【古墳】廿山北古墳(富田林市)

廿山北古墳

「廿山北古墳(つづやまきたこふん)」は、大阪府富田林市津々山台(つづやまだい)にある古墳です。廿山北古墳がある富田林市津々山台は市の西部、羽曳野丘陵の南部に位置し、かつては廿山村(つづやまむら)の一部でしたが現在周辺は金剛東ニュータウン(金剛東団地)という住宅地となっています。当古墳はその金剛東ニュータウン南方の津々山台3丁目にある津々山台2号公園の中に保存・整備されており、間近で古墳を見学できる状態となっています。

説明板や富田林市のホームページなどによると、廿山北古墳は一辺約32m、高さ約7mの二段築成の方墳と考えられており、墳丘頂上の標高は130mとなっています。墳丘上に埴輪や葺石は発見されておらず、内部構造や出土遺物についても不明な点が多いため築造年代ははっきりと分かっていません。以前は古墳のそばに小さな灌漑用の溜池があったことから、廿山北古墳には周濠があったとも考えられています。

廿山北古墳から700mほど北東の羽曳野丘陵東縁には、古墳時代前期(4世紀後半)に築造されたと考えられる当古墳と同じ方形の墳丘を持つ宮林古墳があったことから、廿山北古墳の築造年代も同時期とする説もあるようです。また、広大な旧廿山村の村域には他に廿山古墳、二本松古墳、廿山南古墳、櫟坂古墳、廿山古墳(前記とは別の火葬墓・全壊)など複数の古墳が確認されています。


●廿山北古墳について詳しくは →https://kininarugou.blogspot.com/2021/09/tsuzuyamakitakofun.html


アクセス

南海高野線「金剛」駅から南海バスに乗車し「津々山台二丁目東」バス停で下車。バス停の50mほど西にある歩道橋の横から南に約150m進むと津々山台2号公園が見えて来ます。

国道170号(外環状線)の「西甲田」交差点からは西に約450m進み交差点を左に。さらに450mほど進んで歩道橋の手前を左折すると約150m先に津々山台2号公園があります。公園に駐車場は無いようです。


2021年4月撮影

廿山北古墳(富田林市)


廿山北古墳(富田林市)

廿山北古墳(富田林市)

廿山北古墳(富田林市)

廿山北古墳(富田林市)

廿山北古墳(富田林市)

廿山北古墳(富田林市)



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