天岩戸神社の境内にいたグループの方々に続いてお宮を出ると、岩戸川に沿って続く遊歩道を下っていきます。

 

行き先が分からずも、人に囲まれているのでなんの不安もなく歩きました。

川の中の大きな石を見ると、結構上流です。

 

 


 

途中太鼓橋があって川を渡ります。

 

川の流れを眺めたり、森の匂いを嗅いだりと森林浴も楽しみながら歩く。

 

 

 

 

この先に、ちょうど川の流れが終わるように渓谷がせり出していて、「天安河原」(あまのやすがわら)、別名「仰慕窟」(ぎょうぼがいわや)がありました。

 

岩戸に引きこもった天照大御神を呼び出すために八百万の神さまたちが集まって策を練ったという神話の場所。

 

そしてそこにも同じく、あの奇数のしめ縄がかかっていたのです。

 

 

 

天安河原宮が祀られている大洞窟。

 

 

この時初めて、七五三なんだと気づきました。

 

日本語は右から読む。

三本、五本、七本、と間を空けて下がっているいるのではなく、七、五、三の並びなのだ。

 

横書きを左から読むように見て、気づくのに時間がかかったということです。

 

七五三と書いて「しめ」とも読み、七五三縄と書けば「しめなわ」と読むって、後でリサーチして知りました。

 

そして今さらびっくりですが、そもそもしめ縄とは天照大御神が二度と岩戸に戻らないようにと、戸を閉めてシールドしたものだったのだと。

 

奇数は吉兆というのは知っていましたが、七五三の意味も考えたこともなく何十年も生きてきました。神話や神事が身近にある九州でいろいろ目にすることができ、楽しいです。

 

このしめ縄の七五三には諸説あるようですが、

 

天神七代(てんじんななだい)
地神五代(ちしんごだい)
日向三代(ひゅうがさんだい)

 

とそれぞれ神さまたちを表す、というものがあります。

強力な結界ですね。

 

 

 

河原から祭壇に続き

ひしめき合って重ねられている石。

 

 

天安河原は間違いなくパワースポットだと思いますが、この場所を怖いと感じる人も少なくないようで。

ネットにいろいろあります。

 

神の島である沖縄ではビリビリするような体験をした私ですが、そういった空気はありませんでした。

 

例えば今帰仁城址の城壁外にあるノロ殿内ヒヌカンのように、入っていけない場所は足が進めない。

絶対に入れないのですが、こちらはそうではなく。

 

沖縄生まれの沖縄育ち、成人してから福岡にしばらく住んでいた、見える生徒さんのことを思い出しました。

 

彼女はその能力ゆえ幼い頃から沖縄で大変な思いをすることも多かったそうです。

そんなお話から、その頃まだ沖縄に住んでいた私は漠然と福岡もいろいろあるのでは、と想像し、九州は大丈夫だったのかと聞いてみました。

 

彼女の答えは、感じることはあるけれど、「優しいんです」でした。

 

むしろ、河原から祭壇まで隙間なく重ねられた無数の石、人の願いと祈りに圧倒されるかも知れません。

不気味だとは思いませんでしたが。

 

 

 

祈りの群れ。

 

 

河原から戻って通りの茶屋に寄ると、参拝ご苦労様でした、と湧き水を出してくれました。

 

宮崎ですから、マンゴーソフトクリームを(笑)。

 

 

 

 

今回のロードトリップで、オキシャンティOGの熊本に詳しい愛ちゃんに、お勧めの場所を教えてもらいました。

 

力強く押してくれた、間違いなしの一押しのひとつ(一押し、ふたつありました(笑))、天岩戸神社から40分程のドライブということで向かったのが、九州のへそにあるという、幣立神宮です。

 

 

 

立派なヒノキ?の鳥居。

降りてきたおじさまに、「大変だから、階段。」

とアドバイスをいただく。

 

 

「高天原(たかまがはら)神話の発祥の神宮である」との由緒がある、幣立神宮。けっこうな傾斜の石段を上がります。

 

たたみが敷かれた拝殿はオープンで、おじさまたちが寄り合い中。境内には干支の絵が描かれた木の灯篭がありました。

 

 

 

 

樹齢一万五千年と伝えられるヒノキの巨樹があるとのことなのですが、私は参拝時に境内にあるご神木に気がいかず、参道にある杉の巨木がご神木なのかと思っていました。

 

この木が、押しつぶされそうな物凄いパワーだったのです。少しづつしか近寄れない。

 

 

 

 

そう、拝殿横に立っている時に、静かな境内に突然風が渡りました。

 

ほんとうにいきなりで不思議だったのですが、ビデオを見返してみたらご神木前に立っている時だったのです。

 

 

 

境内を渡る風。

 

 

元々は古くからの自然信仰から始まった神社さんで、火の神様、雨の神様、風の神様もお祀りしているそう。

 

参道にもいろいろ見るところがあるようでしたが、天気も怪しいので本日の宿泊先、宮崎のホテルに向かうことに。

 

 

熊本県公式観光サイトの記事に詳しく載っている。

↓こちら。

 

 

濃い緑の山の中を、ひとりでゆく。

寂しくはないけれど、また長いドライブでした。

 

ようやく町中に降りてきてホテルに着くと、ほどなく暗くなり始めたので、あの時間で熊本を出発して正解。

 

そして走行中、「都農ワイナリー」とのサインが目に入る。

これも初めて知りましたが、なんと九州では鹿児島県以外、全県でワインを作っているそう。

 

都農(つの)ワインはイオンショップでも売っている、九州では老舗のようです。

 

九州ワイン、ご存じでしたか?

 

 

 

 

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