手術後1日目
タカです。いつも見ていただきありがとうございます。
ここでは、手術後1週間の様子を僕の経験からお伝えします。
手術後の処置だけでなく、そのときの経験や思いを具体的に紹介します。
手術が終わって一安心。
生きる喜びと希望でいっぱいになった僕。
ここからは、リハビリの毎日です。
病院生活でも、新しい出会いや新しい発見、気づきが出てきました。
手術後の1週間は、ホントめまぐるしく、毎日毎日いろいろあります。
できるだけ、詳しく紹介してお役に立てればと思います。
手術後1日目の流れはこんな感じ。
中でも、看護師による体ふき、おしもの世話が、衝撃的すぎました!!
手術後1日目出来事
検査・処置
・体重測定(毎日)
・採血(毎日)
・傷の消毒
・胸部・腹部レントゲン(病室内)
・午前中に腕の点滴が抜けます。
薬
・点滴(首と腕)が続行します。
・19時より免疫抑制剤の内服(2種類)
・プレドニンの注射を行い、夕食後より内服します。
・食事開始時より内服薬がはじまります。
説明・指導
・ベッドサイドで体重を測ります。
食事
・朝の回診後、看護士介助で試し飲みをします。
・昼よりお粥がはじまります。
・水分1日(500ml)22時までに摂ります。
安静度
・回診までベッド上で安静にします。
・回診後問題なければ、歩くことができます。
清潔度
・体ふきのお世話があります。
・おしもの世話があります。
排泄
・尿道カテーテルが入っています。
・排便はベッド上または、室内トイレになります。
その他
タカさん。
おはようございます。朝ですよ。
昨晩はゆっくり眠れましたか?
朝の採血の時間ですよ。
動かなくてもいいので、じっとしていてください。
予想に反して?ぐっすり眠れた僕は、朝の採血で看護師に起こされました。
特に、腕、足のマッサージ(血栓予防)と、鼻からの酸素吸入が快適すぎて、気持ちよく眠ることができました。
採血も、一切動くことなく、看護師さんが採血してくれます。
胸部・腹部のレントゲンは、病室(個室)内で行います。
大きな機械とともに、お医者さんがやってきて、処置します。
体は何もしなくてもいいです。
こんな便利なものあるんだ・・・。いいなあと思いましたね。
午前中に腕の点滴が抜けるので、ずいぶんと楽になりました。
腕の点滴も、首の点滴もそうですが、結構の確率で点滴が止まってしまい、ピーと大きな音がして看護師が駆けつける場面がありました。
そのときも、看護師が指でチョンチョンとチューブをつつくと、すぐに治ります。
最初は、点滴が止まるたびに、ドキドキしていましたが、そのうち普通になってきました^^・
逆に、どんな看護師さんが来てくれるのだろう・・・。と、看護師さんの顔を見るのが楽しみでしたww
調子はどうですか?
これからどんどんよくなっていきますからね。
がんばって体を動かして、元気になってください。
傷口みせてくださいね・・。
うんOKですね!
恒例の朝の回診で、たくさんの先生の顔をみて、感謝の気持ちがこみ上げてきました。
手術後の初回診って、嬉しいものです。
回診後は、試し飲み、プレドニンの注射、ベッドサイドでの体重測定がありました。
この日の食事はこんな感じ。
朝食は、試し飲みだけみたいですね。写真を撮り忘れるはずないし・・・と思っていました(笑)
昨日、(フライング?)お水を飲んでいたので、簡単に飲むことができました。
全部、看護師にやってもらいます。口をあけるだけで飲むことができます。
お昼より、お粥が始まりました。
僕は、お粥が苦手でしたが、体をしっかり作っていくために、しっかり食べました。
お腹もすいていたので、もぐもぐと簡単に全部食べることができました。
おいしかったです^^
水分を1日に500ml(22時までに)摂るようにいわれましたが、僕は2000ml楽勝に飲みました。
気分が悪くなかったからかもしれないですね。
プレドニンの注射もありました。さすがに、注射にはもう抵抗がありません。
されるがままの注射ですね^^・
一番驚いたのが、いきなりベッドサイドで体重を測るということ
あれ?手術終わったばかりだよね?
いいの?もう立てるの?
