現役時代は利害関係もありビジネスライクなつきあいが多かったが
定年後は人の都合に無理にあわせることもない、しがらみを捨てる
チャンスでもある。
いわゆる義理のつきあいの見直し時、そのためには「いい人」を辞
め断る勇気も必要である、老後の人間関係は序列のない世界、基本
的に上下関係がない、あったとしてもそれは絶対的なものではない
どうしても厭であればそこから抜け出せばいい。
定年後は友人を作りどんどん活動しよう、ボランティアで社会的つ
ながりを持とう、働くことが生きがいの人は健康のため死ぬまで働
こう等の論調も多いが下手な人生論にふりまわされる必要などない
というのが定年後10年の私の実感である。
人間関係は時間とともに変化するもの、以前親しくとも共通する関
心事が異なり疎遠になってしまうことも多い、人づきあいも上手に
断捨離しながらお互い大切だと思う人とつきあいたいものである。