして、米国・英国では株式・投信に資産をふることで資産増加の恩恵を得ることができ、その余裕が精神的な余裕にもつながっているのかなという印象をもちました。(外人の旅行好きとか)

金融資産「ゼロ」世帯

収入階層別に見ても金融資産「ゼロ」世帯が増えていることは、低金利からくる資産形成への諦めが原因ではないかとおっしゃっていました。
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一般NISA口座稼働率・買付額の推移

NISA口座は1000万口座に達したようです。
しかし稼働率は61.4%しかなく、4割は実際には運用していない。
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理由は
・まとまった資金がないから
・投資方法がわからない
・時間がない
などのようです
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ってことで、少額、分散で行える投資信託を用いたつみたてNISAを行いましょうという流れです。

投資信託による少額・長期・分散投資

投資信託はネット証券では100円から買い付ける事ができる。
インデックス投信であれば分散投資ができる。
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2008年はリーマンショックでほぼ半分にまで資産は減っている。
しかし、そこを耐えて評価額が低いときに積立続けると後で大きくなる。
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今後も評価額が含み損になることはあるが、
①売却しなければ損はでない!②評価が低いから多くの口数を購入できる
と考えて投資を続けることが大切とお話していました。

エマージング新興国市場)は1998年から現在まででリターンは大きいが、乱高下が激しいので注意が必要
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投資信託の手数料

投資信託には信託報酬と販売手数料がかかります。

①信託報酬率について
保有する投資信託にたいして年率でかかってくるコスト
国内株式アクティブ運用の投資信託は信託報酬率が2%を超えるものもある
必ずしも信託報酬率が高い投資信託がいい成績を出しているわけではない、信託報酬率が高い分、日経225などのインデックス投資信託より成績が下回る可能性、評価損になる可能性がある。
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②販売手数料について
現在でも3%を超えるものがよく売れている。
これは(銀行や証券会社に)買わされているのではないか。
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安定的な資産形成への取り組み

金融庁としてはつみたてNISAの導入で長期・積立・分散投資へ誘導したい。
①つみたてNISAの取り扱い商品は長期投資に適した投資信託に限定している
②顧客本位(手数料が安い事)(信託報酬率・買付手数料・信託財産留保)
③投資教育、職場つみたてNISA(職場つみたてNISAは新規の制度ではなく、職場での資産運用の勉強会のこと)
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一般NISAとつみたてNISAの比較
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つみたてNISAの対象商品
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つみたてNISAは現役世代が8割、一般NISAは現役世代が5割と説明していました。

投資のポイント

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よくある質問

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ゲストの説明

イボットソン・アソシエイツ・ジャパン株式会社 島田さん

投資のタイミングの難しさ

まず、①1970年から2017年まで国内株式を保有し続けていた場合。約21倍。
②市場が不調で下落幅の大きかった上位3年間で運用をやめて(現金化し)翌年から運用を再開した場合。約79倍。
③市場が好調で上昇幅の大きかった上位3年間で運用をやめて(現金化し)翌年から運用を再開した場合。約4倍で定期預金とほぼ変わらない。
という説明でした。つまり市場が好調な時期を的確に捕まえるのは難しく、運用は継続的に行うべきだということでした。


投資対象の予想の難しさ

世界の株式市場ではどの市場の運用成績がいいかは毎年変わる
資産クラス(国内株式、外国株式、国内債券、外国債券)でも運用成績がいい資産クラスは毎年変わる
4資産分散であればそこそこの成績を得ることができる。
ビリにならないことが、傷を避けることに繋がり退場しないことにつながる。



リスク・リターン、ポートフォリオについて

異なる資産クラスを組み入れることで、リターンはそこまで下げずにリスクを下げることができる。
リバランスが大切であるが、タイミングははっきりとしたことは言えない。

質疑応答

iDeCoとNISAの違い

iDeCoは拠出時に非課税(社会保険料として所得控除)
運用益に対しては本来は特別法人税が課税されるが平成32年までは凍結されている、払出時には雑所得として課税される。
課税繰延制度により現役世代での高い税率ではなく、年金世代での低い税率で課税されることになる。
NISAは拠出金に対して課税(所得税など引かれたあと)、運用益と払出時は非課税。

リバランス、スイッチングについて

iDeCoは拠出後は拠出額内でいくらでもスイッチングできるが、NISAではスイッチングすると枠を使い切ることになる。
今後NISAでスイッチング、リバランスはできるようになるか?

銀行・証券業界的にはNISA・つみたてNISAともにリバランスを可能にしてほしいと考えている。
しかし金融庁はリバランス可能とすることで手数料の高い投信に変更させられる人が出てくる可能性があることを心配している。
しかし、つみたてNISAではそもそも信託報酬率が低いものを集めているため、今後検討していく可能性がある。

島田さん
リバランスはつみたてNISA内だけで考える必要はなく、他のiDeCoや証券口座などの全ての資産内で考えていただけるといい

期間・額について

リサーチでは満額使っている人は少ない
しかし、今後検討はしていく
今後も改革がされていくだろう、20年後も40年後も有用な制度であれば恒久化もあり得るかもしれない。

そもそも運用していた投信がなくなってしまった場合はどうなるのか

つみたてNISAでは運用期間が長い商品を扱っておりなくなることは考えにくいが、運用会社の破綻や日本撤退などは起こり得る。
その場合は併合を検討する。しかし法的には問題ないが、これまで投資信託の併合が行われた例はなく、運用会社も検討中。

株式市場のインデックスはこれからも長期的には上昇するか

島田さん
世界的な戦争や天候の変化などでお金どころではなくなった場合は下がるだろうが、長期的には楽観的に考えている。
今井さん
戦争でも債権は評価が下がったが、株式はそこまで下がらなかった。
経済は人の幸せになろうと思う気持ちが、新しい製品を生み出して発展していくのでこれからも発展すると考える。

その他には

信販売手数料の規制はできないのか、投資教育を小中高でするほうがいいのではないか、つみたてNISA・一般NISAで運用期間が終わった資産について課税はどうなるのかなど一般的な質問もあり、とても勉強になった会でした。

おわりに

懇親会には参加できませんでしたが、あとで考えるとジュニアNISAについても聞きたかったので懇親会参加できればよかったな・・・と少し残念でしたた。

また、今後機会があれば聞いてみたいです。

沖縄でつみップに参加できるとは思っていなかったのでとてもいい勉強になりました。
企画していただいた皆様ありがとうございました。
他にも沖縄で参加できるイベントがあるといいな!!

2018年4月の運用成績

こんばんはバルです。
2018年4月も終わりってゴールデンウィークのまっただ中です。
年度末から忙しくて、ほぼ売買出来ていません。
でも相場が上がってきてくれているおかげで評価額も戻ってきています。

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