でも、思い切って体を起こし、思い切って立ってみました。
最初は激痛で、意識がもっていかれそうでしたが、
痛いのは、痛いと思うから痛いだけだ!
気合いが足りないから痛いと思ってしまうんだ!
痛くない!痛くない!僕は痛くない!
といつもの根性で体を起こし、自分で体重を測りました^^・しかも朝一です。
少しだけ歩いてみましたが、とても歩ける状態ではないので、大人しくベッドに戻りました・・・。
しばらくすると、母が車椅子に乗って、看護師さんと一緒に、僕の個室にやってきました。
!!
・・・・・・・。
どう見ても、元気がありません。
手術後に、ドナーがレシピエントのところまで、顔見せにくることになっているそうですが、あまりにも気分が悪そうです。
挨拶をしたかったですが、手短に顔合わせしただけで、母は自分の個室に戻っていきました。
気分が悪くて、吐きそうで、全く食べることができなかったそうです。
僕は、たまたま元気で、手術後も食べることができ、眠ることもでき、全く気分が悪くなることがなかったですが、
ほとんど聞いた人によると、
・気分がわるくて、2・3日は眠ることができなかった。想像以上につらかった。
・話をしたくても、音声にできないので、ホワイトボードで筆記で意思疎通していた。
・吐き気が止まらなくて食事どころではないし、立ち上がることなど到底できなかった。
・生きていることを実感しているだけましだった。それだけを頼りに乗り切った。
と、僕の手術前の情報では、相当の覚悟をもって、臨んでいました。
母も例外ではなく、気分の悪さは前面に出ていました。
全身麻酔で強制的に眠らされているので、起きたとき、気分が悪い人が多いそう。
・・・そういえば、僕は、手術室で早めに目覚めたな・・・・。
・・・そういえば、前の日、全く眠れなかったな・・・・
だから、気分よく過ごせて、よく眠れたのかな?
ホント、人それぞれ症状が違うように、手術後の症状もまったく違うということ。
これだけは確かみたいですね。
さて、衝撃の看護師による体ふき・おしものお世話の説明に入ります。
自分で、シャワーを浴びることができないので、看護師に全てやってもらいます。
全ての人が僕のように感じるとは到底思えませんが、勇気を出して、正直の気持ちを紹介します。
看護師もプロですから、見慣れているし、仕事としてやっているのは、わかってはいるのですが・・・
メチャクチャ恥ずかしいです!!
膀胱許容量調査のとき以来の恥ずかしさです!!
はーい。それでは、お体ふきますね。
はい。脱がしますよ~
腕から~
はい、腰上げますよ。せーの!
はい、それでは、下も脱がしますよ~
痛かったら言ってくださいね~
どんどん脱がされていきます。
かなり恥ずかしいです。看護師さん、どう考えても僕より若いし、きれいだしかわいいし・・・・。
はーい。お体拭きますよ。(フキフキ)
汗を全部とりますからね~(フキフキ)
はい、それでは、お尻をふきますね~(フキフキ)
はーい。お尻の穴もきれいにしますよ~(フキフキ)
もう、初めての経験で顔は真っ赤です。ヤバイです。
痛いけど、それ以上の恥ずかしさと、嬉しさ?がいろいろ入り混じっています。
はーい。それでは、ここも洗いますね。
きれいにしますよ~(フキフキ)
ももも、きれいにしますよ~
足も~
足の裏も~
全てきれいにしますよ~
ヤバイです!
