【神社】龍神社(大阪狭山市)

龍神社

「龍神社(りゅうじんじゃ)」は、大阪府大阪狭山市岩室にある神社です。日本最古のダム式ため池である狭山池の北西部に浮かぶ南河内では珍しいタイプの神社で、雄大な狭山池の風景の中にある小さな神社ながら存在感があります。

龍神社の正確な創建年は不詳です。現在の御祭神は水波能売命(みずはのめのみこと)、天水分神(あめのみくまりのかみ)、国水分神(くにのみくまりのかみ)の三神で、いずれも水や水の分配を司る神となっています(千早赤坂村の建水分神社などでも祀られている神様です)。


狭山池周辺には「大昔から狭山池に雌の大蛇(龍神)が棲んでおり、富田林市にある粟ヶ池(諸説あり)にいた雄の大蛇を迎えて一緒に棲んでもらうために建てられたのが龍神社である」という言い伝えの他、様々な龍神(大蛇)にまつわる伝説が残されています。

冬場の「池干し」などで狭山池の水位が下がると、龍神社の祠が建つ石垣の前に直径約27m、深さ約5mのすり鉢状の穴を見つけることが出来ますが、これが1996年(平成8年)の工事の際に発見された「龍神淵」です。龍神淵が造られた理由としては、冬期に池の水が抜かれても龍神が住む場所に困らないように、との言い伝えがあり、狭山池の水が抜かれても龍神淵には水が溜まる仕組になっています。その中央には高さ・幅それぞれ約20cmの陶製の壺が入れられ、雄の龍神が祀られています。


現在は、祠の向く北西の対岸に鳥居が建てられています。



アクセス

南海高野線「大阪狭山市」駅から西に500mほど進んで狭山池の堤に上り、右方向に約600m歩く(狭山池博物館前を通過)と龍神社の鳥居があります。

車の場合は、国道310号「池之原中」交差点から東に進み、300mほど先の信号手前の右手に北堤駐車場入口があります。北堤駐車場は上段と下段に分かれており、上段駐車場の南端付近に龍神社の鳥居があります。駐車場は無料。

2022年8月撮影

龍神社(大阪狭山市)

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