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LUXMANのパワーアンプM-10Xを試聴してきた

2021年11月22日 | オーディオ
今回は「オーディオ」

LUXMANの新製品パワーアンプ「M-10X」試聴会に行ってきた。

セミナーの解説はラックマンの企画部長 小嶋氏が来られていました。
時間は、約1時間

今回もコロナが落ち着いていることもあり、数人の席が設けられていた。

今回は、パワーアンプのみの発表会。
パワーアンプの音質はあるのだろうか?

ラックスマンのカタログに
パワーアンプの役割は、スピーカーの持つ特性を十全に引き出しながら、
コントロールアンプから送られた音楽信号を入力に忠実に増幅し、
スピーカーユニットを正確に振動させること」と書かれている。


今回の試聴システム
スピーカーがいつもより前面に出ているようだ?


左が旧型のM-900u 右が新製品のM-10X
ほとんど同じに見える。
私はデザインを大きく変えて欲しかった。

こちらが右側の今回8年ぶりに発売されたステレオパワーアンプ
M-10X
価格が 1,650,000円と旧型より440,000円上がってしまった!

最近の新製品は、前面が立体的なパネル構成になっている。
アナログメータの左側が製品の中央に変更されている。
パワーアンプをモノラル接続するとき中央のメータのみランプが点灯しているので左右きれいに見えるようにしたようだ。

何せ、大きい!高さ224mm
ラックに入らない。入れても上の空間を20~30cm必要なのだ。
重量が重い!一人で持てない!48.4kg

パワーアンプに関してかは分からないが、M-10Xでは半導体不足のような製造出来なくなることはないそうだ。


こちらは左側の旧型ステレオパワーアンプ
M-900u
見た目同じにみえるが、左右の角が丸くなっている。

今回使用したプリアンプは、真空管コントロールアンプ
CL-1000

トランジスタのプリアンプは、まだ製品化されていない。
セット開発されていないと購入しずらいのだけど?


スピーカーはフランス製「FOCAL Scala Utopia Evo」
価格 4,620,000円

大変大きなスピーカーに見えた。
高さ 1,247mm
ウーファーが27cm

自分たちが座っている位置だとスピーカーに近すぎ音像の広がりが狭くなってしまっていた。


パワーアンプM-10Xを「ブリッジ接続」でも試聴した。
中央のレベルメーターのみが点灯しているのが見える。
出力が4倍になってきて片側600Wにもなる。

当然音の厚みなどが良くなってくる。
1回しか聴いてないので、細かい印象が頭に残っていない。
問題として値段が倍になるし、置き場所に私は困る。




感想
ラックマンの小嶋氏も言っておられたが「よくラックマンの音は絹のように柔らかくきれいだ」などと言われているがそんなことはないと。
私もそう思った。しかし、スピーカーがかなりその時の音色を決めてしまっているかもしれないので、どうなんだろう?

まずは、旧型のM-900uを聴く。
普通の聴き慣れた音色だと思った。

次に新製品のM-10Xに切り替えたら、驚き!
ベールを1枚剝がしたように音がくっきりしてきた。解像度が上がったともいうのだろう。
「ラックマンの社内で初めて試聴したときには、どよめきが起こった!」とのこと。
例えるならば、アナログレコードの音をハイレゾで聴いたのような違いがある。
私は、旧型のM-900uが悪いというかこんな普通の音質だったのかとも思ってしまった。
旧型から買い替える価値がある。

モノラルのブリッジ接続は、書いたように良くなって当たり前だ。

自分のCDをかけてもらった時の感想は、スピーカーが前に来すぎていて音場が狭くなってしまっていた。後は欠点として低域が出過ぎていて音に被る感じに聴こえた。
これは、アンプの影響ではないとは思うが?

パワーアンプに関しては、1度では単品の正しい評価ができないかもしれない。しかし、今回の試聴会での収穫は、パワーアンプのみでこれだけ音が変わるということが確認出来たことだ。

1度、自宅で聴いてみたいものだ。


では、また。



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