気持ちはダメだと思っていても、体が反応してしまい、どうしようもありません。
若くてきれいな看護師さんが、リアルに僕の○○を触っているので、制御不能です(;´Д`)
看護師さんはプロですから、仕事として、淡々こなしていきますが、僕の気持ちは・・・・
初めての経験で、初めての世界を知りました・・・・。
体ふき・おしもの世話が終わり、放心状態のまま、新しい病衣と、T字帯をして、ベッドに横になりました。
尿道カテーテルが入っているため、尿は自動的にたまります。
排便はベッド上、または室内トイレといわれましたが、手術後1日目には、僕には必要ありませんでしたww。
この後、気分は悪くはならなかったですが、ベッド上で絶対安静のため、動くことができません。
携帯をいじることは可能なので、いろいろ見ていました。
夜もやはり何もすることができず、携帯にこの日の気持ちを整理していました。
少し体を動かすと激痛なので、激しく動くことはできません。
くしゃみはもってのことで、大笑いすることも、お腹(傷)に響きます。
僕は、夜にYoutubeで「おもしろ動画」を見ていたのですが、大笑いしたいのですが、笑いをこらえている姿・・・。
マヌケですが、それでも、笑ってしまい、お腹を押さえている僕がいました・・・・。
みなさん、「おもしろ動画」は見ないほうがいいですよ~。
手術後1日は、こうして過ぎていきました・・・。
手術後2日目
手術後2日目になりました。
まだまだ痛みは続行です。
まずは、一日の大きな流れから。
手術後2日目出来事
検査・処置
・体重測定(毎日)
・採血(毎日)
・傷の消毒
薬
・免疫抑制剤の内服(2種類)
・首からの点滴が引き続きます。
・プレドニンの内服(最初は毎食後、徐々に減量、最終は10mg)
説明・指導
・1日の水分の摂り方の説明があります。
・おしもの洗い方の説明があります。
・ベッドサイドで体重を測ります。
食事
・腎機能を見ながら食事内容が変更されます。
・水分1日(1500ml~2000ml)
安静度
・室内歩行可。
清潔度
・体ふきのタオルを渡されます。
・おしもの世話があります。
排泄
・尿道カテーテルが入っています。
・排便は室内トイレになります。
その他
手術後2日目も、朝の採血から始まります。
ベッドサイドで体重を測りますが、まだ痛みがあります。
がんばって、歩いてみましたが、痛みは相変わらず鋭かったです。
食事はお粥でしたが、僕の場合は全部食べることができました。
「腎機能をみながら食事内容を変更する」ことが可能なので、「普通のご飯が食べたい!」といってみましたが、この日はまだ適わず。
胃に優しいお粥が出されました。
免疫抑制剤を内服しましたが、ずいぶん気分の悪さがなくなってきた気がします。
プレドニンの内服もこの日は、朝から開始。(昨晩の晩御飯後から内服開始)
ここで、僕のオリジナルの持ち物を紹介します。
「旅先で、使っている枕でないと眠れない」とよく言いませんか?
僕は、入院中も使い慣れた枕でぐっすり眠るために、あえて持ってきたものがあります。
その証拠写真がコチラ。
抱き枕と、ビーンズ入りのネック枕。
セットだと、気持ちよく眠れるので、僕は持って行きました^^・
初めてみた看護師さんや、お医者さんは !!!
ビックリしていました。
この日は、油断して検診のときも、このスタイルで待っていたので、結構いじられましたね。
おはようございます!
おっ!キノコみたいな格好で寝ているね!
どこに顔があるかあるんだ?
元気そうですね。
具合の悪いところないですか?
では、傷口見せて下さい。
OK!絶好調ですよ!
まあ、間違いなく、変人扱いされたでしょうね(笑)
気の利いた優しい看護師さんは、
カワイイ~
私も枕になっって抱かれた~い♪
なんていっていましたが、間違いなくウソでしょうね(笑)
この日は、妻も父も、一日お見舞いに来てくれました。
相変わらず、バカな格好で寝てるな!
(見るなり大爆笑!!)
はははは!
動けない姿で、そうやっていると病人じゃないみたい。
ウケるんだけど・・・。
カワイイ♪
看護師による体ふきと、おしもの世話も再びありました。
昨日よりは緊張しなかったですが、やはり緊張しました。
そのときに、おしもの洗い方の指導もありました。
ここからばい菌が入らないように、しっかり石鹸とお湯で洗います。
(体洗いセットに、ペットボトルに入ったお湯と、石鹸水を渡されます。)
そのうち、自分でやってもらうことになりますから、きちんと覚えてくださいね。
体の痛みもあったので、仕方ないですが、早く自分でできるようになりたい!
