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【工作】RaspberryPiZeroW用公式ケースに広角カメラを取り付ける

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公式ケースを利用する際にRaspberryPiZeroWHRaspberryPiZeroWでカメラの取り付け可否があるなんて知らなかった無垢な私はRaspberryPiZeroWを入手してしまいました。

このあたりについてはこちらの別記事をご覧ください。(記事名:RaspberryPiZeroWHのキットを買う

【工作】RaspberryPiZeroW用公式ケースに広角カメラを取り付ける

さて、今回はRaspberryPiZeroWを入手して、魚眼レンズ付きの広角レンズを無理矢理にRaspberryPiZero用の公式ケースで使うというDIY感あふれる内容です。

RaspberryPiZeroWとケース

RaspberryPiZeroWをAmazonで購入。。。と思ったのですが、意外と品薄でRaspberryPiZeroWが見当たらず、今回はSwichScienceのお世話になりました。買う予定の無かったRaspberryPiPicoも買っちゃいました。。。(何に使うんでしょうね。。。)

そして、PiZeroWは一人1個という厳しい入手制限があり、2個欲しかったのをグッと堪えました。どこかで入手できるようになるのかな。

サードパーティーの広角カメラ

購入した広角カメラはこちら。レビューも多少ありましたが、画角が狭いというレビュー内容もあり、やや不安でしたが結果的にそのレビューも画角の確認方法が良くないだけだったようで、質の良いものが届きました。

このカメラモジュールは純正のカメラモジュールに準拠しているようなので、特別な操作なしにPaspberryPiOSのカメラを有効にすれば普通に使えます。

画質も純正と同等レベルで、画角も160°はありそうな感じでした。レンズの周囲から手を出していくとちょうど160°の角度ぐらいで手が映り始めると思います。

純正ケースを加工してみる

魚眼レンズなので、レンズ径も大きく、また、出っ張りも大きくなっています。従って純正カメラモジュールを想定しているケースは使用できないと考えるべきです。

どうしても使いたいならば、工作するしかありません。今回、私が行った工作の一部を載せておきます。

レンズ系も高さも圧倒的に異なります。さらにレンズ穴以外にも固定用のピンも使えない状況です。

まずは大規模工事です。蓋の部分をくるくるリーマーで広げてみましたが、人力でグルグルと穴を拡張するのは歪んでしまうので失敗に終わりました。微妙に大きくする程度であれば強力なツールですが、小さい穴を大きくするのにはお勧めしません。

そこで、方針転換し、表面をマスキングして、ドリルで穴あけすることにしました。最初からこうしておけば楽だったですね。ただ、一般のご家庭にボール盤なんてありませんので、家庭内でのDIYにはくるくるリーマーがおすすめです。

※世の中には「ミニボール盤」なる素晴らしいツールもあります。下記の機種を持っていますが、なかなかオススメです。

今回使用するレンズは、先端部分が最大径でしたので、そこがギリギリ通過する径まで拡大しました。また、純正カメラモジュール用の固定用ピンは片方を切り取ってしまいました。
ピンは一気に切るのではなく、カメラモジュールをセットしたときに基盤が水平になるようにピンを残しつつ切っていくことがポイントでした。うまく行けばケースにピッタリと収まると思います。

そして、次の課題はリボンケーブルRaspberryPiZeroは小さいリボンケーブルなので、注意が必要です。ケースに入れて使用するとするとカメラモジュールの受け口が純正モジュールと裏表が逆なので付け方に工夫が必要です。

保護部の長さも問題になってくるので、今回はリボンケーブルの表面を削り、金属を露出させて接続するという力業を使うことにしました。細かめのダイヤモンドヤスリでスリスリと削っていきます。削り過ぎると断線しますし、程よく削らないと通電しませんので、絶妙な力加減で削って1本ずつ表面が露出しているかテスターで通電チェックしながら作業します。

試行錯誤の結果、程よい削り具合に出来、無事にカメラモジュールが認識されました。こうすることでケース内でケーブルが取り廻すことが出来るようになるので、純正モジュールのようにケースに収めることが出来ます。
当然ながら、レンズ部は出っ張っているので、ケースの外に1cmほど出てきますが。。。

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最後に

やや苦労しましたが、無事に綺麗にケースに収めることが出来て大満足です。製品に手を加えるというのは後戻りできないことなので、不安になるものですが、「そんなに高くもないし、買いかえればいい」という強気の姿勢で行うのが成功のコツだと思います。
恐れずに行きましょう。

で、使用感ですが、これが非常に便利。家のWifiに繋いでいるスマホから自由に見れます。一方で、外部とは遮断しているので、セキュリティやプライバシー的にも安心です。

ただ、子供のベビーモニターに使うので、実は赤外線カメラモジュールの方が良かった疑惑があります。。。普通のCCDなので暗闇は苦手、子供が昼寝の時には活躍しますが、夜寝る時には無力でした。

こんな感じで、比較的安くLEDとカメラモジュールのセットが買えるのでこちらを導入しても良いかなと心が揺らいでいます。

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