たるみ治療は、
① マシンで皮膚を引き締める(スキンタイトニング)
② ヒアルロン酸注入でボリュームが足りないところを補ったり、顔の靭帯を補強したりして、ずり落ちている皮膚をリフトアップさせる
③ 糸で引き上げる(スレッドリフト)
と大きく3つに分けられます。
どれがいいかはその方の状態にもよるし、針を刺したりするのは怖いからマシンで、という方もいたり、一番効果が高いのはやっぱり糸でしょ、という方もいたりで、患者さんのご希望に合わせることもあります。
でも、脂肪が少ない顔が痩せている方に糸はあまりお勧めしたくないとか、脂肪がたくさんついているからヒアルロン酸でこれ以上ボリュームをつけたくない、とか、こちら側にも思うところはあり、
できるだけその方に合った方法を一緒に相談しながら決めていく感じです。
もちろん、そうやって相談してご本人にも納得していただいて行った治療でも、その方が期待していたほどの効果が出なくてがっかりさせることもあります。
先日、Googleに星一つのコメントを書かれてしまって(値段と効果が見合っていないというな内容)、言葉を尽くして説明したつもりでも、まだまだ足りないのだなと反省をした次第ですが、マシンの効果は劇的なものではないのは確かです。
でも、17年間マシン治療を継続された方の写真を見ると、やはり、継続は力なり、と思わされます。
17年前より若返っていると思いませんか?
マシン治療は、たぶん、ジムで筋トレをするようなものなのだと思っています。
筋トレは一度しても効果は分かりにくいけど、続けていると効果がわかってきますし、しばらくトレーニングをしないでいると筋肉はまた衰えてきますよね。
あれと同じで、マシンで皮膚を鍛えてコラーゲンやエラスチンの増生を促しているのですが、しばらく経つとその働きも元に戻ってしまいますから、またマシンを使ってそれを促す、ということを繰り返す必要があるのです。
一度で劇的な変化を期待することはできないけれど、継続は力なりです。
私は35歳ごろからずっとマシンの治療をしていますが、56歳の今、確かに老化してはいるものの、治療を継続してきた効果は感じています。
もちろん、糸を入れたり、ヒアルロン酸注入もしてはいますが、それは補助的なものです。
ジムで筋トレをしつつ、おなかの脂肪をへらすためにクールスカルプティングを受けたりするのと同じ感じかと。
クールスカルプティングって何?と思われた方。
それについては、また書きますね。