そんな気持ちが強かったですね。
排便はこのときは、まだ出ず。特に室内トイレに行くこともありませんでした。
まだ、ベッドでは自由に動くことができませんが、気分も悪くなることなく、夜もぐっすり眠れました。
手術後3日目
手術後3日目になりました。
この日くらいになると、知り合いの気分が悪くて眠れなかった人もゆっくり過ごせるようになったと聞いています。
手術後3日目の大きな流れはコチラ。
手術後3日目出来事
検査・処置
・体重測定(毎日)
・採血(毎日)
・傷の消毒
薬
・免疫抑制剤の内服(2種類)
・首からの点滴が引き続きます。
・プレドニンの内服(最初は毎食後、徐々に減量、最終は10mg)
説明・指導
・自己管理ノートの記入の再開をします。
・移植腎の観察方法について説明があります。
・ベッドサイドで体重を測ります。
食事
・腎移植後食
・水分1日(1500ml~2000ml)
安静度
・室内歩行可。
清潔度
・体ふきのタオルを渡されます。
・おしもの世話があります。
排泄
・尿道カテーテルが入っています。
・排便は室内トイレになります。
その他
正直、手術後2日目と3日目では大きな違いはありません。
自己管理ノートの記入再開くらいですね。
そのため、体温、血圧を定期的に測るために、時間を意識して過ごすようになってきます。
食事内容はコチラ。
僕の願いがかなって、この日からお粥からご飯にしてくれました。
この日も完食♪
食べられるものがどんどん増えていくことに嬉しい気持ちも倍増します。
この日、排便しようと試みました。でも、出ませんでした。
個室の室内トイレまで、なんとか歩いていき、トイレに座るのはいいのですが、お腹に力を入れられません。
正確に言うと、お腹に力を入れるとものすごく傷口が傷むので、力が入りません。
結局、排便できませんでした。
手術後の排便はなかなかできない方多いですから、気にしなくていいですよ。
どうしてもでないときは下剤渡しますし・・。
気にしないでください。
看護師さんのこんなアドバイスに救われましたね。
手術後3日目も、ベッド上でほとんど過ごしましたが、ストレスなく過ごすことができました。
まだ、ドレーンも、尿道カテーテルも、首の点滴も、チューブが3つ体についているので、違和感は当然ありました・・・。
手術後4日目
手術後4日目になります。
個室の雰囲気にも、一日の流れにもずいぶん慣れてきた頃と思います。
なんといっても、この日は、ドレーンと首の点滴が抜かれます。
チューブが2つなくなるだけで、ずいぶん楽になってきます。
それでは、一日の大きな流れはコチラ。
手術後4日目出来事
検査・処置
・体重測定(毎日)
・採血(毎日)
・傷の消毒
・(状況に応じて)ドレーン(創部の管)をぬきます。
・頚部の点滴をぬきます。
薬
・免疫抑制剤の内服(2種類)
・プレドニンの内服(最初は毎食後、徐々に減量、最終は10mg)
・免疫抑制剤の点滴(シムレクト)
説明・指導
・病室の外へ出ることができます。
・感染予防について再度説明があります。
・室外で体重を測るようになります。
食事
・腎移植後食
・水分1日(1500ml~2000ml)
安静度
・病棟内歩行可
清潔度
・入浴、シャワー可
排泄
・尿道カテーテルが入っています。
・排便は室内トイレになります。
その他
手術後4日目。
まずは食事内容から。
普通にビックリしたのが、夜にハンバーグが出てきたこと。
ここって病院だよね。いいの?これ?
というくらい、腎移植後食は、以前の腎臓食とはちがいを感じると思います。
「食べられるようになってきたことが実感として味わえる」
嬉しいですね!
手術後4日目のベスト3!!
手術で体を切ったところから、直接管がつながった状態で、個室にいると思います。チラッとみると、血液がたまっているのが見えることでしょう。
状況に応じてですが、ドレーンが抜ける予定日。
ホント、一瞬で終わります。
一瞬、「痛い!」という言葉で出るか出ないかのうちに、抜けていますので、安心してください!
顔に近い位置の点滴って、気になってしょうがない方、いらっしゃると思います。その首の点滴がついに抜けます!
