DVシェルターに入所してDV夫と離婚した体験談ブログ

DV夫との結婚生活は2年間。DVシェルターに入所後、離婚調停をおこない、DV夫と離婚しました。DVシェルターでの生活やシェルターを出たあと、その後についてブログにつづっていきます。

DV相談は誰にするのが正解?DV相談所?警察?

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DV相談ってどこにしたらいいんだろう?まず思いつくのが警察、それから市のDV相談の窓口だと思います。これってDV?誰に助けを求めればいい?

震える手で携帯を握りしめていた私は、市のDV相談窓口を検索。そのとき、手が震えでうまくスマホを操作できなかったです。決意をかためて電話しましたが、これが全ての始まりでした。

市のDV相談窓口へ電話しました

元夫の言動が恐怖だと感じ始めたとき、市のDV相談窓口に相談したほうがいいのかな?と前々からDV相談について携帯で検索していました。ここへ連絡すればいいのか・・・。でも、相談したら相談したで、下手に元夫を刺激して、よけいに怖い目に遭うかもしれない。もう少し様子を見よう。そう思っていると、やっぱりまた恐怖を感じるできごとが。

自宅の二階へ逃げてDV相談窓口へ電話をしましたが、追いかけてきた元夫がスマホを取り上げ、電話を切ってしまった。名前と住所をDV相談窓口に伝えただけ。それが初めての電話でした。

それから2か月後、また身の危険を感じることがあり、今度は夫が外出中にDV相談窓口へ電話しました。

 

警察へ連絡するよう伝えられました

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市のDV相談窓口へ電話すると、事情を一通りきかれ、「とにかく、何か緊急な出来事があってはいけないから、警察の生活安全課へ連絡して、110番登録をしてください。それからまたお電話ください。」そう言われました。

電話を切ってすぐ、そのまま警察の生活安全課に電話しました。「DV相談をしたのですが、生活安全課で110番登録をするようと言われたのでお電話しました」警察の方へそう伝えると、生活安全課の女性の方へと取り次がれました。

30分ほど話しました。とっても親身になって話を聞いてくださり、110番登録なるものをしてくださいました。そして、一度、署に来てください、と言われたのでした。

 

警察へ来署しました

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これが大変でした。軟禁状態だった私は、どうやって警察へ出向こうか悩みました。無職だった夫はいつも家におり、買い物もついてくる始末。ついてくるというより、買い物は元夫の車に乗せられ連れられるといった状況。今思えば本当に自由がなかったなぁ。なんであんなことになってしまってたんだろうか。

なので、元夫が1人で出かけたのを見計らって、子供を連れて警察署へ行きました。署では電話で話したことを再度話し、これからの対策みたいなのを提案されました。私は離婚したかったんです。でも、離婚の話になると怖い目に遭う。

その怖い目に遭ったタイミングで、110番をしてほしいと言われました。何かアクシデントがなければ警察は動けません。アザなどの写真も残していないし、今の時点で証拠がない。「しばらく様子を見ましょう。DVシェルターに逃げることもできますから」と、女性警察官が対応してくださいました。頼もしい方でした。

 

DV相談所へ逃げました

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正直、このときの記憶はあまりありません。まるで夢のなかにいるような感じでした。どれくらいの心の痛みだったのか、どんな行動をとって、誰とどんな会話をしたのか・・・。胸騒ぎと不安だけは覚えています。これから自分と子供はどうなるんだろう。不安しかありませんでした。現在のような自由で開放的で、忙しいけど楽しい毎日を送れるなんて想像もできませんでした。

離婚調停の申立書を投函した時点で、DV相談所まで避難するよう警察から指示がありました。元夫は寝ている。そのうちに、通帳や子供のオムツなど荷物を簡単にまとめ、シェルターに入る準備をしました。私の車は元夫の車で封鎖されており、車が出せなかったので、元夫が寝ているすきにバスでDV相談の窓口まで行きました。

警察は、危険があってはいけないのでDVシェルターに入りなさいという指示。でも、DV相談所へ逃げたのに、そう簡単にはシェルターに入所させたくない市のDV担当たち。貯金は底をつき、通帳の金額はゼロ円の私。所持金は逃亡費用の2万円のみでした。

 

DV相談担当vs警察

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昔、元夫が私の実家に押し掛けた経緯もあって、市のDV担当は、実家に避難するのも危険であるなら、その2万円で少し遠くに離れたホテルに泊まってくださいという指示。

そこから、市のDV相談担当者と警察の電話でのやりとりが始まりました。もし、何かあってはいけないので、絶対安全なDVシェルターへ非難させたい警察。傷ひとつない、緊急に命の危険性がない私をシェルターへ入所させたくない市のDV相談担当。

この2者がお互いに電話を何度も掛け合い、長いやり取りが続きました。

2時間ほど経ったころ、1歳の子供も疲れ果て、らちのあかない状況に私も疲弊してしまいました。「自己責任です。実家へ帰ります」そう告げてDV相談窓口を後にしました。

母の職場の近くまで電車で向い、そこから母と一緒に実家へ帰りました。

 

突然DVシェルターに入所が決定

実家へ帰ったあとが、家族を巻き込んで大変なことになりました。事情を知っているのは母のみ。なのに、実家へ警察から電話があり、祖母が対応。警察からということで、祖母もビックリ!「どないしたん!?」と、とても心配そうでした。本当に心配をかけましたが、さらに驚いたのが、警察が「DVシェルターに避難しましょう」と。え!?今から!?もう夜の7時ごろ。実家から警察署へは車で1時間ほど。1歳の息子を連れてDVシェルターへ避難することに決まったのは、このときでした。

私がDV相談窓口を去った後も、警察の方がうまく話をまとめてくださったんだと思います。突然のことでとても驚きましたが、本当に感謝しています。