みなさん、こんにちは。
元フットサル日本代表キャプテン 北原亘です。
今回のブログは、【ハーフマラソン】についてです。
先日の12月2日(日)に『MINATOシティーハーフマラソン2018』にチームSVOLMEとして参加させて頂きました。
人生初のハーフマラソン。
ハーフマラソンとはご存じの方も多いでしょうが、フルマラソン(42.195km)の半分(21.0975km)を走るものです。
今回は私がサプライヤー契約をさせて頂いているスポーツアパレルメーカー『SVOLME』が今大会に協賛をしているという事で、社長直々にお声が掛かった為に挑戦する事にさせて頂きました。
正直申し上げます。
私は現役時代(プロフットサル選手時代)から長距離を走るのが好きではありませんでした。
引退してからも健康の為に30分程度走る機会はありましたが、それ以上の時間を走るのは億劫でしかなく、出来れば走りたくない気持ちが先行する日々を送っておりました。
理由は簡単です。
■30分程度走るのは思考の整理や気分転換に繋がるが、それ以上長い時間走るのは時間の無駄と感じてしまう
■準備運動や洗濯が面倒である
■そもそも走る時間があるなら寝ていたい
といったところです。
走ったらメリットがある事を頭では理解していながらも、色々と良い訳を考えて出来る限り走らない様に生活していました。
完全に面倒くさがりなだけですが。
今回ハーフマラソンを走る事が決まったあとも、なかなか重い腰が上がらずに、練習したのはわずか4回程度。
そんな中、迎えた本番。
当日の天気は曇り、最高気温11.6℃、最低気温7.7℃。
初マラソンの私は、当日にSVOLMEからウェアを頂き、それを着用して走る事になっておりました。
ご用意頂いていたパンツはレーサー用のパンツ・・・・・。
寒い。
そして、弛んだ足が恥ずかしい。
早くもマラソンの洗礼を受け、20キロを走りきれるのか?という不安も相まり、正直気持ちが折れ掛けていたのはここだけの話です。
そして迎えたスタート(午前8:30)。
事前に一緒に走る事になっていた、太陽スポーツ 上田社長、EIKO SPORTS 三宅社長、SVOLME(株式会社VOLUME) 渡邉社長と共に走り出しました。
上田社長と三宅社長はスタートの10分程前に初めてお会いした方々。
初めてご一緒する方々と走る未知の20km。
ゆっくりスタートした我々は早々に周りのランナーに抜かれまくります。
早くもここで元スポーツ選手の闘争心に火が付きかけましたが、今日の目的は楽しくハーフマラソンを完走する事と割り切りグッと堪えます。
その後、マラソンを何本も走っている渡邉社長の指示の下、1km 6分のラップを刻むペース配分で走る事に徹しました。
このペースが異常に気持ちが良い。
早すぎも遅すぎもせず、会話や景色を楽しめるペース。
そのペースを崩さず5km、10kmと進んで行きます。
走りながら話す話は専らどうでも良い話です。
それもまた良い。
ふと周りを見渡してみると、段々とペースが落ちている方がチラホラと。
スタート直後に飛ばしすぎてペースダウンしてしまった方々です。
ここで、ペース配分の重要性を認識します。
我々は相も変わらず1km 6分ペース。
ただ、その心地よいペースも15km程から足に負担が来て段々と重くなってきます。
重くなってきた足と向き合いながら考えた事は「あと6kmなら走りきれる!!」という事。
今まで15kmを走りきってきた事が自信となり、残り6kmと向き合う原動力となりました。
と同時にこの様にも考えました。
「フルマラソンだった、あと27キロかー。」
この時、初めてフルマラソンというものを初めて自分事化する事が出来ました。
フルマラソンを走っている方々は本当に凄い。
今の自分にはフルマラソンを走っている姿が想像出来ません。
ただ、我々が走っているのはハーフマラソン。
心の底から安堵した瞬間でもありました。
そんな事を考えながら走っているうちに、残り2km程になりました。
ここまで来ると足の重さも忘れ、むしろ残り2kmしかないのかという気持ちになるので不思議です。
最後にキツイ上り坂が続きましたが、それすらも楽しみながら無事にゴール。
記録は2時間強とタイム的には至って普通ではありましたが、人世初ハーフマラソンは無事に完走する事が出来ました。
ゴールして気付く事は、走る前と走った後ではマラソンに対する考え方が全く変わったという事。
冒頭で書いた様に、走る前はネガティブな側面ばかり捉えていましたが、走ったあとは率直に楽しかったし、また走りたいと思いました。
では、何故は走りたいと思ったのか。
それは
■走りながら自分と向き合えたり、健康と向き合える
■完走した際、走り切ったという自信を持てる
■一緒に走る人達との共通会話が増える
やはり一人で走らなかったという事が非常に大きかったと思います。
一緒に走る方々と見る同じ景色。
そして共にゴールまで辿り着いた事により得る感動共有。
今まで向き合えなかったマラソンの魅力に気付く事が出来ました。
今はフルマラソンを目指す気にはなりませんが、いつかは走ってみたいなという気持ちにさせてくれた今回のハーフマラソン。
やはり新しい事に挑戦すると見える世界がありますね。
これからもどんどん新しい事に挑戦していきたいと思います。
続く→