自由度が増します。眠っているときもストレスなく顔や頭をごろごろできるようになります。
これまでは、動いていいといっても個室の中だけでした。手術後4日目になると、病室から外に出ることができます。
痛いですが、病室を外に出ると、景色も変わって、自分のペースで見る場所に変化をつけることができます。忠告ですが、ホント、痛いです。
無理をしないでください。
そのため、今まで病室で体重を測っていましたが、室外で体重を測ることになります。
ナースステーションのところに、体重計があるので、そこまで行かないと体重計を測ることができません。
まずは、体重計までを目標にしてはいかがでしょうか・・。
免疫抑制剤(シムレクト)の点滴を行います。なぜ、この時期に?免疫抑制剤の点滴をするのか、今のところわからないので、しっかり調べてから、こちら報告させてください。
通院日に、担当医に聞いてみました。
以下がそのやり取りです。
先生、質問があるのですがよろしいでしょうか。
手術後4日目にシムレクトを注射しますが、どのような理由で、どのようなものでしょうか?
そうですね(笑)
シムレクトは、手術時と、手術後4日目に注射します。
免疫抑制剤による拒絶反応を減らすために注射します。
ルーティーンみたいなものですよ(笑)
だよね?(近くのお医者さんに確認する)
ルーティーン!
腎移植においてお約束みたいなものでしょうか?
そうですね(笑)
腎移植において毎回決まって行う作業ですね。
どこの病院でもやっていると思いますよ。
それはそうと、ものすごく高価です。
1回20万円くらいなので、2回行うと40万円くらいでしょうか。
チョット待って・・・(裏にいる薬剤師さんを呼ぶ) ・・・・だよね?うんうん。
うん。間違いないですね。
!!
マジですか!
そんなに高いんだ・・・。
ものすごく必要な注射なんですね・・・。
その他、2回目の腎移植ではシムレクトは使われないことも説明されました。
ほとんどの患者様は自分の症状や不安なことを質問されるみたいですが、僕は医療上の専門的なことを質問することが多いみたいで、他の先生も含め、ドキドキしているみたいです(笑)
自分のテリトリーの話なので、楽勝じゃん!って思いましたが、僕も、突然
「エビングハウスの忘却曲線について説明してください!」
「指導要領改訂のポイントを具体的に教えてください!」
「アクティブラーニング、プログラミング教育で家庭でもできることってありますか?」
言われたら、今なら、研究しまくっているので答えれますが、現役のときは・・・ぱっと頭に浮かぶかどうか、怪しいです・・。
教師はプロなので、それくらいのことはいつも考えていて答えられて当たり前なので、今、メチャクチャ勉強して、自分の実践と照らし合わせて、より質の高い教育を研究中です・・・・。
感染予防について、再度説明があります。
ぜひ、僕のサイトを参照してください。配布される資料より詳しく解説していますから♪予習と復習に使ってください。
僕は、やりませんでしたが、この日から、シャワーの許可、熱がなければ洗髪も許可されます。
個室内なので、窮屈かもしれません・・・。
看護師による体ふき・おしものお世話は自分で行うようになります。
今までやってもらっていたことを、自分で行うことになります。
この時期も、まあまあ、体は痛いので、辛いですが、感染に気をつけてしっかり洗い、体をふくと良いと思います。
T字帯や、病衣を一人で着るときに、僕は床に落としてしまい、それを拾い上げるのに一苦労しました(泣)
体が痛くて、下に落ちたものを拾えないんですね。でも、がんばって、足を使って拾い上げましたよ(笑)
この頃には、あれほど緊張しまくっていた僕ですが、体洗ってほしいなあ・・・念入りに・・とアホなこと考えていました(爆)
手術後5日目
手術後5日目。
体についていたチューブもあと一つ。ついに全て抜けます。
尿道カテーテルが抜ける日がやってきました!!
まずは、一日の大きな流れから。
手術後5日目出来事
検査・処置
・体重測定(毎日)
・採血(毎日)
・傷の消毒
・(状況に応じて)尿道カテーテルをぬきます。
薬
・免疫抑制剤、プレドニンの内服
説明・指導
・尿道カテーテルをぬいた後の排尿の説明。
食事
・腎移植後食
・水分1日(1500ml~2000ml)
安静度
・病棟内歩行可
清潔度
・入浴、シャワー可
排泄
・膀胱許容量内で排尿。室内トイレ。
その他
まずは、手術後5日目の食事から。
もう、どれ食べてもおいしく感じられ、食事の時間が楽しみでしょうがなかったです。
忘れてはいけないのが、自己管理ノートの記入でしょうね。
入院しているとはいえ、言われてから行動するようでは、実際に自分でできるわけないので、誰に甘えることなく、自分でできることや、やらなければならないことは自分から行動できるように、心に決めていました。
例えば、
- 体重を測ること(痛いですが、朝起きたら、すぐに歩いて体重を測る!)
