どうしてブログだろう、と考えた。人生には、生きて行くことには無意味であったり、行き辛くするものがあり、生きること自体を無意味にするようにしか思えないものがある。私達はそれをお酒で溶かし、性行為で溶かし、映画で忘れ、たくさんの画像や映像を見て忘れ、車を走らせるスピードで忘れる。私達が忘れないと生きていきづらいものを、解決したり、昇華させたり、違うものにするために書くことがある。闘病記や日記、そして詩にも小説にも、そのようにして書かれる作品は多い。つまり、生き続ける意思を持つために、あるいは生きる意味を探し求めるために書く書き手がいる。
そして、これが、私が今書く理由である。もし私に音楽を演奏する才能があったなら、その目的も同じであろう。私が映画製作の仕事をしていても同じであろう。医学の分野で働いていたとしても、やはり同じであろう。もし私が、パラシュートダイビングに惹きつけられ、その究極の高さを求めるとしても同じ目的だろうと思う。
この世界の向こう側、私たちの人生の表面に表れないものを見たい、書き記したい、体験したいのだと思う。
しかし、それではなぜブログなのだ。ノートではないのだ?
私が思うのは、人は読み手を想定しないと書けないのではないか、観る人を想定しないと描けないのではないか、ということである。日記も自分が読み手で、祝詞や賛美歌は神が聴き手である。人は全くひとりで生きていても書くし、絵を描くだろう。その時、想定する読み手、観る人は自分自身だと思う。言葉は聴くあるいは読む人を必要とするし、絵は観る人を必要とするのではないか、と考えている。
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