医者ガチャ 病院ガチャ | 外国人妻の日本びっくり日記

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最近、「〇〇ガチャ」のように使用される「ガチャ」という表現。 

 

この用法においての意味は、「自分では環境を選べないのに、その環境により物事の明暗が分かれること」(参考資料:weblio辞書)。 

 

今日のタイトルである「医者ガチャ」「病院ガチャ」は、この意味において使っていきます。 

 

 

私の旦那様と9歳の娘は、2024年の年末にインフルエンザに感染しました。 

 

娘は、12月28日(土)の夜に発熱。旦那様は、翌29日(日)の夕方に発熱。

 

 29日の夜、娘を夜間子供病院に連れて行き、検査の結果、インフルエンザ陽性。

 

 

30日(月)の午前中、旦那様は、開いていた病院に直行。発熱外来で検査を受け、結果は陰性。(症状が出てから12時間以内で検査をした場合、偽陰性の疑いが否定できないそうです。)

 

病院の対応としては、患者は車の中で待機してもらい、医師の診察は無し。事前に簡単な問診があるだけ。コロナの時は、どの病院もこんな感じでしたね。 

 

そして、処方された薬が、症状を緩和する薬が一種類のみ。 

 

旦那様も「ええっ?」と思い、薬局の方に質問したそうです。

 

「検査の結果が陰性とはいえ、明らかに普通の風邪じゃないですよ。」

「いや、実は、薬がもう出せないのです・・・」 

「はぁ? それ、どういう意味ですか?」

「あまりに患者が多過ぎて、薬が既に枯渇状態なんです。」 

 

旦那様も、もうそれ以上、何も言わなかったそうです。 

 

しかし、その後、もらった薬に全く効果が無く、旦那様はさらに衰弱していきます。

 

 

解熱鎮痛剤くらい処方できなかったのでしょうか・・・ 

 

 

翌12月31日(火)、朝からフラフラ状態だったにもかかわらず、旦那様は当番医に電話をかけまくって、対応してくれる病院を探しました。

 

 「38度を超える高熱が続き、関節痛、筋肉痛、悪寒など典型的なインフルエンザの初期症状が出ていて、子供がインフル陽性なのに、俺が陰性なわけないだろ!」 こう言って、午後2時頃、病院へ行きました。 

 

 

そこは、医師が診察をしたそうです。 

 

その医師は、旦那様の話を聞くなり、こう言ったそうです。

 

 「高熱と各症状の継続、さらに家族から既に感染者が出ているのなら、あなたも罹患していると考えるのが妥当でしょう。」 

 

そして、薬局では、「イナビル吸入粉末剤」というインフルエンザウィルスの増殖を抑える薬、カロナール(鎮痛解熱剤)、症状を緩和する薬、咳を鎮めるシロップが出されました。

 

 

 

病院と薬局の違いで、対応と処方箋に決定的な差があります。 

 

最初の病院は、発熱外来の対応方法において、そこの病院なりの主義を貫いたのでしょう。また、インフルエンザの検査も、前日夕方から発症して翌日の午前11時頃の検査ですから、陰性となる可能性は否定できません。

 

薬局も、患者が多過ぎて、薬が不足したという事実は理解できます。 

 

そして、旦那様自身も、最初の病院を責めてはいませんが、最初の薬だけでは、相当厳しかったに違いありません。 

 

しかし、これこそが、「病院ガチャ」「医者ガチャ」「薬局ガチャ」の典型ではないでしょうか?

 

 

 

人は、病院を訪れて、医師に診察を受ける時、基本的に医師を選ぶことはできません。

 

対座する医師が私の病気を治してくれる名医でありますように、と願うだけです。 

 

「病院ガチャ」「医者ガチャ」「薬局ガチャ」については、運にも大きく影響されますが、影響されるブレ幅が致命的でないことを願うばかります。

 

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