私が考えるアクリル画の描き方シリーズ、
第6回はクラシックな油絵画法です。
子供の頃から図書館の画集などで、
重厚な油絵作品を見るのが好きでした。
やっぱりヨーロッパの名画とかに憧れがあります。
今も油絵を描きたい気持ちはあるのですが、
匂いが気になったり扱いが難しかったりで、
アクリル絵具を使っています。
さて、レンブラントという巨匠をご存知かと思います。
レンブラントふうの絵が描いてみたくて、
猫カフェで撮影した参考写真を元に描いてみました。
下処理してジェッソを塗った木製パネル(サイズSM)に描いています。
鉛筆で軽く下描きした上に、
まずは、ゆるく溶いたローアンバーとチタニウムホワイトで下塗り。
形を修正しながら少しずつ色を足しています。
イエローオーカー、バーントシェンナ、カドミウムレッドM、ボーンブラックの
4色を加え、全部で6色で描いています。
ジェルを多めにして、部分的にモデリングペーストも加えて、
油絵ふうに盛り上げています。
そして完成したのがこちら↓
"Rembrandtesque Cat”(「レンブラントふうの猫」)
絵具の色数を制限することで、古風な味わいが出ると考えています。
明部は厚塗りで盛り上げて、またその上にグレーズしたり、
そんな繰り返しで重厚感を出すようにしています。
部分拡大↓
いかがでしょうか?
まあなんとなく、
クラシックな油絵ふうになったかなと思います。
アクリル絵具は厚めに盛り上げて塗っても、乾くと痩せてしまうので、
メディウムの使い方とか、
まだまだ研究したいと考えています。