子供の自尊心 | 外国人妻の日本びっくり日記

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昨夜のことです。

 

6歳の娘のおでこを叩いてしまいました。

 

私も旦那様も、娘には必ずスリッパを履くように言い聞かせているのですが、なかなか定着しません。

 

昨夜のお風呂あがりに、娘は、スリッパを履かずに、一目散にベッドへ駆け上がりました。 私はそれを見て、ちょっとカチンときてしまったのです。

 

「いつも汚い足でベッドに上がっちゃいけないって言ってるでしょ!」と言ったか言わない間に、つい感情的になって手でペチッと娘のおでこを叩いたのです。

 

そしたら、娘がワーっと泣き出したのです。

 

娘は「ママが叩いた。ママが悪い。」と凄い勢いで怒っています。

 

 

その時、旦那様がちょうど「ただいま~。」と、テニスから帰ってきました。

 

子供がわーわー泣いているのを見て、「何があったわけ?」と尋ねます。

 

娘は「ママが悪い。ママ、謝って!」と凄い剣幕です。

 

旦那様:「ちょっと待って。何があったの?」

娘:「ママが頭を叩いた。」

旦那様:「ええっ?何で」

私:「この子が言う事を聞かないから・・・」

旦那様:「そうか、わかった。」

 

これだけのやり取りで、全容が理解できたわけでもないのでしょうが、旦那様は娘を洗面所に連れて行き、顔を拭いてあげて、ドライヤーで娘の髪を乾かしながら、延々と娘の話に聞いてあげていました。

 

「ママがゴツンと叩いた」「頭から血が出た」「頭が痛い」と、娘の話はだんだん大きくなっていきます。

 

旦那様も「血は出てないから大丈夫!」「もうすぐ痛くなくなるよ。」などとなだめて受け流しています。歯磨きが終わって、旦那様が娘を寝かしつけました。

 

 

その後、実際に何があったかを旦那様に話しました。

 

「叱ってもいいが、簡単に手を出すな。」

「でも、何度言っても聞かないから。」

「それでも、手を出すのは最後の最後の手段だろ。」

「手を出すって、ちょっとあでこをペチッってやっただけじゃないの。」

「それでも、顔や頭は絶対にいかん!」

「もう、そんなに痛いわけないのに、大げさに言うから。」

 

私の最後の一言を聞いて、旦那様が真面目な顔で一喝。

 

「違うだろ。子供は痛いから泣いているんじゃない。自尊心を傷つけられたから泣いてるんだよ。子供にも自尊心があることを忘れんな。何か悪い事をしたら、なぜ悪いのか子供に納得させることが最優先。でないと、また同じ事の繰り返し!」

 

確かにそうかも・・・

 

 

 

9月で6歳になった娘。最近は、親でもハッとするような反論をすることも多くなってきました。言う事が理にかなっていると言うというか・・・

 

「論を持って納得させないと、子供はますます言う事を聞かんぞ。親が先にキレてどうする?忍耐、忍耐。」

 

先に悟りを開いた旦那様が、親として一歩リードしているのかな。 可愛い娘は小さくて可愛いままではなくなっている事に、私が付いて行けてなかっただけだったか・・・

 

子供の成長は早いものです。