ご訪問ありがとうございます
皮革用塗料の専門家Lizedのりうです
(常にアンテナ張ってます
今日は”コバの艶消し”について書いていきます
まずは現時点でのLizedの答え
(長文になるから先に答え書いちゃうパターン
1.目止め=エッジカバーシーラー
→1回塗って乾かしてコテの熱で繊維を寝かす。つるんとしなければもう1セット
2.着色=エッジカバー各色
→2~3回塗って乾かしてコテを繰り返す。面が出来るまで
3.艶消し=エッジカバーマット
→1~2回塗ってあげれば艶消し完了
シーラーの前にヤスリで整えればなお良し。
目止めと着色の後にコテの熱で整えるとなお良し。
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今回のコバの艶消しは顔料系の話
そしてLizedの顔料と言えばエッジカバーが主役
Lized webshopでは特注扱いでエッジカバー各色をマットに変更できます
お問い合わせ「それよりもマットにするにはどうしたら良いのか?」
りう「…。(ついに来たか)」
塗料の特性で厚く塗ると艶は消えにくい
なので厚塗りするコバはどうしても艶を消しづらい
エッジカバー各色マットにウレタントップコンク マットを添加すれば艶消しにはなる
しかし、マット=シリカであるので塗装膜の耐久性と柔軟性は低下する
同時に顔料濃度も低下するわけで=着色力が低下する
じゃあ、ペイントカラーを追加す…キリがない、自分から沼に飛び込む感じ。
最近コバをイジリ始めたコバ1年生の”りう”が提案する”コバの艶消し”
塗料の順番はこちら↓↓↓
1.エッジカバーシーラー
2.エッジカバー各色
3.エッジカバーマット
この順番は入れ替わることはありません(断言
まずは意図を考える。。
シーラーは目止め、次に着色、最後に艶調整
この意図から順番は入れ替わることは絶対に無いっ(断言再び
盛ったような着色するのにエッジカバーを何回も塗り重ねるのもアリだけど
なるべく3回ぐらいで仕留めたいよね(コスパ的に。
その為にシーラーでコバの繊維を寝かせて吸い込みを均す
艶消すならエッジカバーマットがオススメ
ウレタントップマットよりも2倍くらい艶消しします(体感
意図が3つあるから塗料も3つになる
ここを横着して1つで仕上げようとすると仕上がりに差が出ます
1年ぐらいで割れたり剥がれたりするコバは、そういうところを考えていないと思うの
簡単に色が付くとか、乾くの早いとか…絵の具にありがちなスペック。
そんな仕上げしてたらパキッと割れてズルッと剥けますね
つぎに考えられる工程↓↓↓
A.塗る
B.熱で整える(アイロン、コテ)
C.削る、磨く(スリッカー、ヤスリ、リューター)
削ると磨くはシーラーの前ですね
熱可塑性が特性であるエッジカバーにはコテ工程が映えます
コバの状態に合わせて塗料と工程を組み合わせる
なんで顔料系のコバにするの?(染料系の方が楽だと思うけどぉ
顔料系でビシッと決めたいんでしょ?(違うのかな?w
シーラーは目止め、次に着色、最後に艶調整
1つの塗料で済めば良いけど、そんな素敵な塗料は存在しません
塩ビ・ラテックス・アクリル。。
2~3年ぐらいかな、耐久年数としては。
そろそろ耐久性を求められる革の仕上げには向かないことをそろそろ気付こうって。
いまのところ最強はウレタンなのです
ちょっと意識するだけで答えが見えてきますよ
つづく
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