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弧状列島,共助,「コロナ=肺炎ウイルス=に感染治療後に復帰できる」社会構築が第一か

2020-08-12 15:53:41 | 連絡
<心身臨床経験と実績が豊かな産業医を尊重できるか>
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奥田 弘美(おくだ・ひろみ)Hiromi Okuda
精神科医・産業医
精神科医(精神保健指定医)・産業医(労働衛生コンサルタント)。1992年山口大学医学部卒。精神科医および都内約20の企業の産業医として、働く人を心と身体の両面からサポートしている。著書は『1分間どこでもマインドフルネス』(日本能率協会マネジメントセンター、2016年)、『心に折り合いをつけてうまいことやる習慣』(共著、すばる舎、2018年)など多数。「日本マインドフルネス普及協会」を立ち上げ、日本人に合ったマインドフルネス瞑想の普及も行っている。
2020/08/12 5:20
コロナ感染を恐れず、ある程度許容する
2つめとして提案したい心のコツは、「コロナ感染を恐れず、ある程度許容する気持ちを持つ」ことです。
私たち現役世代は「自分も周りの同僚も、いつかコロナに感染する可能性がある」と考えたほうがいい。いくら職場で感染対策を万全にしていたとしても、インフルエンザより広がりやすいことがわかってきた新型コロナウイルスに、今後もずっと罹患しないでおくのは至難の業です。
たとえワクチンができたとしても、インフルエンザワクチンがそうであるように、100%コロナ感染を予防することはできないのです。
過剰な報道を背景に、地方を中心として、「新型コロナウイルスに感染することは、悪である」「感染した人は責められるべき」といった理不尽な偏見や嫌悪が日本社会に蔓延しています。そのために新型コロナウイルスそのものへの恐怖よりも、近隣の他者の目や風評被害を恐れるあまりに、過剰なゼロリスク対策を自分自身や周りにも強要する風潮になっています。そしてお互いに監視し合うという戦時中の隣組のような息苦しい雰囲気に日本の社会全体が包まれています。

そんな中で、筆者は新潟県見附市役所のFacebook公式ページの素晴らしい投稿に出会いました。見附市公式レポーターである村上徹さんが、7月14日、フェイスブックに、数コマの漫画とともに次のような言葉をつづっていらっしゃいました。
【安心して感染したい】物騒なタイトルですが…。丁寧に補強説明すると《もし新型コロナウィルスに感染しても、安心して治療に専念できる見附であって欲しい》ということなんです。―(中略)― 仮に見附市で最初の感染者になっても、市民が口を揃えて「一日でも早く完治するといいね!」と心強い励ましを送ってくれるんであれば、安心出来ますよね。―(中略)―無知から生じる誤解や、ねじ曲がった噂が広まり、自分の家族や友人までを傷つけるような事態だけは避けたいからです。明日、自分が感染していないと自信を持って言える人は一人もいないからこそ互いを想い合う空気をまずは自分から創って行きたいと思います。 
まさに私自身が書きたいと思っていた言葉で、思わず膝を打ち大きく何度も頷いてしまいました。地域社会でも会社でも、「絶対にコロナに感染してはいけない」とガチガチにゼロリスク対策を求めるのではなく、これからは「万が一コロナに感染しても、安心して治療に専念し復帰できる」という温かい雰囲気を皆が意識して作っていく必要があると思います。 

 


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