ERIの卵巣嚢腫治療記録2017

10cm卵巣嚢腫(チョコ)治療の記録です

5月29日*腹腔鏡手術当日

 

手術当日

寝れたのか寝れてないのか

よく分からない朝。

6:00には目が覚めてました。

術後はしばらく動けないので

念入りに洗顔と歯磨き。

7:00に浣腸。

「3分待ってね」と言われたけれど

1分ぐらいが限界でした。

やっぱり浣腸嫌いだなー><

 

*着圧ストッキング

手術着に着替えて

血栓予防のための

着圧ストッキング装着。

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普段メディキュット使っているので

履くのはそんなに難しくなかったです。

黄色い線が足首にくるよう装着。

足の指あたりにある穴は

看護師さんが

足の状態をチェックするための穴です。

医療用とはいえ、

ダサさは否めません...

 

*手術と肺血栓の関係

血栓とは

肺の血管に血液の塊(血栓)が詰まる病気です。

発症すると

・呼吸困難

・意識がなくなる

・ひどい時には心臓が止まってしまう

恐ろしい状態です。

安静な状態が解除され

動き始めた時に出やすい症状らしです。

手術後は体を動かすことができないので

このリスクも高まるそう。

しかも死亡率の高い病気だとか!

怖すぎるんですけど...

 

ちなみに飛行機の

エコノミークラス症候群」は

これと同じものだそうです。

 

今まで全身麻酔の手術を

したことがなかったので、

術後にそんなリスクがあるなんて

初めて知りました。

看護師さんが呼びに来られるまで、

入院時にいただいた用紙を

何度も読みなおしてました。

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*手術1時間前 

術後の着替え&下着を

看護師さん指定の場所にセット。

術後は性器からの不正出血もあるので

ナプキンも1袋丸々セットです。

 

手術着姿の主治医の先生が

わざわざ様子を見に来てくれました。

大変お忙しいところ

このような気遣いは

患者としては嬉しい限りです;;

不安や緊張が

少し和らいだような気がしました。

 

環状線の通勤ラッシュに巻き込まれながら

8時過ぎに母が来てくれました。

貴重品ロッカーの鍵を預けて

8:30手術室へGO!

 

*手術室

手術室までは歩いて行きます。

フロアに着くと手術室がいっぱい!

看護師さんもいっぱい!

私と同じように

これから手術を受けられる方の姿も

見られました。

奥の方まで続いていたので

トータル何部屋あるのか

分かりませんでしたが、

これだけ大きな病院だと

同時に何件も手術をするんですね。

 

シャワーキャップのような

ビニールの帽子をかぶって

自分の手術室へ。

中は結構広くて

真ん中にベッド

奥にモニターがいくつかありました。

腹腔鏡手術なので

今からこのモニターに

自分の卵巣が映し出されるのでしょうか。

テレビで見たことあるようなないような

機械やら器具やらがたくさん!

いよいよ手術という緊張と

初めて見る手術室に

変にテンション上がりました。

 

診察台に横になる前に

手術を担当してくださる看護師さんが

1人1人ご挨拶してくださいました。

メガネ取られて

お顔がよく見えませんでしたが、

恐らくあまり年が変わらないぐらいの

看護師さん達でした。

 

主治医の先生

昨日内診してくださった女医さん

看護師さん3名

麻酔科の先生2名

総勢7名

8:45手術スタートです。

 

*腹腔鏡手術スタート

左手の甲に

麻酔用の注射器をブスッと刺され

麻酔の準備完了。

ドキドキ

かなり不安そうな顔していたのでしょうか。

いろんな方から「大丈夫ですよ〜」と

励まされました(笑

 

「今から麻酔入れていきますね〜

 針刺してるとこが

 最初ちょっとピリッとするけど

 すぐ意識なくなるからね〜」

先生の言われた通り

刺してる所が

ちょっと熱いような

ピリッとした感じがするな〜

と思ったらもう意識はありませんでした!

麻酔科の先生が

声に出して数を数えていたのですが

「1、2」

までしか聞こえなかった...

