ボンクリのカトリック徒然草

ボンクリ(ボーンクリスチャン:幼児洗礼)が
信仰の物思いにふけってみました。
「最も小さい霊魂の会」で祈りませんか?

最も小さい霊魂の会~シスター・ビスケイブリュと緑のスカプラリオ

2022-12-07 07:01:18 | 日記

  

聖ヴィンセンシオの愛徳姉妹会のシスター・ジュスティーヌ・ビスケイブリュ(1817-1903)

 

1840年(天保11年:清でアヘン戦争が勃発した年)1月28日に初めて聖母マリアの御出現を受けたシスター・ジュスティーヌ・ビスケイブリュは、その後の御出現の中で「緑のスカプラリオ」を作って広めるようにとの啓示を受けました。

聖マリアの汚れなき御心よ、今も臨終の時も我等の為に祈り給え と裏面に書かれたこのスカプラリオ(写真上)は満ちあふれる恵みをもって多くの罪人(つみびと)を回心させ、病気の癒しを始めとする豊かな恵みを与え続けてきました。

今回は「最も小さい霊魂の会」の三つの祈りのひとつである「緑のスカプラリオの祈り」がどのように、この稀有な個性をもつシスターに伝えられ「緑のスカプラリオ」の作成・配布に至ったかを、ぜひ知っていただきたいと思いました。このはなしによって聖母マリアの深き願いと主イエズス(イエス)の計らいが現れ出ていることを知っていただければとてもありがたく思います。

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緑のスカプラリオと、その数えきれない恵みとその驚くべき効果については配布当時からよく知られていましたが、その起源は、はかり知れない神秘に包まれており、人びとはそれを解き明かすことを強く望んでいました。この救済のしるしを伝えるために神に選ばれた修道女は聖ヴィセンシオ・ア・パウロの愛徳姉妹会のシスター・ジュスティーヌ・ビスケイブリュでした。これから、なぜこの神秘が彼女を通して広められたのかということを少し詳しくおはなししてゆきたいと思います。

 

シスター・ビスケイブリュは1817年(江戸時代:文化14年)11月11日、フランスのバスク地方の歴史的中心地であるモレオンで生まれました。そして、あくる日に洗礼を受けジュスティーヌの霊名(洗礼名)を授かりました。そして彼女はわけあって伯母夫妻のところに預けられ、かれらのもとで成長し初聖体を授かり教育を受けました。

それから時がたちビスケイブリュにも自分の将来を決定するときが来ました。22歳になった彼女に神の呼びかけが届きました。そして伯母にシスターの志願者になりたいとの許可を願いました。伯母は彼女をとても愛しており、ずっとそばに置いておきたいと願っていましたが敬虔なカトリック信者だったため、この霊魂に対する神の計画を妨げることはしませんでした。それで1839年の8月も終わるころ、伯母はビスケイブリュに聖ヴィセンシオ・ア・パウロの愛徳姉妹会(修道会)への入会を許したのでした。

修道会の志願期(入会者が修道服を着て修練期に入る準備をする期間)が終了して彼女はパリに向かい修練(修道誓願を立てるための準備)を開始しました。

そして、この時期に、ある司祭と不思議な出会いをすることになります。その方は後日、聖母マリアの御出現によって彼女が受けた驚くべき恵みに対して相談や指導をしてくださることになる信仰深き、かつ信頼のおける司祭アラデル神父でした。彼はそのとき愛徳姉妹会の指導司祭をしていました。このためビスケイブリュはパリの修道院へこの神父と共に旅立つことになりました。

聖ヴィセンシオ・ア・パウロの愛徳姉妹会

奇しくもアラデル神父は不思議のメダイ(メダル)の起源となった汚れなき聖母の御出現が聖カタリナ・ラブレ(同じ愛徳姉妹会のシスターでした)にあった1830年にも彼女の指導司祭でありました。このとき、この善良なアラデル神父は普通とは異なる道にいたシスター・カタリナ・ラブレを思慮深く指導したのでしたが、このビスケイブリュという志願者からも同様なことが彼に託されるとは思い描くことはできませんでした。