- 食器を自分で片付ける(人頼みにしない!)
- 血圧・水分の記録(自己管理ノート)
- 免疫抑制剤を飲む(自分で準備、自分で管理)
動けるようになって、嬉しさに浮かれてばかりいるのでなく、自立していくことも大事ですね。
尿道カテーテルの除去
ついに、ついに、体から全ての管が抜けるときがやってきました!!
僕にとっては、尿道カテーテルが一番窮屈でした。
女性はそれほど気にならないと聞いていますが、男性なら、わかると思うんです。
だって、あんな管が○○○に直接つながっているんですよ^^
看護師さんに、抜いてもらうために、これまた恥ずかしく、緊張も半端ありません。
でも、痛いのは、一瞬でした。
それでは、尿道カテーテル抜きますね。
ちょっと痛いかもしれませんが、一瞬ですからね~
(こういうこと言われるとムダに緊張する・・・)
はい、いきますよ~
・・・・
はい。大丈夫ですよ。
僕の場合ですが、話をしているうちに、抜かれたイメージですね。
確かに痛かったような気がしますが・・・・それほど、痛くなかった気がします。
逆の○○○に管を入れるほうがよっぽど緊張したし、痛かったです・・・。失神したし・・・。
(検査入院5日目参照)
これで、スッキリ!サッパリ!です。
全ての管は抜けて、全ての自由を取り戻しました。
尿道カテーテルが抜けた後は、病室に専用カップが置かれます。
そこに尿を入れて蓄尿することになります。蓄尿機まで持っていき、測ります。
排便ですが、ようやく便が出ました!
お腹に力を入れるって、ホント大変で、痛くてしょうがなかったですが、便が出て、ほっとしましたね。
そして、久しぶりにお風呂に入ることができました。
シャワーだけかな?と思っていましたが、傷の具合から入浴の許可がおりたため、久しぶりにお風呂に入りました。
いつものように30分の時間制限ありですが、気持ちいいですね。
何はともあれ、全ての管が抜け、自由を取り戻したこと。
メチャクチャ嬉しいですね。動ける!動ける!痛いけど動ける!
夜は個室で、自由すぎて逆に眠れませんでした^^。
寝返りし放題だし。誰にも迷惑かからないし。誰も見ていないし。
○○だって、見放題!!最高にステキな夜になりました。
看護師さんが、いきなり入ってくるので、注意してください。
僕は、悪いことはしていませんが・・・・見られたら気まずいので・・・・・。参考まで。
手術後6日目
手術後6日目になります。
手術のときのベッド上での絶対安静がウソのように、自由になっていませんか?
この日の検査の主たるものは、免疫抑制剤の血中濃度採血だけですね。
他には特にありません。
それでは、一日の大きな流れから。
手術後6日目の出来事
検査・処置
・体重測定(毎日)
・採血(毎日)
・傷の消毒
・免疫抑制剤の血中濃度採血(7時、8時、9時、10時、11時)
薬
・免疫抑制剤、プレドニンの内服
説明・指導
・体重測定
食事
・腎移植後食(朝食は9時以降)血中濃度採血のため。
・水分1日(1500ml~2000ml)
安静度
・病棟内歩行可
清潔度
・入浴、シャワー可
排泄
・膀胱許容量内で排尿。室内トイレ。
その他
羽を取り戻した鳥。水を得た魚・・・・。とでもいいましょうか。
体がスッキリして、気分も上々。
こうなると、個室は必要ないわけで、大部屋への移動となります。
個室を快適だと感じられたのは、数日だけかもしれませんが、仕方ないですね。
午前中の早い段階で、個室への移動が言い渡され、ベッドに荷物を全部置いて、ベッドごと移動することになりました。
ものの数分で移動完了です。
移動してきた大部屋は、前とは景色が違いますが、再び窓際の場所!ラッキー!!
