2021年9月8日水曜日

草露白(くさのつゆしろし)

草に降りた露が白く光って見える頃。

夏から秋への季節の変わり目に、

朝晩の気温が下がった時によく見られ、秋の季語になっています。


毎日、昼間に太陽光で蓄えられた地熱は

夜間には空に向かってどんどん放出されます。

夜間に曇っていた場合は雲に邪魔をされるが、

晴れて空を遮るもがない場合は、夜のうちに熱が放出され、

地表温度が下がっていき、明け方には大気が冷え込んで、

その結果、露を結ぶのです。


夜間によく晴れた空は高気圧に覆われており、気圧が安定していることが多く

昼になっても天候は崩れにくい。

つまり、露が降りた日は晴れることが多いのだそうです。