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寺内タケシのコンパクト盤は、音が良かった(改訂版)

2021年09月23日 | 歌謡曲
今日は、6月18日に82歳で亡くなられた寺内タケシさんを偲んで4曲入りコンパクト盤を聴いてみた。


1967年にレコード大賞 編曲賞を受賞している。

エレキギターが、まだ世間で認められてなかった時代、少年に「エレキギターは不良!」、高校生にはコンサートを見に行った生徒を退学にした事件も起こっていた。
その時に、寺内タケシが高校にエレキギターを認めてもらうためにクラシック音楽をエレキギターで演奏したのがこのアルバム。
泣けてくる。


このコンパクト盤も1968年なので53年も前のレコード。
今も聴けるのが良い。

曲目はクラシックをエレキギターで演奏。
改めて聴いてみたが、これがなかなか良い!

ジャケットの裏面
値段が450円だが、今発売すると2000円ぐらいになってしまうのかな。
高すぎるね。

4曲入り33回転なので、詰込みのイメージがあったが、現代の装置で聴いてみると思ったより中域も厚く、低域も出ていたので楽しい音に感じた。
LPでは、かなり内周になるので音が良くないと思っていた。
LPでも、このくらい内周にカッティングしてあるものはいくらでもあるからね。

ラベルのSTEREOPHONICのロゴがカッコイイ。


寺内タケシのエレキサウンドというか演奏テクニックが好きだった。
加山雄三の「夜空の星」や「津軽じょんがら節」で弾いているサウンドだね。
ベンチャーズも亡くなっていくし、エレキの神様がいなくなるのは本当に寂しくなる。


ギターマガジン:1989年5月号「寺内タケシのテケテケとーく」で寺内タケシが言っていた。
「俺は70歳になって、80歳になって、往生するまでギターを弾いていると思うよ。死の床に横たわった時でも弾いていると思うんだ。ギターが中心なんだよ。人生がずーっと。そして本当に死ね時はニッコリ笑って涙を流すぞ。
一生やり通した。その満足感で俺は笑いながら、ギターを抱いて、涙して、そして死んでいくと思うよ」
これを読んでジーンと胸が熱くなった。

こんな記事もあった。
「いつの間にかギターををやめて、年を取ってから”昔はギターやってたんだよね”というかもしれない。でも、実は悲しいことだね。つまんないね。仮に70歳になってもギター弾け。70歳になったら70歳のバンド作れ。そこまで続けろ。」
このメッセージは、中高年の方々には胸に刺さる言葉と思った。
ギターを押入れで眠っている人は、今一度ギターをを弾こうじゃないですか!


では、また。








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