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SAECの電源ケーブルに交換した

2021年06月01日 | オーディオ
今日は「オーディオ」

オーディオ評論家がいつも「付属電源ケーブルより少し良い電源ケーブルに交換すると装置の真価を発揮できる」と書いてあるので、SACDプレイヤーの電源ケーブルを交換してみた。

電源ケーブルはSAECの新製品「PL-9000」
価格¥132,000(1.5m)

私的にはかなり高価な電源ケーブルである。
以前、SACE「PL-5900」(価格¥45,650)を比較試聴した時、上位機種のPL-9000を聴いてしまうともう戻れなくなってしまった。今の装置が少しでもこんな音になれば良いのだがという目指す音があるからだろう。


商品重量はPL-5900と異なり、かなりずっしりと重い。


ケーブル外形はΦ15mm、ケーブルは5.5sq



簡単な商品説明書が付いている。

新導体PC-Triple導体を採用していて高品質な大容量電源ケーブルになっている。
鍛造されて結晶が長手方向に連続化し電気導通が良くなっている。
安定した電気特性を持っている。



プラグは特注品で「フルテック製FI-50」金メッキ仕様

制振効果と静電気対策として樹脂部分に「NFC」を調合してある。
ノイズの発生を抑えて静けさや音の濁りを無くし音源本来の魅力を引き出すことが出来る。

DENON SACDプレイヤー DCD-SX1の付属電源ケーブルからPL-9000に交換してみた。
音の出口となる装置から交換するのが一番効果が発揮できると思う。
アナログプレーヤーでも良いと思う。


DCD-SX1にPL-9000を接続したところ。




評価
音はエネルギー感が増し少し音量が大きくなった感はあり、解像度が良くなった。クリーン電源の時も同じ印象だった。それは、ノイズが減りS/Nが良くなったからだろう。電気に乗っているノイズをケーブルが減少させていると思うようになった。

まず、ピアノ演奏では、鍵盤を弾いている指使いが見えてくるように変わった。付属ケーブルでも音は良かったが、少し詰まった様になってしまい演奏の様子が見えにくい。
オーケストラでは、弦の倍音が生々しくなり、甘い弦の響きがする。楽団の配置もよりハッキリし奥行き感も増しステージ空間をイメージ出来る。

今まで、音がいまいち良くないCDやSACD盤がどう変化したか聴いてみた。
中域が豊かになったためダイナミックな音に変化し、いままで聴こえにくかった音がハッキリと耳元に伝わってくる。
音楽が楽しく感じる。大変満足する音に変化してうれしくなってきた!
高音質になってくると音源が一つ一つハッキリしてきて、音の輪郭もくっきりしてくる。悪い音は、音像が狭く詰まった感がある。

結論、交換して正解である。
電源ケーブルで音変わるの?付属ケーブルで十分と思うのが当たり前であるがオーディオはよく「電源を見直せ!!」と言われる。雑誌の評価を信用してない方も騙されたと思い交換してみてはどうでしょう。見違えるほど音が良くなると言える。しかし、値段のグレードによって効果は違うのが注意!自分の耳で確かめた方が良いと思う。

10万円以上もするケーブルは一般的にはなかなか買えないが、SACDプレイヤーの上位機種に変えたくらい自分が使っている装置が向上するので10万円の価値があると私は評価したい。
今回は、SACDプレーヤーで評価したがアナログプレーヤーでも音質の向上効果はあったので、それぞれの装置で使い回せば10万円でも良いかもしれない。
最近、雑誌でも電源ケーブルの特集が多くなってきた。
電源ケーブルで一番音が良くなるのは、CDプレイヤーなどの出口。
ラインケーブルより電源ケーブルの方が音質効果大と言うことらしいですよ。

では、また。






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