皆さん、あけましておめでとうございます。いや~2023年になりましたね。新しい年を迎えるとなんだか毎回シャキッとした気分になって気持ち良いものです!・・・と例年なら思うのですが、私の2023年の幕開けは残念ながら最悪なものに。そうなんですよ、私にもついにコロナの魔の手が・・・。

 

 

元旦、私はバンクーバーの日系スーパーで注文した「お高い」お節を友達と囲みながら楽しんでいました。インフレーションという名の下、去年よりも価格が$60も爆上がったこのお節。それでもお味は安定の日本のお節料理です(っていうかお節って基本ぜんぶ似たような味だよね)。子供の頃は退屈であまり好きじゃなかったお節も、大人になって食べてみると懐かしさも加わってか結構美味しい。とくに子供の頃には絶対手を付けなかった昆布の煮〆みたいのが意外とおいしく感じられて味覚の変化に驚きです。そんなこんなで料理に舌鼓を打ってきたのですが、ふと喉の違和感に気が付きます。なんかイガイガする・・・と思ってたら今度はコホコホと咳が。そしてそのままその夜には37.5度の熱が。こ、こ、これは、ま、まさかの、コロナ!?

 

 

いやいや、ただの風邪だよね!?という一縷の望みを抱きながら去年職場から支給された簡易テストキットを取り出してみる。世界がコロナ禍に陥って以来コロナどころか風邪さえも引かなかった私は、簡易テストをやったことがなかったので、説明書を見ながら恐る恐る綿棒を鼻に入れ、液体に浸し、チェッカーに試験薬を入れ、結果を待ちます。なんかTにすっごく薄っすら線が浮き出ているような気がするけど、これって消えそうな薄い線だから大丈夫ってことでいいんだよね?と自分に都合よく解釈しようとする医療従事者シンペー。しかし説明書にはしっかり「うっすら出た線でも陽性です!」と書いてあるではありませんか。つまり陽性確定!ガーン、ついにコロナ感染。私が勝手に信じていた「シンペーはコロナに罹らない説」が脆くも崩壊、それも2023年の元日に・・・(涙)

 

 

なんてショックを受けている場合ではありません。早くみんなに知らせなきゃ!

というのも今日のお節パーティーで私、雑煮を作って振る舞い、さらにご丁寧にチーズパンまで焼いて参加者に食わせていたのです。おまけにお節料理ってみんなで箸で突っつくし、これはかなり感染リスクが高いもよう。そんなハイリスクお節パーティーを主催した私の責任は重大なのですが、でも電話口で「ゴメンね、気を付けてね」ってみんなに連絡するくらいしかできないのがもどかしい。おまけに「気を付けてね」ってどう気を付けるんじゃい!もう遅いわ!と自分に自分でツッコみます。それから一週間、さらなる感染者が出たんじゃないかとドキドキして過ごしましたが、幸いな事にルームメイト以外の参加者に感染者は出ませんでした。あ~一安心。でもルームメイトは高齢者なのでそれも心配です。私もルームメイトも症状は同じで、喉、咳、微熱・・・そしてコロナ症状で最も有名な倦怠感。倦怠感が凄いとは聞いていたけれど、予想以上に疲れました。それも二週間以上に渡って続き、こんな感染症に罹ったのは初めてです。咳以外の症状は3日くらいで治ったのですが、微熱と倦怠感がダラダラと続き結局仕事はまるまる2週間休む羽目に(涙)。仕事を休むこと自体にはなんの感情もないのですが(っていうか嬉しくなる)、やはり同僚に迷惑をかけてしまう事には心苦しく感じて「早く職場復帰しなきゃ!」って思ってしまうのは私がまだまだ「猛烈社員」の日本人であるからでしょうか?だってこっちの同僚達なら絶対一カ月は病欠するもんね!っとカナダ人への偏見に満ちた私は思うのです。

 

 

ま~そんな訳で、陰性結果も出て2週間後の昨日から職場復帰したのですが、やっぱりちょっとシンドイ。倦怠感というのか眠気がね~辛い。あと、話過ぎると咳がコホコホ出ちゃうのも不快です。だから出来るだけ患者さんに喋らせて聞き手に回るようにしてる(ってそれがソーシャルワーカーとして普通だろ!)。でも同僚との会話(ゴシップ)ではつい興奮して喋ってしまいゲホゲホゲホと呼吸困難に陥って失神しそうになります。やっぱり今週いきなりの5日連続勤務はヤバかったかも。さらに実は明日から新たな実習生が2人もやってくるのです。彼・彼女らの面倒も見なくちゃいけないので病み上がり早々大変になりそうです。

 

 

と、こんな感じの年明けを迎えたシンペーIN2023年。幸先悪くて、なんだかめんどくさそうな年になりそうだな・・・と心にも暗雲が立ち込めてしまいそうになるのですが、いやいやコロナから無事回復したと言う事で、これはおめでたい事だとしましょう!2023年、良い年になるといいですね。