1月18日、齋藤元彦兵庫県知事が英ウィメンズクリニックをご訪問されました。
兵庫県は独自の不妊治療の助成制度として「不妊治療ペア検査助成」を行っていますが、
さらにその仕組みを多くの方に利用しやすくできないかということで、
当院の塩谷雅英理事長、
英メンズクリニック江夏徳寿院長、
メンズクリニックを担当いただいている神戸大学附属病院腎泌尿器科講師の千葉公嗣医師と意見交換を行いました。
不妊治療ペア検査助成については、当院患者さまの申請はまだまだ少なく、活発に利用されているとは言えない状況であることをお伝えいたしました。
その理由として、齋藤知事は助成の対象となるのがご夫婦の所得の合計額が400万円未満であることがひとつあるのではないかというお考えをお持ちでした。
当院としてもその点で、患者さまに積極的にご案内しづらい面もありました。
また、助成を受けるにはご夫婦お二人の最初の検査を1か月以内に受けていなければならないという条件もありました。
この点についても、ご夫婦が仕事をお持ちになりながら、検査を受けていくには1か月以内にお二人が受診されるのは難しいケースも珍しくない実情をお伝えさせていただき、知事も同様のご意見をお持ちとのことでした。
その後、当院の施設内をご視察され、培養室では、受精、胚培養や凍結のようす、精液検査などをご覧になられました。
また、待合スペース、メンズクリニック、ファミリースペースやキッズルームにも足を運んでいただきました。
齋藤元彦知事ご自身も男性不妊治療のご経験をお持ちとのことで、
熱心に説明をお聞きになられ、特に男性不妊専用のメンズクリニックの存在は男性としてもすごく受診しやすくてよいのではとのご感想をいただきました。
今回の知事のご訪問には、多くの報道関係の方も来られており、視察の後には多目的ホールにて記者のみなさんからの取材も行われました。
会見では、斎藤知事より、ペア検査助成をより活用しやすい制度にして、早期の検査や受診のきっかけになればということで、対象者の所得制限の撤廃や、ご夫婦の検査の期間の制約を1か月から3か月程度に延長するお考えを示されました。
実現されれば、医療機関からもさらに積極的に不妊治療ペア助成制度のご案内をしていけるのではないかと感じました。
また、記者会見では、社会全体で妊娠を望まれるカップルのサポートをして、子育てのしやすい、住み続けたいと思える兵庫県作りをしていきたいという齋藤元彦知事の強い熱意が感じられました。
その様子はニュースでも取り上げられました。
NHKのホームページへ
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kobe/20230118/2020020772.html
サンテレビのホームページへ
https://sun-tv.co.jp/suntvnews/news/2023/01/18/62989/
英ウィメンズクリニックも医療機関として、しっかりサポートしていきたいとあらためて感じる貴重な機会となりました。
文責:[研究開発センター] 山本 健児 [理事長] 塩谷 雅英
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