こんなお悩みにお答えします。
【この記事の内容】
- 「大阪周遊パス」というお得な切符を紹介します(内容、値段、発売期間、購入方法、使い方)。
大阪や堺をできるだけ安く、お得に観光したいというあなたは、まずは「大阪周遊パス」という切符をチェックしてみてください。
「大阪周遊パス」は、大阪市内の地下鉄とバス、私鉄5社の乗り放題と、約40カ所の観光施設の無料利用がセットになったものです。
そして、値段が、関西人もびっくりの安さなんです。
無料対象の観光施設は、有名なところはだいたいカバーしています(海遊館、USJは対象外)。
あなたのお目当ての場所が入っていたらがラッキー。交通費をあわせて、かなりお得に回れますよ。
ここでは「大阪周遊パス」の内容、値段、発売期間、買い方(購入方法)、使い方をまとめました。【2024年版】
「大阪周遊パス」ってどんな切符?
はじめに、「大阪周遊パス」がどんなものか、内容や特徴を紹介していきます。
地下鉄、私鉄、バスが1日乗り放題!
「大阪周遊パス」では、大阪、堺市内の地下鉄、シティバス、私鉄(阪急・阪神・近鉄・南海・京阪)の指定区間を1日乗り放題できます(乗り降り自由)。
これらの交通機関を乗り継ぐことで、大阪や堺にある多くの観光地へ、交通費を気にすることなく行けます。
【1日乗り放題できる路線と区間】
大阪メトロ(地下鉄) | 全線(ニュートラム、いまざとライナー含む) |
大阪シティバス | 一般路線バスの全線(USJゆき、IKEA鶴浜ゆきは除く) |
阪急電車 | 大阪梅田駅~神崎川駅・三国駅・相川駅、下新庄駅~天神橋筋六丁目駅 |
阪神電車 | 大阪梅田駅~尼崎駅、大阪難波~尼崎駅 |
近鉄電車 | 大阪難波駅~今里駅、大阪阿部野橋駅~矢田駅 |
南海電車 | 難波駅・汐見橋駅~堺駅・中百舌鳥駅 |
京阪電車 | 淀屋橋駅・中之島駅~千林駅 |
※上記以外の電車やバス(JR、阪堺電車、近鉄バス、阪急バスなど)は利用できません。
※乗り放題の範囲外へ乗り越す場合は、境界駅からの通常運賃が別にかかります。
約40か所の観光施設が無料!使い方は簡単
「大阪周遊パス」には、対象の観光施設やサービス、文化施設(約40カ所)の入場や利用が含まれています。
利用無料の主な対象施設(順不同)
- 梅田スカイビル空中庭園(15時まで)
- 絹谷幸二天空美術館
- HEP FIVE観覧車(梅田)
- 大阪くらしの今昔館
- 中之島リバークルーズ
- 国立国際美術館(コレクション展)
- 大阪企業家ミュージアム
- とんぼりリバークルーズ
- ワンダークルーズ
- 上方浮世絵館
- 道頓堀ZAZA(お笑いライブのみ)
- 通天閣
- 通天閣タワースライダー
- 天王寺動物園
- 四天王寺
- 大阪城天守閣
- 大阪城西の丸庭園
- 大阪城櫓の特別公開(期間限定)
- 海洋堂フィギュアミュージアムミライザ大阪城
- 大阪城御座船
- 大阪水上バス「アクアライナー」
- よりみちサンセットクルーズ
- 大川さくらクルーズ(期間限定)
- 大阪歴史博物館
- ピースおおさか(大阪国際平和センター)
- 天保山大観覧車
- 帆船型観光船「サンタマリア」デイクルーズ/トワイライトクルーズ
- キャプテンライン
- レゴランド・ディスカバリー・センター大阪(要予約)
- ジーライオンミュージアム
- さきしまコスモタワー展望台
- 咲くやこの花館
- 大阪市立自然史博物館(常設展)
- 大阪市立長居植物園
- さかい利晶の杜
- 堺市博物館
※一部の施設では、利用可能の曜日や、期間、時間帯が限定されています。
※最新の対象施設は公式サイトで確認ください。随時入れ替えが行われます(最下方にリンクがあります)。
無料対象の施設での使い方は、入口や受付で「大阪周遊パス」に印刷されているバーコードを読み取ってもらうだけです。
窓口に並ばなくて済むので、スムーズに入場・利用できます(遊覧船や劇場は除く)。
なお、各施設とも利用無料は1回だけです。再入場(利用)はできません。
特典施設や店舗で割引など優待も受けられます。
「大阪周遊パス」には、対象の施設やお店で、料金の割引や記念品プレゼントなどの優待が受けられる特典もついています。
優待特典が受けられる主な施設(順不同)
- 国立国際美術館(特別展)
- レゴランド・ディスカバリー・センター大阪(予約なし)
- 通天閣特別屋外展望台「天望パラダイス」
- 大阪市立自然史博物館(特別展)
- 大阪市内定期観光バス「OSAKA SKY VISTA」
- ドン・キホーテ道頓堀観覧車「えびすタワー」
- 忍者トリックハウス(エディオンなんば本店)
- 山本能楽堂
- ハルカス300(展望台)
- あべのハルカス美術館
- スパワールド
- 空庭温泉
- 堺伝匠館
- エキスポシティ(万博記念公園)
- 尼崎城 など
※最新の対象施設やお店は公式サイトで確認ください(下方にリンクがあります)。
この優待特典の使い方は、施設やお店で「大阪周遊パス」を提示するだけです。
