「シダンゴ山」から西へ向かうと、70メートルほど下のタワで林道と交差する。ふだんは、この水平な道でピークを巻くのだろうけど、積雪が凍りついている。アイゼンを付けると、アイゼンの刃も舗装も壊れてしまう。ピークに上がったほうがまだ楽だ。それに、「ダルマ沢ノ頭」というのを踏んでおきたい。
アプローチは鉄梯子だったが、その上は、たいした勾配ではない。雪も、密な植林の中には降りこまなかったようだ。
「ダルマ沢ノ頭」。北斜面の沢を「ダルマ沢」と云うのだろう。標高は、現地の標識で 880メートル。ヒノキ林の中で、展望はない。
ここで↑、秦野峠への縦走路から岐れて南へ下る。たいした雪ではないが、それでもスピードが落ちているので、大事をとって縦走は断念しよう。
下りの路は、つづら折れによく整備されていて歩きやすかった。地元の「古道を守る会」の人たちが尽力しておられるようだ。
下で、さきほどの林道のつづきに交差する↓。
「タケ山」へ登り返すとちゅう、「シダンゴ山」が木の間越しに見える。その向こうは、丹沢・表尾根。
↓いま下りてきた「ダルマ沢ノ頭」を振り返る。ガレがある。路が整備されていてよかったが、山じたいは、なかなかのツワモノだ。
↓「タケ山」。頂上は平坦で、展望なし。しかし、すこし進むと、林が切れて、大展望の疎林草原に出る。
展望所は2か所ある。さいしょのは「富士見台」と名前がついているが富士は見えない。2つ目のほう↓は頂きのへりで、見晴らしがよい。
「高松山」の向うに、うっすらと伊豆大島が見える。
↓真鶴半島と初島。
↓秦野市方面。
↓「シダンゴ山」。その向こうに丹沢・表尾根。一番高いのが「塔ノ岳(尊仏山)」。
↓「塔ノ岳」をズームアップして撮ってみた。頂上にある「尊仏山荘」の煙突(下。参考写真)が見える。手前は「鍋割山」。
↓すこし左に移ると、丹沢最高峰「蛭ヶ岳」が遠くに見える。
↓右には、表尾根諸峰が連なる。左から、鳥尾山、三ノ塔、二ノ塔、大山(後ろ)、岳ノ台(低い)。
↓西側。「高松山」につらなる尾根筋。だいぶ雪が残っている。
一本立ち。ブナのように見えるが、葉がついていないので、よくわからない。
下り路。杉の林床に、オオバイノモトソウが多い。
ふもとの「虫沢」集落に近づいた。
「虫沢」から「タケ山」をふりかえる。杉でおおわれているが、頂上付近は広葉樹の疎林。
タイムレコード 20230130 [無印は気圧高度]
(1)から - 952シダンゴ山[758m]1035 - 1123「ダルマ沢ノ頭」[880mGPS]1125 - 1200林道交差[653m]1205 - 1217鉄塔[663mGPS]1222 - 1226タケ山[710mGPS]1230 - 1232展望所[693m]1313 - 1414休憩[321mGPS]1432 - 1440虫沢[279mGPS] - (3)につづく。