伊都福岡に良いことはたくさんありますが、野菜が美味しいのがほんとうに嬉しいです。
沖縄ではあまりない銀杏や栗は東京に遠征した時に手に入れていましたが、ロコファームで手ごろに買えます。
今だに種類が多くてどれを選んだらいいのか分からない里芋やサツマイモもマーケットに並び始めました。
柿とハラペーニョは糸島のロコファーム伊都彩々で。
福岡は柿も有名なんですね。民家のお庭に生っているのをよく見ますが、家の庭にも先住民の方が植えた柿の木があります。
でもなかなかきれいに熟していかない。昨年は3個収穫できましたが、今年は長雨のせいかぐじゅぐじゅになって落ちてしまいます。
ロコファームで売っていた種なしの柿を買ってきました。
まず作ったのは、チリビーンズ。クッキングクラスでも好評いただいている、カカオパウダーがたっぷり入るオリジナルレシピです。
普段甘味は入れないけれど、柿の甘みがコクを出してくれるんじゃないかなと思ったらこれが正解でした。
これは秋のチリビーンズの新形態になりそう。
ハラペーニョをたくさん入れるので、チリペッパーはほとんどなし。
そして同じく今美味しいのが手に入る蓮根と銀杏といっしょに、スパイスカリーを作りました。
コリアンダーをパウダーでも、生葉でもどっさり使ってみたら、パクチーの爽やかな味わいと柿が最高にマッチするカリーに仕上がりました。
バゲットを合わせても美味しい!
これはぜひクッキングクラスでやりたいですね~。
柿は二日酔いの妙薬と言われますが、免疫力の向上や便秘改善、血圧低下などにも働きます。
二日酔いの軽減効果はポリフェノールの一種、植物の渋みをつくる「タンニン」が豊富に含まれるからですね。
渋柿はタンニンがもっと多いんでしょうか。甘い柿は日本だけだと聞いたことがあります。
柿の実のなかに黒い斑点を見かけることがありますが、あれは渋み成分をもつタンニンが凝縮したもので、固まって実に溶けずにいるために甘みだけを感じることができるのですって。
でも干し柿は渋柿で作るんだから、またタンニンが何か化学変化を起こすんだろうな。
と、ぼんやり考えるのみで先へ行かないところが、私の中途半端な学習態度ですが。
滋養のあるものはいろいろにして美味しくいただきたいです。
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