CDの裏面には、「06・9・20」と
記載があるので
 
私がこの音源を入手したのは
2006年頃だと思います。
 
 
 
 
 
 
 
 
2006年9月というと、ちょうど
高校生娘が生まれた頃。
 
 
音楽は、時折音源を聴くのが
やっと…
 
楽器(ヴァイオリン)を弾くのは
月に一度かそのくらい、
それも数分がやっと、という
 
まさに、幼い子供たちとの時間…
真っ只中
 
 
この、
イングリット・フジコ・ヘミングさんの
 
「ピアノ名曲集」
 
は、夫の母の友人が、私が音楽好き
ということをお気遣いくださり
贈ってくださったものです。
 
 
 
 
夫は…クラシック音楽 ヘ イ ト
 
 
…子どもの頃、
「母親に無理矢理習わされた」
というピアノを、特に嫌っていました
 
 
それで、この音源も、
夫が居ない昼間を見計らって
聴いていました…
 
家事をしながら。
 
 
 
フジコさんのピアノは
一音一音、慈しむように
奏でられていて…
 
聴いていてほっとする
 
そんな音色でした
 
 
 
夫と結婚すると同時に
仕事を辞めたため、
自分の自由になるお金がなくて
 
聴いていた音源は、
それ(結婚)までに入手していた
ものか、もっぱら地元の
図書館から借りてくるCDでした
 
 
そんな中、
降ってわいたように贈られた
このフジコさんのピアノ名曲集
 
 
感謝感激で
毎日繰り返し
 
何日も飽きずに聴きました
 
 
 
今のマンションに引っ越す際
(2012年12月)
 
それまで愛用していたコンポを
処分することになり…
 
CD自体を聴くことが
格段に減りました
 
それでも、Blu-rayレコーダーの
再生機能やPCを使用して
 
 
時折流しながら…
 
 
そんな風に、
結構な長い時間を
この音源と共に過ごしたことを
記憶しています…
 
 
 
本日、
X(旧Twitter)経由で
フジコさんの財団からのお知らせ
という形で
 
フジコさんが
永眠されたことを知りました
 
 
ご自宅で転倒されたこと
その後、膵臓癌が発覚したこと
 
そんななか、急激にご容体が悪化
 
財団からのお知らせの文章は、
ファンの方のお気持ちに
そっと寄り添ってくださるかのように
 
丁寧なものでした
 
 
それで、今
 
私はあらためて、
久し振りにこちらの音源を
引っ張り出してきて
 
記念撮影をした後
 
このフジコさんの
慈しむような優しい音色に
包まれながら
 
ブログに記録しています
 
 
 
フジコさんの生演奏を聴くことは
ついにありませんでしたが
 
 
イヤホンを通じて
聞こえてくるこの音は
 
聴く者に
そっと寄り添うかのように
 
 
常に、音楽と
自分と
作曲家と
 
対話し続けてきた
 
そんなフジコさんだからこそ
奏で得た音色たち
 
 
これからも、
 
聴き続けて行きたいと思います
 
 
 
 
 
フジコさん…
 
いまは安らかに…
 
 
 
ご冥福をお祈りいたします
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 

音楽のカミサマ…恋の矢

いつもありがとう花束音譜

 

 

皆さま、ニコキラキラ

いつもお付き合いいただきまして…

 

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