子供用は発売していません
「大阪周遊パス」は大人用のみの発売となっていて、子供用はありません。
「大阪周遊パス」の値段は?(2024年版)
「大阪周遊パス」の値段は下記の通りとなっています(大人のみ)。
2024年版
1日券大人 | 3,300円 |
この値段のなかには、電車やバスの交通費だけではなく、観光施設40か所の入場料や利用料が含まれていますので、かなり格安です。
ちなみに「大阪周遊パス」で利用できる施設の通常料金を、単純に合計すると、20,000円ほどします。
例えば、人気観光地の梅田スカイビル空中庭園の入園料は1,500円、通天閣のタワースライダー(滑り台)は1,000円です。
そして、交通費を考えると、元はすぐに取れます。
【参考】主な区間の普通運賃など
【大阪地下鉄】運賃幅(片道) | 190円~390円 |
【大阪地下鉄】梅田駅~難波駅(片道) | 240円 |
【大阪地下鉄】梅田駅~大阪港駅(片道) | 290円 |
【大阪地下鉄】新大阪駅~難波駅(片道) | 290円 |
【大阪シティバス】初乗り運賃(均一運賃) | 210円 |
【大阪地下鉄・シティバス】1日乗車券(乗り放題) | 平日820円、土日祝620円 |
【阪急電車】大阪梅田駅~十三駅(片道) | 170円 |
【阪急電車】大阪梅田駅~淡路駅(片道) | 200円 |
【阪神電車】大阪梅田駅~尼崎駅(片道) | 250円 |
【阪神電車】大阪難波駅~尼崎駅(片道) | 220円 |
【阪神電車】大阪難波駅~西九条駅(片道) | 340円 |
【近鉄電車】大阪難波駅~鶴橋駅(片道) | 240円 |
【近鉄電車】大阪阿部野橋駅~矢田駅(片道) | 240円 |
【南海電車】難波駅~堺駅(片道) | 260円 |
【南海電車】難波駅~三国ヶ丘駅(片道) | 340円 |
【京阪電車】淀屋橋駅~京橋駅(片道) | 170円 |
【京阪電車】中之島駅~京橋駅(片道) | 280円 |
【参考】主な無料対象施設の通常利用料金
大阪城天守閣 | 600円 |
梅田スカイビル空中庭園 | 1,500円 |
通天閣 | 1,000円 |
通天閣タワースライダー | 1,000円 |
天王寺動物園 | 500円 |
大阪歴史博物館 | 600円 |
天保山大観覧車 | 900円 |
レゴランド・ディスカバリーセンター大阪 | 2,800円 |
大阪城御座船 | 1,500円 |
とんぼりリバークルーズ | 1,200円 |
観光船「サンタマリア」クルーズ(デイクルーズ) | 1,800円 |
大阪水上バス「アクアライナー」(大阪城・中の島) | 1,800円 |
キャプテンライン(USJ~海遊館連絡船往復) | 1,700円 |
海洋堂フィギュアミュージアムミライザ大阪城 | 1,000円 |
「大阪周遊パス」の発売期間と有効期間は?(2024年版)
2024年版の「大阪周遊パス」の発売期間と有効期間は、このようになっています。
発売期間(買える期間)
【2024年版】
2024年(令和6年)4月1日~6月16日
有効期間(使える期間)
2024年(令和6年)4月1日~6月30日のうちの好きな1日。
※電車・バスと、無料対象施設の利用は同じ日に限ります。
※利用当日、電車とバスは始発から終電まで乗り放題できます。対象の施設はその日の営業時間内で利用できます。
※「優待」対象の施設や店舗の優待特典は、2024年6月30日まで受けられます。
「大阪周遊パス」の買い方は?(購入方法)
「大阪周遊パス」(2024年版)は、関西空港とインターネットでの限定発売です。
関西空港で買えるところ
関西空港では、「関西ツーリストインフォメーションセンター 」で購入できます。
関西ツーリストインフォメーションセンター
- 場所:第1ターミナルの1階南側
- 営業時間:9時~17時
- 公式サイト:https://www.tourist-information-center.jp/kansai/ja/kix/
インターネットで買えるところ
インターネットでは「Klook」というサイトで購入できます。
支払い方法は、クレジットカード、デビットカード、PayPay(ペイペイ)から選べます。
なお、「大阪周遊パス」は、チケットレスではありません。
大阪に着いたら、下記の場所で、サイトに表示されるバウチャー(購入証)で「大阪周遊パス」の現物(実券)に引き換える必要があります。
※最新の営業時間を確認ください。
関西空港 | |
難波・心斎橋 | |
梅田 |
|
京都 |
|
「大阪周遊パス」公式サイト
「大阪周遊パス」で利用できる対象施設や特典施設などの最新情報は公式サイトで確認ください。
【鉄道会社の公式サイト】
電車やバスの交通機関無しで、対象施設も少なめで、値段が安い「大阪楽遊パス」というものもあります。
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