体が痛くて仕方ないのはわかっていますが、大部屋の荷物整理をせっせと行います。
僕は、最初は必要最低限のものしか出さなかったですね。
食事の内容はこんな感じ。
さて、食事ですが、いつもどおりの時間で朝食を食べることはできません!!
この日唯一の検査のためです。
免疫抑制剤の血中濃度採血
免疫抑制剤が、時間ごとに体に効いているかどうかを調べるとても大切な検査。
7:00 → 8:00 → 9:00 → 10時 → 11:00
に採血をします。
そのため、朝食は9時の採血後になります。
いつもより遅めの朝食なので、お腹がすくかもしれません。というか、お腹がすきます!
でも、いつもよりおいしく召し上がることができると思います^^・・
僕は、この日、実習中の研修生担当になりました。
研修生が、血圧を測ったり、質問をしたり、患者とのコミュニケーション研修みたいなものでしょうか・・・。
担当の看護師指導のもと、一日中お世話になりました。
僕の教え子も、一番上の年齢で33才なので、20才そこそこの実習生は、最近送り出した卒業生や、最近応援メッセージを送ってくれた卒業生と同じくらいの年齢なので、すごく親しみをもって対応しましたね。
どうしても、自分が先生なので、質問の仕方や、話し方の構成、目線、ジェスチャーなど、気になりましたが、一生懸命に対応している姿にすごく好感が持てました。
研修生も、僕が小学校の先生だとすぐにわかったので、初めての人に対する接し方とか、わかり易い教え方、学習の効果的なやり方など、かなり質問してきたので、僕も答えられる範囲で、答えていました。
そのうち、担当の看護師も興味をもちだし、教育面での指導法や、コミュニケーション術、話し方、相談の乗り方など、一日中、僕が語っている場面が多かった気がします。質問されると答えてしまいますね・・・職業病でしょうか(笑)
僕も少しだけ看護師さんに見せてもらいましたが、「実習中に身につけること」(カリキュラム)を僕も理解していたので、なんか久しぶりに患者目線でありながら先生目線で一日を過ごすことができました。
なんか、一生懸命がんばっている姿って、どこまでも応援したくなるし、支えたくなる。
早く復帰したいなあと強く思っていました。
ちょうど、教員採用試験の問題集と、今の日本と世界の教育事情、アクティブラーニングの本など、教育本を日々読むために、近くの棚に置いていたため、看護師さんも、お医者さんも、結構教育について話しかけてくれる場面も多かったですね。
それにしても教員採用試験の問題、今更やってみると、教育法規や原理、新しい教育の方針など、結構理解し切れていなかった部分があったのは、ある意味ショックでした・・・。先生として、当たり前に理解しておかなければいけないことなので、この機会にがんばって復習し、覚えなおしました!!
手術後7日目
個室から、大部屋に移動し、手術後7日目を迎えます。
この日は、検査は特になし。
僕が、動けるようになったら毎日続けようと決めたこと・・
この日から本格的にスタートします!
そして、ドナーの母もいよいよ退院です。
手術後7日目の出来事
検査・処置
・体重測定(毎日)
・採血(毎日)
・傷の消毒
薬
・免疫抑制剤、プレドニンの内服
説明・指導
食事
・腎移植後食
・水分1日(1500ml~2000ml)
安静度
・病棟内歩行可
清潔度
・入浴、シャワー可
排泄
・膀胱許容量内で排尿。
その他
手術後7日目の食事はコチラ。
昨日が、免疫抑制剤の血中濃度採血だったので、朝ごはんが遅かったので、お腹ぺこぺこでしたが、この日もお腹がぺこぺこ。
食事の時間が楽しみで仕方ありませんでした。
もう少し量を多くしてほしい!とお願いしましたが、エネルギーバランスを考えて量も調整しているので、ダメでした。
食事において、好き放題食べてはいけないこと!!かなり意識するきっかけになったこと、間違いないですね。
手術が終わって、体中のチューブもぬけ、自由になった僕。
体を自由に動かせるようになったら、一番に何をした良いか。
ウォーキングです。
ウォーキングは、病棟内でしたら、できるだけたくさん歩いてください。
歩けば歩くほど、体力もつくし、傷の治りも早くなります。
ぜひ、続けてくださいね!
これを聞いた僕が決心したこと!!
必ず毎日ウオーキングを続けよう!