落ち着かせるためか

感覚があるのかチェックするためか

主治医の先生が足の先っちょを

トントンされてましたが

その感覚も一瞬でなくなりました。

全身麻酔ってよく

「落ちるような感覚」

と表現される方が多いですが、

まさにその通りでしたね〜

こんな一瞬で人の意識飛ばすなんて...

麻酔は恐ろしい。

 

*手術終了

11:30頃

予定より少し早めに

無事手術が終わりました。

 

肩をトントンされ

名前を呼ばれて目が覚めました。

「手術終わりましたよ〜」

あ、終わったんやな〜

って思った瞬間

「痛ったーー!!!」

声がまだ出せなかったので

叫びはしませんでしたが、

目が覚めたと同時に腹部に激痛。

「ええええめっちゃ痛いやんんんんん!!」

焼けるようなジンジンするような痛み。

 腹腔鏡手術は痛みが少ないと言われていますが

この瞬間、

痛みの感じ方は人それぞれなのだと

痛感しました。

 

手術室から出たところに

両親が来てくれていました。

まだ完全に覚醒していないのと

痛いのとで

次気付いた時には病室でした。

 

だいぶ意識が戻ってきて

改めて自分の状態を確認すると

上から下まで

たくさんの管に繋がっていました。

人工呼吸器

心電図

点滴が2、3本

尿道カテーテル

などなど

痛みで動けないのもありましたが、

これだけたくさんの管に繋がれていると

健常者でも動きにくいですね。

 

気管挿管の影響

腹部の痛みの次に厄介だったものが

喉のイガイガ感です。

全身麻酔の手術時は

麻酔の影響で呼吸機能も低下するので

喉に管を通して呼吸を助けます(気管挿管)

管を通すのも抜くのも

麻酔が効いている時に行うので

痛みとかはないのですが、

異物が挿入されていた不快感は

術後も残ります。

私の場合は

うがいをすれば多少マシになりましたが、

人によっては

喉に痛みがあったり

吐き気がする方もいるそう。

 

起き上がることができないので

うがいは寝転んだままします。

急須のような容器の先を口に入れて

そこから水を口に入れてもらいます。

うがい後の水も

顔を横に傾けて

タラタラ流し出す感じです。

普段やったことのない

寝転んだままのうがいは

やっぱりやりにくかったです。

 

このイガイガ感

普段は咳払いすればなんてことないのですが、

この時は腹部が痛くて痛くて

咳払いすら出来ませんでした。

実は咳払いしようとすると

普段は気づかないぐらいの

小さな力がお腹にかかるのですが、

このちょっとの力すら

入れることが出来なかったのです。

お陰でずーーーっと

エヘンエヘン言ってました。

同じ病室の人

鬱陶しかっただろうな...笑

 

*偉大なる痛み止め

しばらくして

人工呼吸器が邪魔になってきたので

外してもらいました。

痛みと喉のイガイガ感で

ウンウン唸ってましたが、

痛み止めを注入してもらい

夕方には少し眠れるようになりました。

携帯も少し触れるようになったので、

ずっと付き添ってくれていた母に

もう大丈夫だと伝え

この日は帰ってもらいました。

 

術後で疲れているのか、

痛み止めが効いている間は爆睡。

でも切れると痛くてすぐ目が覚めます。

痛み止めも6時間おきにしか

使えなかったので、

切れている間は辛かったです><

 

消灯時間前に

看護師さんが傷のチェック。

起き上がれないので、

この時はまだ

傷跡を見ることができませんでした。

体温、脈拍、血圧も測ってもらい

蒸しタオルで顔を拭いてもらいました。

痛みで汗をかいていたので

とても気持ちよかったです。

痛み止めも入れてもらい就寝。

 

でも今度は

寝返りがうてなくて何度も目が覚めました。

たかが寝返りごときに

ナースコール押すのもな〜

っと普段の私なら思うところですが、

この時ばかりはそうも言ってられません。

申し訳ない気持ちで

2,3回看護師さんに来てもらい、

寝返りうつのを手伝ってもらいました。

 

何をするにも

人の手を借りないとできない...

健康な身体って本当に大事

そう思った1日でした。

 

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