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LUXMAN 発売前SACDプレーヤー「D-07X」を聴いてきた

2022年06月20日 | オーディオ
今日は「オーディオ」

6月下旬に発売予定のLUXMAN 新SACDプレーヤー 「Ⅾ-07X」を発売前に試聴してきた。

今回は、旧品D-06uと新製品D-07Xとの比較も出来た。

価格が638,000円から825,000円と上がってしまったが、良く見るとグレードアップしているので仕方がないとも感じた。デザインも高級機のように変わって良くなった。

MQA-CDMQAフォーマットの再生に対応するMQAフルデコーダーが搭載されるようになった。

DACは、
USB入力時で、最大PCM 768kHz/32bit、DSD 22.4MHz
S/PDIF入力時で、最大PCM 192kHz/24bit
 
重量 17kg


今回の試聴システム


アンプは、プリメインアンプのL-507Z


スピーカー
PERSONA 3F Paradigm


左側が旧品のD-06u、右側が新製品のD-07X
高さが高くなったように見えるがほとんど同じであった。


D-07XのCDトレーは、間口が広くなった。
MQAのロゴマークは、印刷されていない?裏パネルには印刷がある。


D-06uのCDトレーは間口が小さい。



D-07XのCDトレーはしっかりしていてCD盤を乗せた時にも滑って溝から外れるようなことはなかった。
ドライブメカはD-10Xと同じものを使用したそうで中身はDENON製ということだが細かいところはLUXMAN仕様になっている。トレーが変わって高級感が増している。

SACDの読み込み時間がD-06uよりかなり早くなったというお話だった。


この写真はD-06uのACインレットだが、D-07Xは装着方向を上下逆に変更し端子全体で電源ケーブルの重量をサポートし緩みにくくしている。


D-06uの前面パネルは丸みがある。

D-07Xの前面パネルはD-10Xのような「くびれ」デザインになっている。
D-10Xの方がパネルに厚みがあり、もっと高級な感じがする。


D-06uのディスプレイは、パネルの奥にあるデザインになっている。


D-07Xのディスプレイは、大きさも大きくなり、パネルより飛び出し見やすくなっている。
文字も簡単スマホみたいに大文字に変更できる。



肝心の試聴感想
今回は来客も多かったので、細かい試聴は出来なかったが
D-06uの音を聴いたとき解像度、躍動感がありこれでも良いかとも感じた。
D-07Xに切り替えて聴くと音場が少し広く空気感を感じ取れるようにも思えた。
音質がラックスマン・サウンドなのか柔らかいとまでは言わないが疲れない音であった。
エージングが進めば、もっと硬さが取れてくるだろう。
出来れば何回も聴き直して評価したかったが、それは他のお客様もみえるので出来なかった。
今回の試聴機では、電源ケーブルが付属品ではなかった。CDプレーヤーは、電源ケーブルを良いものに変えると音が良くなってしまうので、正しい評価は分からない。
MQA-CDを再生して比較したときは、D-06uが対応していない機種なので比較しにくいが、D-07Xに切り替えたときは音の広がりとエネルギーがパッと変わってやはりMQAデコーダーを通した方が良いのか?と考えてしまった。
現状のCDプレーヤーでMQA非対応機器を使っている方は多いと思うので何かいろいろ付いているDACではなくMQAのみの追加レコーダーを安く開発してほしいと願っている。

今回のD-07Xは、値段が上がってしまったが8年ぶりのチェンジということだし、ドライブメカや回路・部品の進歩、デザインが良くなった事を考慮すればD-06uから買い替えも一つの案ではあると思った。当然、音も良くなっている事もある。
20年も前なら、50万円もするCDプレーヤーなら超高級機だったのに、今は値段が半端ない価格で販売しているので金銭感覚が麻痺してきてしまったと思う。
富裕層ばかりに目を向けずに、若い方でも購入できる価格にしないとオーディオ業界が将来衰退してしまうかもしれないと思ったりする?


では、また。

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