どれだけ歩いてもいいと言うのなら、限界に毎日挑戦しよう!
看護師さんや、身内に「歩きなさい!」なんて絶対言わせないくらい歩きまくろう!
心に決めました。
「少しでも早く元気になるために」
「少しでも早く傷を治すために」
何よりも
「動けるようになった喜び」
この気持ちが、大きいですね。
僕は、目標は、なるべく高くいつも設定します。
「そんなことできるわけない」
「そんなこと毎日つづかないでしょ!」
と思われるでしょうが、
逆に見返してやる!
すごいなあ!と思わせてやる!
誰にも文句を言わせないくらいのことしてやる!
結果的に、体の治りが早く、元気!!・・・・
僕が、今自分にできることを精一杯行う!!
また、
「有限実行!」(思ったことは必ず実行)
当サイトを立ち上げたときも、現在更新し続けているのもそうですが、口だけの人には僕はなりたくない!
絶対何が何でもやってやる!できないのは自分に甘えているだけ!
これが僕の考えです。
やると決めた以上、ごまかし効かないように、毎日記録を続けました。
画像は、携帯アプリ「popopo]無料で楽しくやせる!ダイエットの診方!を使用しました。
アプリの詳しい紹介は、別ページにて行います。
証拠画像を見せます!
左画像は入院中に歩いた歩数。
アプリ登録が手術後4日目。このときは、室内すらもほとんど歩けませんでした。
一日20000歩。約15km。を目標にしましたが、ウソのないように、歩いていることの証明です。
そして、右画像は手術後5日目、手術後6日目、手術後7日目の歩いた歩数です。
どんどん歩けるようになったことがわかると思います^^・
右側は、手術後6日目の1日の様子。
大部屋に移動したばかりで、研修生と過ごすことが多かったのですが、研修生の実習が終わり次第、できる限り、歩いてみました。
左側は、手術後7日目の一日の様子。12526歩。約9km歩いた計算になります。
朝ごはんを食べ終えて、日中は痛くて仕方なかったですが、死に物狂いで歩きました。
昼ごはんを食べた後も、一度決めたことを守り通すために、続けました。
!!歩いている途中に、具合の悪そうな母とすれ違いました!!
具合が悪くてもそれでも元気になろうとがんばって歩いている母にさらに刺激を受けたことは間違いありません。
一日の目標をできれば20000歩できたらいいと考えていました。
病棟内をグルグル歩くことになります。
壁伝いでも、持ち手があるので、歩くこと可能です!
日々の歩いた記録も、全部残っているので、あますところなく伝えていこうと思います。
手術が終わって、○日後には、これくらいは歩けるようになるという目安になると思います。
ぜひ、参考にしてください。
手術後7日目、ドナーである母が退院しました。
手術が終わって、ずっと母は気分が悪い状態が続き、ほとんど食事がとれないでいました。
出されたお粥も、ほとんど口にすることなく、お見舞いに来て下った母の姉が食べていました。
手術後4日目、売店で購入したスイカを食べてみて、
こんなにおいしいもの、この世に存在するんだ!
とってもおいしい!!
と、ようやく食べ物を口にすることができました。
その後は、なんとか病院での食事もできるようになっていました^^
手術後2日目には、患部より出血。看護師さんが気づいて、緊急措置をしました。
(本人は痛みは全くなかったそうです)
食べることがやっとでき、気分が悪いのがずっと続き、退院するときもぐったりと、青い顔をして退院していきました。
僕も、感謝の気持ち、これからがんばりたい気持ち・・・いっぱい伝えたいこと、ありましたが、大したことも言えませんでした。
難しいですね・・・。正直。悔しい気持ちも入り混じっていました。
親孝行への感謝を具体的に形で示したのは、もっと後の話・・・・。
それでも、僕が前向きに自分で決めたこと、絶対守っていくこと!心に決めて、自分が行動で示すことで、母に納得してもらいたいと思いました。
・自分で決めたことは必ず続けること = ウォーキング
・自己管理は徹底して自分で行うこと
・自分が胸張って復帰できるように、いっぱい力をつけること
決めたい以上は、僕は徹底してやります!
このサイトもその一つ。
思いを形に!!
今後も、気持ちを強くもって、がんばりたいです!
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