(次回につづきます)

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*お知らせ

「緑のスカプラリオ」がまだ若干、手もとにございます。お祈りに役立ててくださる方がおられましたら、お分けいたします。下記のメールアドレスに住所とお名前をお知らせくだされば「緑のスカプラリオ+お祈り用リーフレットセット」を無償で郵送いたします。なお品切れになりましたらご容赦ください。

cha6ku6@gmail.com

なお、いただいた住所などの個人情報の秘密は厳守いたしますのでご安心ください。なお、お送りする「緑のスカプラリオ」はカトリックの司祭の祈りにより、すでに祝別されておりますので、大切にお使いください。

 

*インフォメーション

「最も小さい霊魂の会」の趣旨に賛同いただけて入会を希望される方は

使徒ヨハネさんの john note 最も小さい霊魂の会 入会案内

https://blog.goo.ne.jp/johntherese7365/e/bd406a198c8f5684273085da5887d972

をご覧になりコメントでハンドルネームとお住まいの都道府県名だけで結構ですので

ご連絡なさってください。共に三つの祈りを唱えましょう。おまちしています。

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以下の「兄弟ブログ」もぜひごらんください。(お互いの知識を補うような関係となっています)

 

(1)「緑のスカプラリオ」の説明用リーフレットが公開されています

 

          https://blog.goo.ne.jp/nyaako28

 

祈り方の説明・歴史、由来、その意味・効果・特長などが簡潔に記されています。「緑のスカプラリオ」を購入されたときにこれをみれば、使い方がすぐにわかり祈れるようになります

 

(2)「最も小さい霊魂」の会を知っていますか?

 

         https://blog.goo.ne.jp/hanaku6

 

イエズス・キリストご自身がシスター・コンソラータに啓示して創設させた「祈りの会」のことが詳しく書かれています。また、永遠の命にいたる「三つの祈り」についても説明されています。

 

 

 ☆おしらせ(1)

『尾崎明夫神父のカトリックの教え(公教要理詳説)
   第1版(2021年)』
入門者や求道者からベテランの方にまでわかりやすいと好評な
現代版カトリック要理、自分で読んで納得し、さらに他の人々の
救霊のために、説明できるようになります。ぜひご覧ください。
 
第1部 信経
 
第2部 秘跡

少しでもカトリックの教えに関心のある方々が、この要理を読んでカトリックの信仰が決して子供だましのような教えではなく、論理的に堅固であり、十分に説得的であることを理解してもらえば本望です。

 

 ✰おしらせ(2) 聖母信心書の決定版である「聖母マリアへのまことの信心」をご紹介します。➡ https://ameblo.jp/cha6ku6/entry-12533328485.html 歴代の教皇からの推薦もあります。全11巻となっていますので、第一巻からお読みください。>

 

   ー以上ー

 

 

 

 

 

 

 



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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
祈りの会について (マリア・マダレナ)
2019-11-13 17:22:01
はじめまして。
使徒ヨハネさんが立ち上げた祈りの会について、受付が他の方に引き継がれていると知らず、ヨハネさんの方に申し込みをしてしまいました。
ヨハネさんの方からチャロクロさんにメールをしてくださったとのことですが、私の方からもご挨拶をと思い、コメント差し上げました。
受け入れていただけたら嬉しいです。
よろしくお願いいたします。
祈りの会入会ごあいさつ (チャロクロ)
2019-11-13 19:46:04
マリア・マグダレナ様

ごていねいに、ご挨拶くださりまことにありがとうございます。

このたびは、ご入会いただき、とても
嬉しく思っております。それで、入会に
際して、若干の資料をおおくりしたいので
差し支えなければ、フリーメール(gmailのような)で、わたしのアドレス cha6ku6@gmail.com あてに、空メールを送っていただけますでしょうか。おりかえし、資料を添付して返信させていただきます。

それではとりあえず、用件のみで失礼いたします。どうぞ、よろしくお願いいたします。

        チャロクロ

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